イギリスで 2000 人の女性を対象に行われた調査の結果なのだが、 女性がもっとも老けて見えるのは「水曜日の午後 3 時半」 という結果が出たそうなのだ。しかもカラダも肌も疲れがたまってくる水曜日には本来ならスキンケアを入念にして、お風呂にでもゆっくりと入ってぐっすり寝たいところなのだが、疲労のあまりスキンケアは放棄気味で入浴もシャワーでという女性が増えているそうなのだ。そんな「魔の水曜日」を乗り切り 1 週間を元気に過ごすためにも、 睡眠の質を上げる「正しいお風呂の入り方」というのあるそうで、入浴すると疲れがとれ血行がよくなることからリラックスができ、このためぐっすりと眠ることができると肌もうるおうということで、こうなるとバスタイムがますます楽しくなってくるというのだ。
人は体温が下がると眠くなるという性質があって、夕方以降は徐々に深部体温が下がっていき夜になるとさらに下がるので自然と眠くなってくるという。眠りが深いときほど体温は大きく低下してきるそうで、そのため寝つきをよくするためには身体の深部体温を下げなくてはならないというのだ。身体深部体温が下がるのはだいたい 1 時間ほどかかるとされ、寝る時間から逆算して入浴することが大事となってくる。しかし寝る直前に入浴してしまうと深部体温は上がったままで下らず、そのため眠くならなかったり寝付きが悪くなったりするというのだ。寝る前の温まりすぎには注意することが必要だが、特別に変わった入浴法をしなくても 「気持ちいい」と感じる温度で 15 分入浴するだけでリラックスできるしよく眠れるようになる という
眠りとの関係では入浴のメリットとして大きな注目を集めており、目覚めがよく日中眠くならないのが「いい睡眠」でこの 2 つのうち 1 つでも欠けているなら改善の余地があるという。もともと人間の身体には体温のリズムがあって朝の 4 時~ 5 時がもっとも体温が低く、午後にかけて上昇し夜の 6 時~ 7 時ごろにもっとも体温が高くなるというのだ。そして人間が眠気を感じるのは体温が下がったときで、 夜に向けて上がった体温をいかにスムーズに下げるかが入眠のカギだという。 そのために重要な役割を果たすのが入浴で、逆に体温が上がってしまうと考えられるが 1 度体温を上げることでかえって血管が拡張し熱を放出しやすくなり、 体温がよりスムーズに下がることで入眠もスムーズになるという仕組みだというのだ。
入浴の中でも「全身浴」は文字通り首まで浸かる入浴法なのだが、首を温めることで自律神経や内臓の血液循環までがよくなりリラックス効果が得られるというのだ。「半身浴ダイエット」などで有名になった「半身浴」はみぞおちあたりまで浸かる入浴法で、全身浴よりも長時間浸かることができるため身体の芯からしっかりと温めることができ、心臓にも負担をかけないというメリットがあることから、その日の体調に合わせて入り分けしてみるとよいという。もっとも 半身浴についてはそもそも心臓が弱い人むけの入浴法 であり、長くお湯につかると入浴後の肌が乾燥しやすくなるデメリットもあるとの指摘もあって、体を冷やさないように 冬場はあらかじめ浴室を温めておくといった準備も必要だというのだ。
目覚めがよく日中眠くならないのが「いい睡眠」だというが、この 2 つのうち 1 つでも欠けているなら改善の余地があるそうなのだ。 お風呂にはゆっくり浸かるのが理想的で 38 ~ 40 度くらいのぬるめのお湯に 20 ~ 30 分ほどつかるとよいそうなのだ。アスリートの疲労回復法として知られる冷たい水と熱めのお湯を交互に浴びる「温冷交代浴」には、自律神経の調整機能を整える効果があるというが、温かいお湯につかり水シャワーを浴びるといった簡単なやり方ではあまり意味がないそうで、本来の効果を得るには水道水レベルの冷たさではなくて、バケツに氷水を用意しもう息ができないくらいの冷たい水じゃないと効果は期待できないそうなのだ。それと長湯をしないように気をつけることも必要だというのだ。
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