私もそうなのだが他の世帯がどのくらいの貯蓄をしているのか気になっているという人も多いのではないというなかで、私の場合破堤内意退職後の再雇用も今年で終了して老後の資金を取り崩す立場になってのだが、老後資金を準備しているような世帯では他の家庭を参考にしたいという方もいるのではないだろうかという。その際に目安となるのが世帯当たりの貯蓄額の平均だというのだが、金融広報中央委員会が公表した今年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、平均貯蓄額は二人以上世帯で 1139 万円となっていて身者世帯で 645 万円だったという。貯蓄額が少ない順に並べてちょうど真ん中にあたる世帯の貯蓄額である中央値は二人以上世帯で 419 万円の単身者世帯で 45 万円でした。
金融資産を保有している世帯のみ での結果は二人以上世帯で 1537 万円とされ単身者世帯で 1059 万円だし、金融資産を保有している世帯のみの中央値は二人以上世帯で 800 万円となっており、単身者世帯で 300 万円となっているそうなのだ。この結果を見て「自分の生活実感とかけ離れている」と感じた人や「自分の家庭はそんなに貯金をしていない」と焦ってしまう人もいるだろうが、これは世帯の平均の貯蓄額は富裕層など多くの貯蓄を持つ人も含めた値の平均値となっているためで、一般の人の貯蓄額のイメージを持つためには「平均値」ではなく「中央値」が参考になるという。ちなみに世帯の貯蓄額の中央値をみてみると先ほど見たように 1000 万円強という値が出ており、先ほどの平均値よりは小さな値となっている。
こうした貯蓄額等の調査は平均の数値をみるだけではなく、多面的に見て自分の家計はどうなのかと確認することが大切だと言われており、貯蓄額の過去 10 年の推移を見ていると大きく減少傾向となっているというのだ。今年の平均は 1139 万円となっているが 10 年前には 1638 万円となっていたそうで、平均でこの 10 年ほどで 500 万円以上減少したことになるという。また中央値で見ると10年前は 988 万円だったが今年は 419 万円となっているという。家計を健全に管理するには貯蓄額だけチェックしていてもうまくいかないそうで、住宅ローンを始めとする「負債」がいくらあるのかきちんと把握し、今の家計で無理はないのか貯蓄とのバランスは取れているのかを確認する必要が重要なのだというのだ。
先に紹介した平均貯蓄額と同じデータである「家計の金融行動に関する世論調査」から、二人以上世帯の負債の状況をまとめた借入の有無の質問に対して、二人以上世帯で借金等の負債が「ある」と回答したのが 41.8 %だったという。その借り入れがある世帯での借入金残高は平均 1587 万円で中央値は 1200 万円となっているそうなのだ。中央値は昨年から 200 万円の増加で平均値は昨年調査から、 113 万円の増加しこの 10 年で最高額となっているという。借入の目的としては住宅ローンが 67.1 %で平均は 1399 万円と、昨年と比べて約 50 万円増加しているそうなのだ。貯蓄額から負債を差し引いた純貯蓄額は 511 万円ということになり、昨年から貯蓄は減り負債が増えているのが実態だという。
平均貯蓄額だけをみると自分事にしづらいのだが、「負債」も考慮すると実際の貯蓄額はそれほど多くないことがわかるという。貯蓄も負債も各家庭によって異なるものなのだが、こうした観点で自分の家庭の「貯蓄と負債」の実態を把握することが大切だという。もしも貯蓄に余裕があるのであれば住宅ローンの繰り上げ返済をして負債を減らすことを検討するべきで、貯蓄に余力がないのであれば無理に繰り上げ返済をせず手元の資金をしっかりと残しておく必要があるというのだ。また家計の資産と負債のバランスを意識していない人は二人以上世帯で 64.1 %もいるし、単身者では 2.2 %にもなるといわれている。こうしたデータを見比べて貯蓄と負債の関係バランスを意識することが大切だというのだ。
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