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2014年01月11日
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テーマ: ガン・拳銃(4)
カテゴリ: 航空&ミリタリー
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 ミハイル・チモフェエヴィチ・カラシニコフは1919年11月10日ロシアで生まれた。

 銃器設計者。

 史上もっとも大量に製造され拡散している小銃「AK-47」(別名「カラシニコフ突撃銃」)の設計者。

 2013年12月23日没。



 [人と技術と情報の界面を探る]
カラシニコフの死とAK-47と核兵器
​​ 2014/01/10 松浦 晋也=ノンフィクション作家
 昨年末の12月23日、ロシアの技術者、ミハイル・カラシニコフが死去した。享年94歳の大往生だった。彼の代表作である自動小銃「AK-47」は、「20世紀の歴史を変えた工業製品」を列挙するなら、間違いなくIBM PCやMacintoshなどと並んで博物館に収まるだろう。それほど大量に生産され、世界中で広く使われ、歴史を変えた。
 …(略)…
 AK-47は自動小銃の傑作だった。部品点数は少なく、誰でも簡単に分解整備ができた。たとえ十分な潤滑油がなくとも動作したし、砂塵の中で扱っても、泥水に浸かった行軍の後でも、引き金を引けば確実に弾丸を発射した。多少サビが出ている弾丸を撃っても壊れなかった。

 さらにAK-47は、作りやすかった。部品の工作精度が低くても問題が出ないように設計段階から工夫されていた。不十分な工作機械でも、熟練していない工員でも、AK-47の部品を作ることができた。
 …(略)…
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 AKはシンプルな設計で量産にも向いており、「どんなに乱暴に扱われても壊れない」「グリスが切れようが水に浸かろうがまだ撃てる」と言われるほどの、並外れた耐久性を備えていた。

 このため旧共産圏をはじめ、発展途上国等でライセンス生産品やその改良型、コピー品が続出。

 半世紀を経た後も世界中で広く用いられている。

 カラシニコフが設計した小火器は、簡潔な設計で耐久性に優れ、過酷な環境でも確実に作動して、多くの軍人(政府軍、正規軍)、反政府勢力(反政府軍、ゲリラ)からの信頼をかち得た。
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最終更新日  2019年07月09日 20時48分44秒
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