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2020年07月19日
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テーマ: F1(102)
 年寄りにはジャック・ブラバムとデニス・ハルムとロン・トーラナックはオーストラリアン三羽烏。
 お隣のニュージーランドからはブルース・マクラーレンが出張って、欧米で大活躍していた。


ラルト生みの親、ホンダとも縁の深い
ロン・トーラナックが逝去 ​。
95歳
2020/7/17(金) motorsport.com 日本版
 レースコンストラクター『ラルト』の生みの親であり、ブラバムの共同創設者でもあったロン・トーラナックが亡くなった。
 95歳だった。
 1925年にイギリスで生まれたトーラナックは、数年後に家族と共にオーストラリアに移住。
 14歳で学校を中退し、オーストラリア空軍に入隊して戦闘機パイロットとして訓練を受けた。
 その後、1950年代初頭から兄のオースティン・ルイスとヒルクライムカーの製造を開始し、そのマシンにはふたりのイニシャルをとって『ラルト』(RALT=Ron and Austin Lewis Tauranac)と名付けられた。
 トーラナックはオーストラリアでのヒルクライムレースを通してジャック・ブラバムと知り合い、ブラバムがヨーロッパに拠点を移した後も連絡を取り合う関係となっていた。
  そしてトーラナックは1960年にイギリスに戻り、ブラバムと共にモーターレーシング・デベロップメント社を設立。
 これが1992年までF1に参戦することとなるブラバムチームの始まりである。


 ブラバムチームは1966年にブラバム自らのドライブでF1タイトルを獲得すると、翌1967年にはデニス・ハルムがチャンピオンに。
 その後も様々なフォーミュラカーレースで成功を収めた。
       ​
 またラルトは、ホンダ製のエンジンを搭載したF2マシンで1980年代のヨーロッパF2を席巻。
 1960年代のF2でもブラバム・ホンダで全盛期を築いたトーラナックは、ホンダと非常に縁の深い人物であった。
 さらにF3では、ラルトのマシンを駆るアイルトン・セナらをチャンピオンに導いた。
 その後トーラナックはラルトをマーチに売却し、オーストラリアへと戻り一線を退いた。
  ― 引用終り ―


 ラルトのF3マシンはアイルトン・セナの他、ミカ・ハッキネンらがチャンピオンを獲得した。
 ラルトは、F2やF3といったF1を頂点としたピラミッドとなるカテゴリーを支えた。
 トーラナックは、ホンダのレース活動と縁が深かった。
 ホンダがラルトのF2にエンジンを供給していた1966年、そして1980年代のF2でラルトのマシンはカテゴリーを席巻した。
 1995年には、レーシングカーデザイナーとして、佐藤琢磨も在籍したSRS(鈴鹿サーキット・レーシングスクール・)』のフォーミュラカーをデザインした。
       ​
 ジャック・ブラバムは1970年に引退し、MRDとブラバム・チームの運営をトーラナックに任せ帰国した。
 ヨッヘン・リントのマネージャーだったバーニー・エクレストンが名門ブラバムチームを買収し、チームオーナーとしてF1界に人脈を形成し、後に現在のF1をビジネスモデルとして定型化した。
      ​
 モーターレーシング・デベロップメント(MRD)の2代目オーナーは、現代のF1のビジネスモデルを築いた。





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最終更新日  2020年07月19日 16時00分05秒
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