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2020年12月26日
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テーマ: 昭和歌謡曲(22)
カテゴリ: 訃報、消息
 作詞家、直木賞受賞作家のなかにし礼氏が12月23日、心筋梗塞で死去。
 1970年代前後、テレビの歌謡曲番組で「作詞 なかにし礼」は頻繁に耳にした。
        ​

作詞家なかにし礼さん死去 82歳
「北酒場」などレコード大賞3曲受賞
 2020年12月25日 スポーツ報知
 「北酒場」(細川たかし)、「天使の誘惑」(黛ジュン)、「今日でお別れ」(菅原洋一)などで知られ、作家としても「長崎ぶらぶら節」で直木賞を受賞した作詞家で小説家のなかにし礼(本名・中西禮三=なかにし・れいぞう=)さんが23日午前4時24分、心筋梗塞のため東京都内の病院で死去したことが分かった。
 82歳だった。
 葬儀・告別式は家族のみで行う。
 喪主は妻・中西由利子(なかにし・ゆりこ)さん。
 なかにしさんは2012年に食道がんを発症。
 15年には食道につながるリンパ節にがんが再発し、手術を受けた。
 心臓にも持病があり、16年にはペースメーカーを埋め込む手術を受けた。
 その後は闘病を続けながら、精力的に著書を執筆。
 今年10月には「作詩の技法」を刊行していた。
 関係者によると、先月中旬ごろから心臓の状態が悪化し入院していた。
        ​
 なかにしさんは38に旧満州の中国・黒竜江省牡丹江市に生まれ、終戦後に帰国。
 立教大卒業後、シャンソンの訳詞家としてデビュー。
 68年「天使の誘惑」、70年「今日でお別れ」、82年「北酒場」で3度、日本レコード大賞を受賞した。
 手がけた楽曲は4000曲を超える。
        ​
 その後は作家活動に軸足を移し、1999年「兄弟」で直木賞ノミネート。
 翌2000年の「長崎ぶらぶら節」で同賞を受賞した。
 またテレビ朝日系「ワイドスクランブル」など情報番組のコメンテーターとしても活躍した。
  ― 引用終り―
        ​​
 Wikipediaのリストから明らかに覚えている楽曲だけピックアップ。
 驚くほど多い。

朝丘雪路 - 「雨がやんだら」(1970年)
梓みちよ - 「風来坊」(1968年)
アン・ルイス - 「グッド・バイ・マイ・ラブ」(1974年)
いしだあゆみ
「喧嘩のあとでくちづけを」(1969年)
「あなたならどうする」(1970年)
「何があなたをそうさせた」(1970年)
石原裕次郎
「みんな誰かを愛してる」(1979年)西部警察主題歌
「時間よお前は」(1982年)西部警察主題歌
「勇者たち」(1983年)西部警察主題歌
奥村チヨ
「恋の奴隷」(1969年)
「恋泥棒」(1969年)
「中途半端はやめて」(1970年)
川中美幸 - 「愛は別離(わかれ)」
(1986年、『必殺仕事人Ⅴ・旋風編』『風雲竜虎編』主題歌)
北島三郎 - 「まつり」(1984年)
キャンディーズ - 「哀愁のシンフォニー」(1976年)
黒沢年男/なかにし礼 - 「時には娼婦のように」(1978年、作曲も担当)
グラシェラ・スサーナ -「サバの女王」(1972年)
小柳ルミ子
「京のにわか雨」(1972年)
ザ・ドリフターズ
「ドリフのズンドコ節」(1969年)
※補作詞のみ
「ドリフのほんとにほんとにご苦労さん」(1970年)
※替詞のみ。原詞は野村俊夫
「誰かさんと誰かさん」(1970年)
「ドリフのツンツン節」(1971年)
「ドリフのツーレロ節」(1971年)
        ​
西城秀樹
「サンタマリアの祈り」(1980年)
島倉千代子 - 「愛のさざなみ」(1968年)
菅原洋一
「知りたくないの」(1965年)
「今日でお別れ」(1969年、第12回日本レコード大賞受賞)
ザ・タイガース
「花の首飾り」(1968年)
【補作詞】
        ​
鶴岡雅義と東京ロマンチカ - 「君は心の妻だから」(1969年)
ザ・テンプターズ - 「エメラルドの伝説」(1968年)
ハイ・ファイ・セット - 「フィーリング」(1976年)
【日本語詞】
氷川きよし
「櫻」(2012年、第45回日本作詩大賞受賞)
ピーター(池畑慎之介☆) - 「夜と朝のあいだに」(1969年)
ザ・ピーナッツ
「恋のフーガ」(1967年)
弘田三枝子 - 「人形の家」(1969年)
ペドロ&カプリシャス - 「別れの朝」
(1971年-日本語詞)
細川たかし
「心のこり」(1975年)
「みれん心」(1975年)
「北酒場」(1982年、第24回日本レコード大賞受賞)
黛ジュン
「恋のハレルヤ」(1967年)
「天使の誘惑」(1968年、第10回日本レコード大賞受賞)
「夕月」(1968年)
由紀さおり - 「手紙」(1970年)
ロス・インディオス - 「知りすぎたのね」(1968年、作曲も担当)
        ​​
 ベートーヴェン「歓喜の歌」(交響曲第9番終曲の日本語訳)がなかにし
礼氏とは調べるまで知らなかった。
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最終更新日  2020年12月26日 20時00分06秒
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