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2022年04月01日
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テーマ: 世界平和(317)
カテゴリ: ロシア、ソ連
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 3月20日、ロシア国防省は19日に続き、極超音速ミサイル「キンジャル」を攻撃に使用したと発表した。
 首都制圧などが難航しているとされるロシア軍は、黒海沿岸の要衝の掌握に向け、南部を中心とした攻撃に注力している。ウクライナ軍の頑強な抵抗に窮して、虎の子の最新兵器を使用するに至っている。
 ウクライナ軍の抵抗の原動力となっているのは、歩兵とその携行型兵器類。
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 目標捕捉後撃ちっぱなし可能な、追尾能力を備えた携行型地対空兵器、対戦車兵器の出現で、現代の歩兵は、戦車などの走行車両や航空機に対する破壊力が格段に増している。戦車、戦闘ヘリ不要論が唱えられる所以だ。
 ロシア侵略軍の航空機も、戦車も、ウクライナの地で安泰ではいられない状況が現出した。
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ロシアと戦うウクライナ
ジョナサン・ビール、防衛担当編集委員
  …  (略)  …
 英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のリサーチ・フェロー(空軍力担当)、ジャスティン・ブロンク氏によると、これまでにウクライナで撃墜されたロシア軍機は、ヘリコプターとジェット機あわせて少なくとも20機が目視で確認されている。これは、ウクライナ国防省が撃墜したと主張する数(ロシア軍戦闘機48機、ヘリコプター80機。3月8日時点)よりもはるかに少ない。とはいえ、ロシアがウクライナの制空権を確保するのに苦戦していることはうかがえる。
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マンパッズ(Manpads、1人で持ち運び可能な防空システム)とも呼ばれる、肩撃ち式の防空ミサイル は、西側諸国がウクライナに供給してきた武器の1つに過ぎない。このほか、1980年代に旧ソ連がアフガニスタンに侵攻した際、ソ連軍の戦闘機を苦しめた悪名高い アメリカ製地対空ミサイル「スティンガー」 などもウクライナに渡っている。
 ウクライナに渡った武器の数を正確に知るのは難しい。ウォレス氏は先週BBCに対し、西側諸国は現在「数千」の対戦車兵器と「1000以上」のスティンガーをウクライナに届けていると述べていた。米CNNは米国防当局者の話として、 アメリカと北大西洋条約機構(NATO)同盟国から対戦車ミサイル1万7000基とスティンガー2000基がウクライナに輸送された と伝えた。
 イギリスとアメリカは2月24日の侵攻開始前からウクライナに武器を提供しており、 イギリスからは軽対戦車ミサイル(Nlaws)2000基 が届けられた。それらが、ロシアの機甲部隊を破壊するためにすでに使用されているとの報道について、「そのことを立証する事例証拠がある」とウォレス氏は述べた。
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ライフルと弾薬
 英米以外のほとんどの国は、ロシアの侵攻に対応するためにウクライナへの武器の輸送を開始した。武器をウクライナに提供しているのはあわせて14カ国で、 長らく中立を維持し、NATOに加盟していないスウェーデンやフィンランドも加わってる 。両国とも、数千もの対戦車兵器をウクライナに送っている。
 ドイツはウクライナに対戦車兵器1000基とスティンガー500基を提供している。バルト諸国はスティンガーや、射程2.5キロメートルで世界で最も効果的な対戦車兵器の1つである対戦車ミサイル「ジャベリン」など数千基を提供している。ウクライナはすでに、ロシア軍のT-72戦車数台の破壊に成功したとしている。
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 最近ウクライナに輸送された武器には、アサルトライフル銃や機関銃が数万丁、対戦車地雷、弾薬数百トンのほか、防弾チョッキやヘルメット、医療品も含まれる。
  ―  引用終わり  ―
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 アフガン紛争初期、優勢だったソ連を泥沼の戦いに引き込んだのは、CIAがイスラムゲリラ勢力に供与した米国製スティンガー地対空ミサイルだった。
 ソ連軍は、山岳地帯の戦闘に効果的と考えられていた戦闘ヘリによる空挺作戦をすすめることが困難になった。
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ウクライナ兵1人でも対抗可能 攻撃ヘリの能力と限界
白石 光(戦史研究家)
2022.03.20 乗りものニュース
 ロシア軍の各種ヘリコプターがウクライナ軍の対空ミサイルなどによって次々と撃墜されています。そのなかには攻撃ヘリも。戦車や歩兵にとって攻撃ヘリは脅威といわれますが、実情はどうなのでしょうか。
  …  (略)  …
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ウクライナで攻撃ヘリが飛び回れない理由
 ヘリコプターは、垂直離着陸が可能であることから、滑走路を備えた飛行場の必要がないため、車両で移動する整備補給ユニットと組み合わせて、野戦運用しやすいという強みがあります。この長所から地上部隊の進軍にあわせて最前線に投入されやすいのですが、今回のウクライナのように対空戦闘能力が高い場合、大口径機関砲や対空ミサイルの餌食になりやすい軍用機でもあります。
 長・中距離防空を担う地対空ミサイル・システムと、短距離防空を担う対空自走砲や対空火器、さらに近接防空を担う個人携行地対空ミサイルを完備した敵の正規軍との交戦では、まずは砲撃や攻撃機による対地攻撃で地対空ミサイル・システムや対空自走砲、対空火器を無力化。その後が攻撃ヘリの出番となりますが、 敵が個人携行地対空ミサイルを潤沢に装備していたら、当初投入される攻撃機に発見・攻撃されずに生き残り、続く攻撃ヘリもその攻撃を受ける覚悟をしなければなりません。
 これがウクライナでロシア軍の攻撃ヘリが苦戦している理由です。兵士ひとりで運搬・射撃が可能な携行型ミサイルの場合、上空からは見つけにくく、神出鬼没の存在です。それでいて脆弱な回転翼部分やエンジンなどに一撃食らったら、ヘリは即墜落してしまいます。
  ―  引用終わり  ―
 スティンガーは目標補足能力が向上していった。
 スティンガーはミサイル本体の収納された使い捨て式発射筒、グリップ・ストックと呼ばれる再利用可能な発射装置、冷却用ガスとバッテリーが一体化したユニット(BCU)、ケーブルで接続されたIFF装置から構成される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 FIM-92 スティンガー(FIM-92 Stinger)は、携帯式防空ミサイルシステムである。アメリカのジェネラル・ダイナミクス社が1972年から開発に着手し1981年に採用された。「スティンガー」は、英語で「毒針」の意。
概 要
 FIM-92 スティンガーは、FIM-43 レッドアイ 携行地対空ミサイルの後継として1967年に開発が始まったもので、開発においては、どのような状況下でも使用できる全面性と、整備性の向上、敵味方識別装置(IFF)の搭載に主眼が置かれた。
 主目標は、低空を比較的低速で飛行するヘリコプター、対地攻撃機、COIN機などであるが、低空飛行中の戦闘機、輸送機、巡航ミサイルなどにも対応できるよう設計されている。このため、誘導方式には高性能な赤外線・紫外線シーカーが採用され、これによって目標熱源追尾能力(発射後の操作が不要な能力)を得ている。
  ―  引用終わり  ―
 携行型多目的ミサイル・ジャベリンは1名で運用可能であるが、通常は射手と弾薬手の2名で行う。弾薬手は、発射時の周囲警戒も担当する。 ジャベリンは、タンデム弾頭を備え、戦車に着弾するとまず小さなサブ弾頭が爆発。その後、より強力なメイン弾頭が爆発して装甲を貫通する。特に、弾頭の爆発を分散させて被害を食い止める爆発反応装甲を備えたロシアのT-90戦車など、主力戦車の装甲を貫通する能力を持つ。
 ジャベリンはウクライナ軍の抵抗の象徴と呼ばれた。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FGM-148 ジャベリン(英語: FGM-148 Javelin)は、アメリカ合衆国でドラゴン対戦車ミサイルの後継として開発された歩兵携行式多目的ミサイル。
概 要
 主な目標は装甲戦闘車両であるが、建築物や野戦築城、さらには低空を飛行するヘリコプターへの攻撃能力も備える。完全な「撃ちっ放し」(ファイア・アンド・フォーゲット)機能、発射前のロックオン・自律誘導能力、バックブラストを抑え室内などからでも発射できる能力などを特長とする。
  ―  引用終わり  ―
 NLAWはスウェーデンと英国の共同開発。ロシア軍に大打撃を与えているという。
 基本的に車両など水平方向に移動する目標が対象で、航空機には不向きだが、ヘリコプターには有効。通常のATMと比べ複雑な誘導システムなどを採用していないため、重量は12.5kgとライバルのATMと比べて軽い。


​ NLAW ​
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概 要
 2002年にスウェーデンのサーブボフォースダイナミクスとイギリスのタレスエアディフェンスによって開発され、イギリスはLAW 80の後継として採用される。スウェーデンでは名称が異なりRB-57と呼ばれている。フィンランド、ルクセンブルグ、マレーシアなど多数の国に採用され、2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際、侵攻直前にイギリスからウクライナに対し2000発ものNLAWが供与され、ロシア軍に対し大きな損害を与えている。ユニット価格は US$30,000〓33,000。(英語版 Wikipedia による。)
  ―  引用終わり  ―

 携行型兵器で戦闘ヘリ、輸送ヘリ、戦車、装甲兵員輸送車などを破壊されると、人的にも、金銭的にもロシア軍は被害が大きい。
 ウクライナ軍は歩兵であり、歩兵はどこにでも潜んでいる可能性がある。攻撃対象は確定しがたく、ベトナム戦争時の米軍と同じように、ロシア軍は無差別攻撃をとるしかなくなったと考えられる。
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 ロシア軍による、病院を含めウクライナの人工物すべてを破壊するような無差別攻撃は続く。 これが戦争犯罪でなくて、何が戦争犯罪なのか。
 すくなくとも、戦争犯罪を犯した当事国が、常任理事国として拒否権をもつ国連は組織改革を迫られる。中国はどのような反応をみせるだろうか。
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最終更新日  2022年04月01日 06時00分08秒
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