今日は、ずっと行きたいと思っていた広島の平和記念公園へ行ってきた。
天気は晴れていて、空気は少し冷たかったけれど、歩くにはちょうどいい日だった。
公園に足を踏み入れた瞬間、空気がすっと変わるような気がした。
川の流れは静かで、立ち並ぶ木々もどこか厳粛。
あの一瞬で街が壊されたことを想像すると、時間が止まったような気持ちになった。
資料館にも入った。写真や遺品、当時の証言…。
どれも重くて、一つひとつを見ていると胸の奥がじわっと痛くなる。
展示が新しくなっていると聞いていたけれど、伝わってくるものは変わらず強い。
「これは絶対に忘れてはいけない」と自然に思える場所だった。
ただ、ちょっとだけ引っかかったこともある。
公園のあちこちにガイドの人やツアー客がいて、記念写真を撮っている姿を何度も見かけた。
もちろん、訪れた証として一枚残したい気持ちはわかるし、それ自体が悪いことではない。
でも、遺構を背景に笑顔でポーズを決めているのを見ると、
「あれ?ここってそういう場所だっけ…?」と心がざわついた。
これは自分が過剰に気にしすぎているだけなのかもしれない。
けれど、できればもう少し静かに向き合う時間が保たれるといいな、なんて思った。
それでも、来てよかったと思う。
実際に歩いて、見て、感じることでしか得られないものがある。
今日の気持ちを忘れないように、こうして書き残しておくことにした。
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