KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

KUROうさぎの『コンサートを聴いて』

2019.05.05
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カテゴリ: コーラス
​​​​​​​ 鑑賞日:2019年5月5日(日)

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019
Carnets de voyage-ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)

【主催】東京国際フォーラム

昨年はイタリア旅行と重なりパスした5月GW恒例のラ・フォル・ジュルネ、今年のテーマは「ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」。
「さまざまな時代の作曲家たちが旅先で得た刺激の下に書き上げた名作の数々が主役となって、音楽祭を華やかに彩るのです。」とのことで、ある程度『旅』に関連した作品や作曲家を取り上げているが、縛りすぎないのがLFJの良いところか。

これまで毎年参加していたローザンヌ声楽アンサンブルの来日もなく、余り興味持てる公演もないため、最終日の5/5の2公演のみチケットを確保し、山の神と東京国際フォーラムまで出掛た。


ガラス棟に入ると、第15回のモニュメントあり。


これまであったガラス棟天井中央の大きなポスターはなく、青い帯が数本吊るされているのみ。

まずはホールB7へ


公演番号:325/ La Nuit devoilee ヴェールを剥がれた夜
 日時:2019年5月5日(日・祝) 17:00~18:00
 会場:東京国際フォーラム ホールB7
 入場料:¥2,800(指定席2列目)

曲目

 タルボット:「レオン」より
 モンク:ベスト
 プーランク:「人間の顔」より
 ラーシェン:黄昏のハリング
 スローリーエン:イエンデの子守唄
<第2部:夜は影の中で、輝きと結婚する>
 モンク:ユダヤ人の物語/ダンス/夢
 マンデュヤルヴィ:子どもの声
 ペーデシェン:晩祷
<第3部:・・・・・ヴェール、声、ルーン・・・・・>
 タルボット:「レオン」より
 ルボフ:黒は色だ
 トルミス:波のうねり
 グリーグ:「抒情小曲集」op.71から
 ソンメロー/ベーデシェン:結婚行進曲 

出演
 ミクロコスモス室内合唱団
 指揮:ロイック・ピエール

感想
 今回LFJの合唱関係は3団体。その中でLFJ初登場でフランス・ナントでの公演でも好評だったミクロコスモス室内合唱団を選択。
 1989年に指揮者でもあるロイック・ピエールがフランス・トゥールを拠点に創立し、台本・演出も手掛けているとのこと。

 時間となり会場内が暗転、客席後ろのドアから入場し、トーンチャイムの音と共にハミング、歌声を重ね舞台へ。男女30人で各パート7~8人の構成。
 衣装は上は黒色に柄の入ったスカーフを襟に被せ、下は男女ともヒダのある黒スカートで、民族衣装的でもあり近未来的にも感じる。

 演奏は3部構成となっているが、プーランク以降のフランス、北欧、米国等の現代作曲家の曲を組み合わせて、連続して演奏する。
 舞台上では歌いながら位置を変え、歩きながら歌ったり、小太鼓が入ったりと演劇的になっている。 特に客席に散らばってのアンサンブルでは、多くの音階を重ね、立体的に聴かせる。 合唱演奏として、動きを入れたり、客席で歌うことも間々見られるが、1時間の全ステージで行なうのは珍しい。
 今回会場入口で配布されたのは曲目プログラムだけで、訳詞は無し。おそらくは曲の詩にも意味を持たせていると思われるが、出来れば訳詞も配布して欲しいところ。

 一番残念だったのは、会場の音響が最もデッドなB7ホールであったこと。発売されているCDを見ると教会で録音されてものもあり、ぜひ残響の長いホールで聞いてみたい。


 公演終了後、地下Eホールどうにか空席を見つけで帝国ホテルの(ビーフシチューがメニューに無く)チキンカレーを食べ、ホールAへ。



公演番号:315/アメリカ ~JAZZ meetsクラシック
 日時:2019年5月5日(日・祝) 19:00~20:00
 会場:東京国際フォーラム ホールA
 入場料:¥3,000(S席12列目)

曲目
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

出演
 ピアノ:小曽根真
 ピアノ:フランク・ブラレイ
 管弦楽:シンフォニア・ヴァルソヴィア
 指 揮:ミハイル・ゲルツ

感想
 小曽根真の唯一の出演公演で、ラプソディ・イン・ブルーに加えラヴェルのピアノ協奏曲ト長調があったため聞きに行くことに。
 当初ピアニストは小曽根真のみの表記でラヴェルを弾くのか?と思ったが、チケット発売時にはもう一人ピアニストが加わり、やはりラプソディ・イン・ブルーのみ。
 プログラムにも記載あったが、アメリカ訪問中のラヴェルのパーティーにガーシュインが招かれ面識があったとのことでこの選曲になったとのこと。

 一般チケット発売後ホールAで最初に売り切れた公演で、客席は満席、小曽根真人気はさすが。

 時間となりオーケストラ登場、そして曲名に因んでか青いシャツの小曽根真とタキシードの指揮者登場。
 ホールAでもピアノの音はよく聞こえる。オケはLFJ常連のシンフォニア・ヴァルソヴィアで安定した演奏で、個々のパートソロも上手い。
 途中、ホルンとトランペットとのアドリブ演奏を加えるところがいかにも。質の高い演奏で楽しめた。

 小曽根真、指揮者退場後にピアノが入れ替えられ、フランク・ブラレイと指揮者登場。
 ラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」をLFJで聞くのは2回目。2013年「パリ、至福の時」にピアノ清水和音、香港シンフォニエッタの演奏だったが、オケが危なっかしい演奏でそちらに気を取られ楽しめなかった思い出あり。

 今回はオケが安定した演奏で、ダイナミズム、テンポ変化も大きく、ピアノ演奏含め曲全体を十分に楽しめた。1曲目のアドリブ等もあり15分伸びの1時間の公演となった。


 大型ポスターやグッズなど初期の規模を思うと寂しい気もするが、屋台のある地上広場や地下ホールはほとんど空き席なく、人も出ており、これだけの規模のクラシック音楽の公演としては、日本唯一であることは違いない。
 今後もぜひ継続してほしい。


End
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最終更新日  2019.05.09 21:30:22 コメントを書く


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