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糖尿病網膜症について簡単に糖尿病による高血糖が原因で、網膜の血管障害が生じ網膜が障害される病気です。糖尿病または糖尿病の可能性のある人は、日本では1620万人くらいと推定されていて、糖尿病患者の約40%に糖尿病網膜症が発症すると言われています。病気の程度により〔1〕 単純網膜症…軽いもの〔2〕 増殖前網膜症…真ん中〔3〕 増殖網膜症…重症なものに分けられます。程度の判定には眼底検査、蛍光眼底造影検査などを行います。血糖コントロールを厳密に行うと、発症進展の抑制に有効とされています。特にHbA1Cの値を7%以下にすると良いようですが、それでも糖尿病の罹患期間が長くなるにつれ、網膜症の患者さんは増えてしまいます。進行予防(治療)には網膜光凝固を行います、レーザー光線を使って傷んだ網膜を焼いてつぶしてしまう治療です(あまりいい表現ではないですが…)。進行の予防が目的なので基本的には光凝固で視力が良くなることはありません、逆に黄斑(網膜の中心)にむくみが出て視力が低下してしまうこともありますが、増殖前網膜症程度まで進んだ場合は光凝固を行わないとさらに進行して、硝子体手術が必要になったり、最悪の場合は失明してしまうこともあります。硝子体手術は眼の中に特殊な器具を挿入して、硝子体出血・網膜前出血・増殖膜の切除、眼内光凝固などを行います。数年前までは難しい手術でしたが今は手術器具や手術手技こ向上で合併症は少なくなってきましたが、白内障の手術などに比べるとはるかに難易度の高い手術で簡単、安全とはいえません。いずれにせよ元通りに治すことはできないので、網膜症の発症を遅らせるために少しでも血糖コントロールをつけることが大切です、と言っても難しい事ですが。夏休みもしかしたらもらえるかもしれません、9月末なので夏休?とはいえないか?
Aug 31, 2004
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先日、2週間くらい前に左目が全然見えなくなったとういおばあちゃんが来られました。視力は光がようやくわかる程度、検査の結果虚血性視神経症という病気のようでした、あまり聞きなれない病名ですが、眼科ではそれほど珍しい病気ではありません。(それなのに原因不明の視力低下とか言って眼科医から紹介が来ることがありますが・・・)簡単に説明を視神経を栄養している短後毛様動脈とうい動脈が詰まることにより起こる病気です(脳梗塞みたいなものです)50歳以上によく起こります原因により、動脈炎型(血管の炎症の関係するもの) 非動脈炎型(血管の炎症と無関係なもの)に分けられます。動脈炎型は、側頭動脈炎という、稀な病気に合併します。非動脈炎型は、糖尿病、高血圧、動脈硬化など様々な原因で生じます。症状は突然の視力低下で、数日以内で回復できない状態になってしまいます、視力は0.1以下になってしまうものから、霞む程度のものもあります。また、水平半盲と言って視野の半分が見えなくなることもあります。動脈炎型はステロイドホルモンによる治療で回復しますが、できるだけ早く行わなければ視力は戻りません、また回復した後も再発、反対眼に発症することがあり注意が必要です。非動脈炎型には未だに有効な治療法が無く、各病院で血流を回復する治療をいろいろと行っています。再発はあまりなく、反対眼の発症も動脈炎型よりも少ないと言われています。そのおばあちゃんは、「なんか見えなかったけどそのうち見えるようになるのかな~と思っていた」とのこと。異常があれば早めに眼科に来て下さいね。
Aug 12, 2004
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この頃網膜はく離の紹介の患者さんが多く、緊急手術の毎日です、網膜はく離について簡単に。網膜は眼球の内側にくっついている神経からできている膜です。眼内に入った光が網膜に焦点を結ぶことで物が見えるようになっています。網膜はく離は文字通り、眼球の内壁から網膜がはがれてしまう病気です。原因はいろいろあるのですが、眼球内にある硝子体に網膜が引っ張られて網膜に穴ができたり、網膜に弱い部分ができてそこに穴があいて、眼球内の液体が網膜の裏側に回って生じることが多いです。外傷やボクシングなど眼に強い衝撃を受けて生じたもの以外は、有効な予防法はありません。20歳.50歳くらいに好発、1万人に1人の割合で発症します。放置すれば失明する可能性が高く、治療法は手術しかありません(ごく稀に、若い人で自然に軽快することもあります)。手術は、眼球の外側にスポンジをまく方法や、眼球内の硝子体を除去して、眼内に特殊なガスやオイルをいれる方法があります(詳細は長くなるので省きます)。一回目の手術で治癒する可能性は約90%(術者の腕による)再手術を必要とする場合でも、ほとんどは最終的に網膜は元通りにくっつきます。ただし、網膜の中心の黄斑が長期間剥がれてしまった場合には、網膜がくっついても視力は低下してしまいます。経過がよければ1週間前後の入院になります。この一週間で四人の患者さんが来られました、皆さん今のところ経過も順調でこのまま良くなってくほしいです。
Aug 4, 2004
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