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タイトルの症状は基本的に同じ現象の表現が異なるだけで、眼科的には蚊飛症といいます。ほとんどは全く心配の無いことが多いですが、稀に重病のこともあります。(1)後部硝子体剥離眼球内には硝子体というゼリー状のものが詰まっています、これが年をとると徐々に液体に変化してきます。この過程で、眼球壁の一番内側にある網膜から硝子体がはがれていきます、これが後部硝子体剥離です。この現象は病気ではないのですが、はがれた硝子体を包んでいる膜ににごった部分があり、これが眼球内に浮遊すると蚊飛症の原因になります。基本的に消えることはありませんが、徐々に気にならなくなることが多いです。病気ではないので治療は行いませんが、説明が不十分だと納得せずあちこちの病院にかかられる患者さんも多いです。(2)網膜剥離後部硝子体剥離は(1)で書いたような現象で起こります、このときにはがれていく硝子体が網膜を引っ張り、網膜が避けてしまうと網膜剥離が生じます。元々見えていた蚊飛症が急にひどくなったり、光が一緒にチカチカ光って見えたり、視界の一部がぼやけるようなことがあればすぐに眼科にかかったほうがいいでしょう。(3)まぶしさも伴うときぶどう膜炎によるものの可能性があります、充血のところでも書きましたが、早く眼科にかかる必要があります。(4)視界全体もぼやけて見えるとき目の中で出血(硝子体出血)をしている可能性があります、特に高血圧や糖尿病の持病があったり、お年寄りでは可能性が高くなります。また網膜剥離でも硝子体出血を起こすことがあるのでやはり早めに眼科にかかりましょう。(5)影が見えるのが一過性で、その後で頭痛がする偏頭痛などにともなう閃輝性暗点かもしれません、念のため眼科受診し、必要があれば脳の専門医を受診しましょう。と、これもまた他にもたくさんの鑑別があります。
Oct 31, 2004
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今回は症状から鑑別する疾患を簡単に。充血で来院される初診の患者さんは、眼科の中ではかなり多と思います。何にもしなくてもいいものから、緊急の処置を必要とする疾患で起こることもあります。鑑別すべき疾患も非常に多いのですが主なものをいくつか挙げます。(1)充血以外に何も症状の無いときこれは結膜下出血によるものがほとんどです、白目の血管が切れて起こるものですが、まず心配しなくて良いと思います。本人は気がつかずに周りの人に指摘されたり、朝顔を洗って鏡をみて気がついたりします。薬を使う必要は無く、2週間前後で自然に元に戻ります。(2)充血に目やにを伴うとき結膜炎、角膜潰瘍などが原因の可能性が高いと思います、眼科に受診して点眼薬治療が必要になります、特にコンタクトレンズを使用している人やお年よりは我慢せずになるべく早く受診しましょう。(3)充血にかゆみを伴うときアレルギー性結膜炎の可能性が高いと思います、放置しても心配ないことが多いですが、点眼で症状を軽くすることができます。アトピーなどがある場合は重症化することもあるので眼科を受診しましょう。(4)充血にまぶしさ、かすみなどが伴うが目やにはないときぶどう膜炎によるものの可能性が高いと思います、全身疾患に伴うもの、それも重病が隠れていることが多いのでなるべく早く眼科を受診しましょう。(5)元々遠視があり、充血に強い痛み、吐き気、頭痛などを伴う、さらにほとんど見えなくなる。これは眼圧上昇、よくあるのは緑内障の発作が考えられます、ほかの緑内障でも極端に眼圧が上がれば同じ症状になります、やはり早く眼科にかかる必要があります。ほかにもいろいろありますが疲れたのでまた。
Oct 30, 2004
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ついにPCが修理から帰ってきました、HDが消えてしまったのでダメージは大きいですが一安心です。先日の当直の夜中に眼が腫れたという子供の患者さんが来院されました。その日の昼間に、目やにが出たので近所の眼科を受診して目薬をもらい、点眼したところ急に腫れて痒くてこすりまくったそうです。診てみると結膜(白目)がはれて、まぶたの間から飛び出して、お父さんがオロオロしていました。おそらく、結膜炎でもらった目薬にたまたまアレルギー反応を起こして、こすってしまったために腫れてしまったようでした。アレルギー性結膜炎は花粉症(花粉症はアレルギー性結膜炎のひとつの種類)と同じもので、何かのアレルギーの原因が目に入ることで充血、目やに、かゆみなのど症状を生じます。アレルギーの原因がわかれば原因を除去すれば治りますが、原因がわからないことがほとんどだと思います。治療は点眼ですが、原因が除去できなければ完全にはよくなりません、症状を軽くする程度です。こすれば炎症が強くなり、こすったときはよくても症状は逆に悪くなります、この子のように白目がはれて飛び出してしまうこともあります。目がつぶれてしまうことはないので心配はありませんが、症状は非常に辛いです(私も花粉症で毎年辛いです)。
Oct 24, 2004
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また山奥の診療所のおばあちゃんですが、一ヶ月くらい前から左目が目やにが多いので見えにくいかな?と思っていたそうです。しばらく(って一ヶ月以上・・・)様子をみていてもよくならないとのことで来院されました。診てみると、まず目やにで全然目が開かない、ようやくきれいにして見たところ角膜潰瘍になっていました。角膜潰瘍は角膜(正面から眼を見ると黒眼の部分ですが本当は透明な膜)にばい菌がついてしまったり、リウマチなどの免疫に関する病気で生じます。ばい菌によるものは、角膜を覆っている上皮とうい薄い皮を破って角膜内にばい菌が進入して角膜を溶かしてしまいます。ばい菌の種類によっては進行が早く角膜を穿孔して大きな手術が必要になったり、最悪の場合は失明してしまうこともあります。治療は、抗生物質の点眼・眼軟膏、重症な場合は抗生物質の内服・点滴などを行います。潰瘍が治癒しても角膜に濁りを残すと視力は大きく下がってしまいます。今回のおばあちゃんはそこまで重症ではなかったので目薬でかなりきれいになりそうな印象でしたが・・・、もうちょっと早く来てくれれば結膜炎程度だったと思います。山奥で一人暮らしでなかなか病院まで来る足がないみたいです。
Oct 22, 2004
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夏休みなのでこんな時間に書き込みです。私も近視が強くてコンタクトレンズを使っています、ハードを主に使って(ハードが一番いいと思います)時々ワンデーを使っています、これには理由があります。また長々と書きながら説明します。コンタクトレンズは日本では約1500万人の人が使用しているそうです、そのうちの7~10%に眼の障害が起きています。トラブルが増えているようですが、これは最近の使い捨てソフトの扱い方に問題があるようです。前にアフィリエイトで使い捨てコンタクトのページを貼っていましたが、やっぱりそれもトラブルの原因になると思って止めました。売るほうにも問題が多いですが、使う側としては定期的な眼科受診と、使用法を守ることが重要だと思います(何科の医者がやっているかわからないようなコンタクト眼科はだめですよ、な~んにも診ていないし、診れないので)夜つけたまま寝るなんて特に厳禁です、将来重大な合併症を起こしたり、黒目が白く濁ったり充血で常に真っ赤になっていても良いのならそれでも良いですが、そうなってから眼科に来ても直せないことが多いのです。(ちょっと過激)(コンタクトレンズによる合併症の原因)感染、角膜の酸素不足、アレルギー、レンズの汚れなど(原因別の説明)<感染>感染はコンタクトレンズを介して眼にばい菌がついて起こります、重症なものは角膜潰瘍です。角膜に小さな白い混濁ができるところから始まります、その部分の白目に少し充血して、メヤニも少し出ます。ハードコンタクトなら異物感を感じるので、ここで気が付くことが多いです。ところがソフトコンタクトレンズはその性質のため気が付かないことの方が多いのです。この時点ならば、コンタクトを中止して目薬の治療で跡を残さず治すことができる可能性が多いと思います。しかし、この軽症の時期を逃すと、治っても角膜混濁が残って視力低下したり、見た目にも黒目が白く濁った跡を残してしまいます。さらに重症な場合は角膜に穴が開いてしまったり、角膜移植を必要とすることもあります。ごくまれにアカントアメーバ角膜炎というのが起こることがあります、これは水道水に潜んでいるのでコンタクトレンズの保存を水道水では行ってはいけません。もし、起こってしまったら角膜移植になる可能性が大です。おかしいと思ったらすぐにコンタクトを中止すること、いつでもコンタクトを中止できるように眼鏡を用意しておくことが重要と思います。また長くなりそうなので続きはいずれ・・・。
Oct 1, 2004
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