キバは続くよ、どこまでも・・・でまだまだ続きます。
人間とファンガイアの愛を許さないクィーンに関るエピソード・・・。
ヒトとヒト、ヒトとヒトならぬもの、の愛のカタチを描く前後編の前編。
しっとりと伸二(水橋研二)と涼子(清水美那)の許されぬ愛を描く一方で激しいドツキ漫才が展開している、奇妙な光景なのだけれどがここは音也、ゆり、次狼のコンビネーションが素晴らしくどちらかというと喜劇的な部分に眼がいってしまう。
●1986年の3バカ兄妹
マスター34歳の誕生日プレゼントの件りはゆり・次狼の無意味に迫力ある演技が莫迦らしくて良い。
でプレゼントがそれぞれ
・ゆり- 押し出し
と背中に書かれたスモウTシャツ
・次狼-おニャン子クラブのLPレコード「パニック・ザ・ワールド」サイン入り
・・・・次狼はともかくゆりのセンスの悪さがうまく表現されているイイ場面である。
このあとの息のあった(「おま・・」「私以外だ・・・」「パターンをよまれてるな・・・」「痛いものか、糸こんにゃくか、マスターか」)、というか暴力的なドツキの連続もいい。あと2008年の恵が1986年のメンツの前を歩いて通り過ぎる場面転換も・・イイ。このあとの恵の好きなタイプに関るやりとりや運命の赤い糸がいっぱい(オマエは諸星あたるか)、めちゃくちゃ運命な女とか、オムライスの味が「 まあまあだな
」(繰り返しはギャグの基本)に帰着するあたりのテンポの良さも含めて、(主に笑いを)イヤがる向きもあろうが私は良いと思う。
乱暴な口調のゆりがここまでツンデレにハマルとは・・・。
初期のアクの強さで辟易させるような感じから役者の成長も手伝って喜劇的にはいい仕上がりになってきたのではなかろうか(仮面ライダーは喜劇かといわれたらそれまでだが・・)。
で、物語は悲劇色を強めつつ、仲良く喧嘩していたはずの二人が殺意の籠もったやり取りの挙句、川オチ(あ、またしても平成の伝統・・・)を経て後篇へ続く・・・。
●今回の1986的音楽
高井麻巳子『シンデレラたちへの伝言』(86.6)
1986オメガトライブ『君は1000%』(86.5)
なんと今回は2曲である。
マスターの誕生日シーンにかかっていたのがおニャン子クラブの中でも人気の高かった高井麻巳子のデビュー曲である。
当時月曜ドラマランドの高井単独主演作『あしながおじさん』の主題歌でもあった。
ちなみに高井ソロ・シングル曲での秋元康の作詞はない。
『君は1000%』も『新熱中時代宣言』(水谷豊ではない、念のため。以下※注を参照)の主題歌ではあるがオメガトライブの代表的な曲そのものはともかくドラマの内容は憶えていない方が多いのではなかろうか。
※どうでもいい注釈
『新・熱中時代宣言』は中学校を舞台にした学園もの。
主演が榊原郁恵で伊藤麻衣子が共演。
どうでもいいけど第1回が『先生のバストはEカップ!? 』で最終回が『青い爆死、そして 』・・・同じ番組とは思えないサブタイトルだ。
高井麻巳子『シンデレラたちへの伝言』
ディケイド最終話『世界の破壊者』 2009.08.30
ディケイド第30話『ライダー大戦・序章』 2009.08.23
ディケイド第28話『アマゾン、トモダチ』 2009.08.22
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