“乳白色の肌”の裸婦像でエコール・ド・パリの寵児となるも、日本に帰国し、戦争協力画を描く事になる藤田の絵に向き合う真摯な姿勢を映し出す。
監督は『泥の河』『死の棘』など数々の名作を手がけてきた小栗康平。
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この映画を見ようと思ったキーワードをあげると、
★1920年代★パリ★エコールドパリ★小栗康平監督★アールデコ
という言葉。
1920年代のパリは、世界中から画家が集まり切磋琢磨していた。
それは、まるで「パリの学校」のようだというわけで、当時、パリで活躍していた画家を「エコール・ド・パリ」という言い方をした。
シャガール、ピカソなど有名な人の中にFOUJITA(フジタ)もいた。
彼らは、絵の勉強もしたがカフェに集まり話をしたりパーティーをした。
■ 映画「ミッドナイト・イン・パリ」
■で描かれていたような世界だ。
フジタは、そんなドンチャン騒ぎの中のスターで「フーフー」という愛称で呼ばれていた。
この映画のタイトル、FOUJITAは、Oがつき、それでフーフーとよばれていたのかな・・・。
パリの地下鉄の灯りや街角が美しい。
チャールストンを踊る人々が描かれているなど、1920年代の華やかなパリの様子が描かれていた。
それよりも美しいと思ったのは、日本の田舎の風景。
まるで、棚田や墨絵のような景色は、パリの街の美しさにばかり目を奪われる私には、思いがけないことだった。
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