2007年12月02日
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車に乗り込む。


翔平は、頼りになる。さすが、オーザックの行動派。普段は、あんな遊び人だけど、人一倍仲間思いなヤツだった。

オレ、一人だったら京都に直接いくなんて思いつかなかった・・・ 




翔平は、自慢の黒いBMWを飛ばす。高速に乗った。真夜中だけあり、高速を走るのはトラックや深夜バスばかり。むなしく響くエンジン音が、二人の鼓動を高める。
なぜか、走る車が俺たちをあせらせているような気がした。


助手席にのったオレは、疲れていたのかいつの間にか眠りについて夢を見ていた・・・


出てきたのは、今までのおれらだ。
部活で汗を流して、一緒にビデオ見て、お好み焼き食って、麻雀して、バンドの音あわせして・・・

そんななつかしい青春の日々。いつも四人で遊んでいたあの頃の思い出。





ここで京都にいってなかったら確実に後悔していた・・・


目を覚ますと必死の形相で運転している翔平がそこにはいた。オレの体には、毛布がかかっている。どうやら、一人で沼津から京都まで運転してきてくれたらしい。本当に感謝の言葉が見つからない・・・


車の中で流れていたのは、BUMPの「車輪の唄」・・・・・・

そう、俺たちが初めてバンドで合わせた曲。

翔平が、俺が起きているのに気付きつぶやくように言った。

「なつかしいなぁ、この曲。俺たちも、すっかり大人だなぁ・・・」

「うん・・・」



高速を降りて、京都に到着した。



続く・・・







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最終更新日  2007年12月03日 02時12分56秒
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