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ノートPC「VAIO F16」(VJF1619) 「見やすい大画面」「長持ちする品質・安心」「必要十分な性能」「映りのいいカメラ、聞き取りやすいマイク」製造/販売VAIO製品情報ノートPC「VAIO F16」(VJF1619)価格比較ここをクリック スペック偏重のパソコン開発に敢えて挑戦し、変化するパソコンのニーズを再定義して、必要な要素には最優先に取り組み、逆に削るべきところは整理して、手の届く価格と心地よい使い勝手のバランスを追究している。デザインについては、見た目の質感の高さに加えて、チルトアップヒンジなどVAIOならではのデザインテーマを盛り込んでいる。カラーもこだわりのひとつ。最初に目に入る天板の色を調整した上、周囲に使用する部品をそれに合わせることで調和のとれたデザインを作っている。素材については全10種類に及ぶというが、色の違和感を出さないように注意し、製品としてのまとまり、雰囲気の良さにつなげようとしている。本体カラーはサテンゴールド、ネイビーブルー、ウォームホワイトの3色展開。ディスプレーは左右と上部の三辺が狭額縁。サイズを抑えつつ快適に使える広さを確保できた。16.0型ワイドのWUXGA(16:10)ディスプレーは7年前にVAIOがソニーから離れて創業し、再スタートを切って以来、最大サイズのディスプレーを採用した。狭額縁化は、パネルの左右と上部の三辺が対象。上部のベゼルにはカメラやマイク、アンテナなどを収納する必要があるが、このためにカメラ自体の小型化にも取り組んでいる。また、カメラモジュールは下側に5度傾けて設置しており、液晶パネルを開いた状態で自然にユーザーが中央に写るよう工夫している。また、物理的なカメラカバーやLEDランプで撮影中かどうかが一目でわかる仕組みも取り入れている。キーボードもフラッグシップとして投入された「VAIO Z」と同じレーザー刻印やUV塗装を併用したものとなっており、快適な打ち心地と長期間美しい耐久性を持つものとなっている。スペック的にもピッチ19mm/ストローク1.5mmのゆとりあるサイズ。指の収まりが良くなるよう、キートップには0.3mmのくぼみを付けている。チルトアップヒンジによるタイピングのしやすさも特徴だ。性能面では必要にして十分な性能を提供するというコンセプトのもと、いまパソコンを普通に使うとはどういうことかを検討し直し、本当に必要なものに絞ったものとしている。CPUはインテルの第13世代CoreのUプロセッサー。SXシリーズは性能が高いPプロセッサーを搭載しているが、性能が低くなく、発熱が少ない点を考慮して省電力版のCPUとした。なお、個人向けに限りCore i3の選択も可能となっている。省電力版とはいっても、第13世代CoreのUプロセッサーは第10世代との比較で164%の性能向上を果たしている。【主な仕様】基本ソフトWindows 11 Home 64ビットCPUCore i5-1355U (P-core 1.70~5.00GHzE-core 1.20GHz~3.70GHz/10 Cores(2 P-cores & 8 E-cores)/12 Sleds)グラフィックIntel Iris Xe(CPU内蔵)表示14.0型ワイド液晶 1,920×1,080ドット(アンチグレア)主記憶16Gバイト(最大 16Gバイト)補助記憶SSD 512Gバイト(PCI Express×4,32Gb/s, NVMe暗号化機能付き)ネットワーク有線LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6E適合)×1Bluetooth 5.1×1インターフェースUSB 3.0×3USB Type-C(Thunderbolt 4、USB Power Delivery 、USB4、USB 3.1、DisplayPort 1.4)×1ヘッドホン出力(ヘッドセット対応)×1HDMI出力×1サウンド機能インテル High Definition Audio準拠×1Dolby Atmos×1AIノイズキャンセリング機能×1ステレオスピーカー×1ステレオマイク×1Webカメラ92万画素(CMOS センサー搭載HDウェブカメラ,Windows Hello 顔認証対応)×1セキュリティセキュリティーロック・スロット×1カメラプライバシーシャッター×1Absolute Persistence technology×1バッテリ駆動時間 約16.0時間(JEITA 2.0)充電時間 約3.0時間(電源OFF時)本体サイズ(幅)322.9×(奥行)221.5×(高さ)19.5~19.7×(直径)×(全長)ミリ本体重量約1.049キログラム付属アプリケーションOffice Home and Business 2021ラインナップCore i7-1355U (3色)Core i5-1334U (3色)
2023.05.31
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ノートPC「VAIO F14」(VJF1419) 「見やすい大画面」「長持ちする品質・安心」「必要十分な性能」「映りのいいカメラ、聞き取りやすいマイク」製造/販売VAIO製品情報ノートPC「VAIO F14」(VJF1419)価格比較ここをクリック スペック偏重のパソコン開発に敢えて挑戦し、変化するパソコンのニーズを再定義して、必要な要素には最優先に取り組み、逆に削るべきところは整理して、手の届く価格と心地よい使い勝手のバランスを追究している。デザインについては、見た目の質感の高さに加えて、チルトアップヒンジなどVAIOならではのデザインテーマを盛り込んでいる。カラーもこだわりのひとつ。最初に目に入る天板の色を調整した上、周囲に使用する部品をそれに合わせることで調和のとれたデザインを作っている。素材については全10種類に及ぶというが、色の違和感を出さないように注意し、製品としてのまとまり、雰囲気の良さにつなげようとしている。本体カラーはサテンゴールド、ネイビーブルー、ウォームホワイトの3色展開。ディスプレーは左右と上部の三辺が狭額縁。サイズを抑えつつ快適に使える広さを確保できた。14.0型のFHD(16:9)。狭額縁化は、パネルの左右と上部の三辺が対象。上部のベゼルにはカメラやマイク、アンテナなどを収納する必要があるが、このためにカメラ自体の小型化にも取り組んでいる。また、カメラモジュールは下側に5度傾けて設置しており、液晶パネルを開いた状態で自然にユーザーが中央に写るよう工夫している。また、物理的なカメラカバーやLEDランプで撮影中かどうかが一目でわかる仕組みも取り入れている。キーボードもフラッグシップとして投入された「VAIO Z」と同じレーザー刻印やUV塗装を併用したものとなっており、快適な打ち心地と長期間美しい耐久性を持つものとなっている。スペック的にもピッチ19mm/ストローク1.5mmのゆとりあるサイズ。指の収まりが良くなるよう、キートップには0.3mmのくぼみを付けている。チルトアップヒンジによるタイピングのしやすさも特徴だ。性能面では必要にして十分な性能を提供するというコンセプトのもと、いまパソコンを普通に使うとはどういうことかを検討し直し、本当に必要なものに絞ったものとしている。CPUはインテルの第13世代CoreのUプロセッサー。SXシリーズは性能が高いPプロセッサーを搭載しているが、性能が低くなく、発熱が少ない点を考慮して省電力版のCPUとした。なお、個人向けに限りCore i3の選択も可能となっている。省電力版とはいっても、第13世代CoreのUプロセッサーは第10世代との比較で164%の性能向上を果たしている。【主な仕様】基本ソフトWindows 11 Home 64ビットCPUCore i5-1355U (P-core 1.70~5.00GHzE-core 1.20GHz~3.70GHz/10 Cores(2 P-cores & 8 E-cores)/12 Sleds)グラフィックIntel Iris Xe(CPU内蔵)表示14.0型ワイド液晶 1,920×1,080ドット(アンチグレア)主記憶16Gバイト(最大 16Gバイト)補助記憶SSD 512Gバイト(PCI Express×4,32Gb/s, NVMe暗号化機能付き)ネットワーク有線LAN 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6E適合)×1Bluetooth 5.1×1インターフェースUSB 3.0×3USB Type-C(Thunderbolt 4、USB Power Delivery 、USB4、USB 3.1、DisplayPort 1.4)×1ヘッドホン出力(ヘッドセット対応)×1HDMI出力×1サウンド機能インテル High Definition Audio準拠×1Dolby Atmos×1AIノイズキャンセリング機能×1ステレオスピーカー×1ステレオマイク×1Webカメラ92万画素(CMOS センサー搭載HDウェブカメラ,Windows Hello 顔認証対応)×1セキュリティセキュリティーロック・スロット×1カメラプライバシーシャッター×1Absolute Persistence technology×1バッテリ駆動時間 約16.0時間(JEITA 2.0)充電時間 約3.0時間(電源OFF時)本体サイズ(幅)322.9×(奥行)221.5×(高さ)19.5~19.7×(直径)×(全長)ミリ本体重量約1.049キログラム付属アプリケーションOffice Home and Business 2021ラインナップCore i7-1355U (3色)Core i5-1334U (3色)
2023.05.30
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完全ワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」 ながら聴きイヤホンの新提案、製造/販売NTTソノリティ製品情報完全ワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」価格比較ここをクリック NTTソノリティのPSZ技術は、ドライバーから一定の距離が離れた場所に逆相の音波を当て、音もれを打ち消す技術だ。イヤホンで広く使われているアクティブ・ノイズ・キャンセリング処理(ANC技術)を耳の外側で実現するイメージと言える。「nwm MBE001」は、この技術を応用した完全ワイヤレスイヤホンで、耳掛け式になっている。Bluetooth伝送に対応し、コーデックはAACのほかにaptXにも対応している。ドライバーには口径12mmというかなり大型のダイナミックドライバーが用いられている。特殊なドライバーを使用しないため自然な音質が担保されるだろう。本体の再生時間は最大で6時間ということだ。充電中のLED明滅も上品。新しいコンセプトの製品ではあるが、意外と手作り感が少ないのはNTTグループの製品という大きな背景があるせいかもしれない。音楽を聞いてみると、中高域の再現が思っていたよりも優れていて、楽器音が明瞭かつくっきりと聞こえる。ハープとピアノの曲などアコースティック系の楽器の音は自然で響きもいい。音場感も良く、クロスフィードをかけたようにやや前方に音像が感じられる。女性ヴォーカルは透明感があって良いが、男性ヴォーカルだとやや軽く感じられる。やはり完全開放型という性質上、低域の再現には限界があるようだ。ロックやメタルなどは苦手分野となるだろう。また、外の音が素通しで聞こえてくるので、完全な開放感が味わえる。レストランなどで使用した際には、装着していないのと同様に店内のBGMが聞こえ、店員たちの会話も普通に聞こえてくる。周囲とのコミュニケーションを重視するという用途に向いているといえる。肝心な音もれに対しては、接触センサーを指で抑えるという方式で外側の音を聞いてみた。再生している音圧にもよるが、完全にオーブンであることを考えれば少ないと思う。ただ、完全に消えるわけではなく、部屋にひとりでいるなど静かな環境では、腕の長さくらいの距離まで離しても小さく音が鳴っているのが分かる。BGMが流れている程度のファミリーレストランで試した際には、ロックを再生していても、腕の長さほどの距離では、なにかの音が鳴っているがその詳細は分からない程度にしか聞こえない。静かで周囲に人がいる、図書館などでの使用では避けた方がいいが、骨伝導タイプやオーディオグラスに比べれば相対的に音が良く、音楽再生の汎用性はあると思う。低域再生については如何ともし難いと思うが、ジャンルを選べば普通に音楽再生にも使える面白い製品だと思う。
2023.05.29
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ザ・ゴール2 「1つか2つのコアの問題が他のすべての問題の原因なんです。問題のほとんどは症状であって、問題ではない。そうした症状のことを、私はUDE (Undesirable Effects:好ましくない結果)と呼んでいます」(125ページ)著者・編者エリヤフ・M.ゴールドラット=著出版情報ダイヤモンド社出版年月2002年2月発行著者のエリヤフ・ゴールドラットさんは物理学者――前作『ザ・ゴール』でユニコ社のベアリントン工場を立て直してから10年が経った。当時の工場長アレックス・ロゴはユニコ社多角事業グループ担当副社長として手腕をふるい、製造課長のボブ・ドノバンや資材マネージャのステーシー・ポタゼニックも子会社の社長に就いていた。多角化を推進してきたユニコ社であったが、最近は株価が低迷しており、大株主からコア・ビジネス集中という経営方針の転換を突きつけら、グランビー会長は3ヶ月で答えを出さなければならない。アレックスは再び窮地に立たされる。アレックスの妻ジュリーは、アレックスの恩師ジョナに教えてもらった「TOC理論の思考プロセス」を活用し、自宅で結婚カウンセラーをしていた。成長した息子デイブはアレックスの車を運転したいと言い、娘シャロンは友だちの家でパーティがあり帰りが深夜になるという。感情的には却下したかったアレックスだったが、ジュリーのアドバイスもあり、冷静に「現状ツリー」を構築して子どもたちと満足がいく結論に至る。アレックスは、この手法で会社の難題に取り組もうと、アシスタントのドンをともない、多角事業グループの子会社――機器メーカーのプレッシャースチーム、化粧品会社のアイ・コスメティックス、印刷会社のダイナ印刷の経営状況の把握に着手する。ダイナ印刷では菓子袋の印刷事業で、大量印刷でコストを下げてくる競合会社に苦戦していた。ピートは、頻繁に袋デザインを変更する菓子袋の特性に目を付け、在庫の廃棄ロスによるキャッシュフローに苦しむクライアントに対して、在庫が無駄にならないよう一度に発注する量を減らして注文すると単価が安くなることに気付いた。アレックスは、ピートの提案が正しいことを認識していながら、「話がうますぎるし、説明するのには複雑すぎる」「こうしたメリットは全部実現可能なのだ、とクライアントに納得させるのに苦労する」(97ページ)と懸念を示す。アレックスは、3社の売却相手と交渉するため、社外取締役のブランドン・トールマンとジム・ダウディーとともにイギリスへ飛ぶ。夜になりレストランで飲みながら、アレックスはブランドンとジムに「UDE」(Undesirable Effects;好ましくない現象) を雲(対立解消図)に書きだして、未来問題構造ツリーを使って新たな問題(ネガティブ・ブランチ)が発生していないかをみせる。最初疑念を抱いていた2人だが、次第にアレックスの説明に興味を抱くようになる。ダイナ印刷では、営業スタッフが解決策をうまく顧客に伝えられず苦戦していた。そこで、前提条件ツリーや移行ツリーを顧客に見せ、ネガティブ・ブランチが発生しないことを示して顧客の信頼を得ることができた。ボブ・ドノバンが率いるアイ・コスメティックスでは、流通システムを改善することで在庫を半減させることに成功したが、その結果、短期的ではあるが会計上の利益が激減してしまう。このことで売却価値が低くなってしまうことから、取引を委託販売に切り替え、自社製品の陳列スペースの確保を委託販売の条件にすることで、売掛金が大幅に減少し、大量のキャッシュが浮かすことに成功した。プレッシャースチームでは、競合他社との価格競争が厳しく、従業員は半分投げやりになっていた。アレックスは社長のステーシー・ポタゼニックとともに社員を集め、意見を求めた。その結果、高圧蒸気の施設ごと委託販売するという画期的なアイデアが出る。設備・スペアパーツ・保守人員などをプレッシャースチームが抱えることで、顧客のコストは半額以下となり、固定料金とエネルギー使用量に応じた金額を毎月支払うだけで良くなる。こうして、ダイナ印刷とアイ・コスメティックスの2社は、当初より何倍もの価格で売却され、社員の解雇もなく、2人の社長も自由な判断で経営を継続、ユニコ社の格付けは担保された。アレックスは、「非常に価値あるコンセプトを売った」(332ページ)と言う。プレッシャースチームはユニコ社に残されたが、アレックスは、プレッシャースチームの成功こそユニコ社の発展に不可欠だと、グランビー会長、ブランドン、ジムに説く。アレックスは、会社は『現在から将来にわたって、お金を儲ける』、『現在から将来にわたって、従業員に対して安心で満足できる環境を与える』、『現在から将来にわたって、市場を満足させる』の3つすべてを実現しなければならないと主張する(346ページ)。そのためには、「一つのセグメントだけじゃなくて、すべての従業員がいくつかの仕事に対応できるようにすればいい」(357ページ)という。こうしてアレックスはユニコ社の次期CEOに指名されるのだった。前作『ザ・ゴール』の最後でアレックスが語ったマネージャの基本的能力「何を変える」「何に変える」「どうやって変える」の3つを実現するのが、本書が解説する「思考プロセス」である。TOCでは、企業における問題を「UDE」(Undesirable Effects;好ましくない現象) と呼び、それらに個別に対処して解消したとしても、問題が再発したり、別のUDEが出現する可能性が高い。だが、UDEの多くは「コアとなる問題」から派生している現象と考え、そのコアに集中して取り組むことが効果的だと説く。まずUDEを書き出し、矢印で原因と結果の関連付けを行い、「現状問題構造ツリー」を書き出す。すると、UDEの多くが減少に過ぎず、現状問題構造ツリーを正しく構築することができれば、根本原因が1つか2つの「コアとなる問題」にあることが明らかになる。次に、これらの問題を解消するために「雲(対立解消図)」を書く。問題解決策を実行したらどうなるかを検証するために、「未来問題構造ツリー」を書き出し、新たな問題(ネガティブ・ブランチ)が発生していないかかなどを検証する。「どのように変えればよいか」を考えるために、「前提条件ツリー」がある。「移行ツリー」は思考プロセス最後のステップで、実行計画に相当する。前提条件ツリーで展開した各中間目標を達成するために何をしなければいけないのか、必要な行動を示す。前提条件ツリーと同様、時間的順序関係が重要だ。前作に続き、登場人物は善い人ばかり――現実のビジネス世界でそのまま通用するとは思えないが‥‥とはいえ、職場でマネジメント、マネジメントと念仏のように唱えているよりは、本書の論理プロセスを実行した方が精神的ストレスが減るのではないだろうか。
2023.05.29
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ザ・ゴール 「我々にとって、改善とはコスト削減ではなくスループットの向上だったわけです」(460ページ)著者・編者エリヤフ・M.ゴールドラット=著出版情報ダイヤモンド社出版年月2001年5月発行著者のエリヤフ・ゴールドラットさんは物理学者――スループット、依存的事象と統計的変動、元素周期表など、いかにも理系らしい仕組みを使って生産工場が会社の利益に貢献するモデル――制約条件の理論(TOC:Theory of Constraints)」――を小説仕立てにしたのが本書である。機械メーカー「ユニコ社」の工場長アレックス・ロゴは、上司のビル・ピーチ副本部長から、採算悪化を理由に、3ケ月以内に目標を達成できなければ工場を閉鎖すると告げられた。最新ロボットを導入して、工場は効率化したはずなのに、なぜなのだろう?アレックスは、空港で偶然に大学時代の恩師の物理学者ジョナと出会い、この疑問をぶつけてみた。ジョナは「もし仕掛りも人件費も減っていなくて、製品の売上げも上がっていなかったら、ロボットを導入して生産性が上がったなどとは言えない」(49ページ)とアドバイスし、これが当たっていた。アレックスは、純利益、投資収益率、キャッシュフロー、この3つを同時に増やすことによってお金を儲けることが会社の目標だと認識する(80ページ)。ジョナは世界を飛び回り多忙を極めていたが、アレックスからの相談に適時応じてくれた。そして、お金を儲けながら工場を動かす指標として、「スループット」「在庫」「業務費用」の3つを挙げた。売ることのできる投資は在庫、減価償却は業務費用に分類できる。在庫と業務費用を減らしながらスループットを増やすことで会社は儲かる(107ページ)。アレックスは息子デイブのボーイスカウトのハイキングを引率することになった。子どもたちの平均的な歩行速度で目的地への到着時刻を計算するが、実際には歩くのが遅いハービーがボトルネックになった。そこで、ハービーを列の一番前を歩かせ、ハービーの荷物をみんなで分担して持つことで、歩行速度が改善した。アレックスは、この経験から、工場で依存的事象と統計的変動が起こっており、このため納期に遅れるケースが発生していることに気づく。そこで、製造課長のボブ・ドノバンや、データ処理担当のラルフ・ナカムラらとミーティングを行い、製造工程を変更し、生産能力を需要に合わせるのではなく、ボトルネックを通過するフローを市場からの需要に合わせるようにすることにした(218ページ)。このとき、資材マネージャのステーシー・ポタゼニックは、「営業からプレッシャーがかかっても順番を変えない」ことをアレックスに求めた。こうして納期遅れは劇的に改善したが、今度は大量の在庫が発生してしまう。みんなを100パーセント、いつも働かせないといけないという考え(326ページ)から、市場の需要を超えて生産してしまったからだった。経理課長のルーは、「100パーセントは無理だとしても、こちらとしては、それなりの数字を出してもらわないと困るんです。90パーセントぐらいはなんとか‥‥」と言うが、ジョナは「どうして、90パーセントなのかね。60パーセントや25パーセントでは駄目なのかね。制約条件に基づいていなければ、そんな数字などまったく意味を持たない」「リソースが個別に最大化されているシステムは、全体的にはまったく最適なシステムではない」と説明する。人を働かせることと、利益を上げることは別物なのだ(326ページ)。アレックスたちは議論を深め、バッチサイズを半分にすれば、各バッチの処理時間が半分になり、部品の工場通過時間も約半分に減らせることに気づく(359ページ)。アレックスは、ジョナにさらなる助言を求めるが、ジョナは「会社の中でどんどん昇進し責任が増えてきたら、もっと自分自身で考えるようにしなければ駄目だ。事あるごとに私の助けを求めていては駄目だ。いつも人を頼るようになる――」と突き放す。アレックスたちは、これまでの成果を振り返り、法則としてまとめ上げようと考える。ベアリントン工場の成功を、ユニコ社全体に適用するのが目的だ。ボブは「継続的改善プロセス」という言葉の「プロセス」が重要だと指摘した。[ステップ1]制約条件を「見つける」。[ステップ2]制約条件をどう「活用する」か決める。[ステップ3]他のすべてを[ステップ2」の決定に「従わせる」。[ステップ4]制約条件の能力を高める。[ステップ5]「警告!!!」ここまでのステップでボトルネックが解消したら、[ステップ1]に戻る。こうしてベアリントン工場は閉鎖を免れただけでなく、会社の収益に大きく貢献した。彼らは昇進した。そして、アレックスはマネジャーに求められる基本能力が何かを探す。それは、「何を変える」「何に変える」「どうやって変える」の3つだと考えた。そして、ジョナが助言しなかったのは、「周囲の力に頼ることなく、自分たちでできるよう、自ら学ばなければ駄目」(520ページ)だということに気づいた。TOCは、仕事の流れ(スループット)を滞らせる制約(ボトルネックなど)の改善に集中することで全体最適化が実現できるという理論である。現実の人間は、アレックスとその部下たちのように勤労意欲にあふれている人ばかりではないから、この〈理論〉どおりには進まないだろう。が、学ぶべきことは多い。ただ、読んだ人によって、学び取れる内容が異なると思う。私は、ちょっと太めの製造課長のボブが、ホワイトボードに書いた「継続的改善プロセス」の「プロセス」の部分を強調するシーンが印象的だった。終盤、アレックスがマネージャの立場を考える場面になる。本書では触れていないが、私は、ビジネスにおける不具合や失敗は、個人の責任に帰すものではないと考えている。不具合や失敗は「プロセス」に問題がある。プロセスを「改善」することで、ビジネスを成功に導く――これもマネージャの職務であろう。第2巻では、アレックスたちの10年後の姿が描かれるという――ポジションが上がると、どういう舵取りが求められるのか。楽しみである。
2023.05.28
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デジタル一眼レフ「EOS R8」 EOS R6 Mark IIから約2,420万画素イメージセンサーと画像処理エンジンDIGIC Xを受け継いだエントリー・フルサイズ製造/販売キヤノン製品情報デジタル一眼レフ「EOS R8」価格比較ここをクリック EOS R6 Mark IIから約2,420万画素イメージセンサーと画像処理エンジンDIGIC Xを受け継いだエントリー・フルサイズ。常用最高感度はISO 102400。電子シャッター時に最高約40コマ/秒の連写が可能なほか、検出可能な被写体も、人物(瞳/胴体/頭)、動物(犬/猫/鳥/馬)、乗り物(車/バイク/鉄道/飛行機)と充実した。4K動画機能が新たに60p記録(6Kオーバーサンプリング)に対応。連続撮影時間の30分制限もなくなり(最大2時間まで)、Canon Log3を搭載するなど、EOS RPと比べてより本格的な仕様となった。3.5mmヘッドホン端子を引き続き搭載している。ネットワーク関連の機能は、USB接続でWebカメラとして使える機能や、キヤノンのWebサービス「image.canon」との連携に対応。バッテリーはEOS RPやEOS R10と同じ「LP-E17」。USB Type-C端子からバッテリー充電・給電動作に対応する。参考サイト発売したてのキヤノン「EOS R8」と10倍ズームレンズを持って休日の神社猫を撮る:ASCII【主な仕様】撮像素子約36.0×24.0mm CMOS(フルサイズ)×1有効画素数 約2420万光学系レンズマウント キヤノンRFマウント(マウントアダプター併用により、EF/EF-Sレンズが使用可能)シャッター速度 1/8000~30秒,バルブモニター 3.0型(約162万ドット,静電容量タッチパネル,バリアングル)電子ビューファインダー 0.39型(倍率 ×0.70,視野率約100%,有機EL,約236万ドット)画像処理画像処理エンジン DIGIC X露出制御測光方式 撮像素子の出力信号による384分割(24×16)測光測光範囲 EV -3~20(常温・ISO100)撮影モード シーンインテリジェントオート、プラスムービーオート、スペシャルシーン(ポートレート、集合写真、風景、パノラマショット、スポーツ、キッズ、流し撮り、クローズアップ、料理、夜景ポートレート、手持ち夜景、HDR逆光補正、サイレントシャッター)、クリエイティブフィルター(ラフモノクロ、ソフトフォーカス、魚眼風、水彩風、トイカメラ風、ジオラマ風、HDR絵画調標準、HDRグラフィック調、HDR油彩調、HDRビンテージ調)フレキシブルAE、プログラムAE、シャッター優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出、バルブ撮影、カスタム撮影モード(C1/C2)ISO感度 100~102,400露出補正 手動:1/3、1/2段ステップ±3段フリッカーレス撮影 対応(周波数100Hz/120Hzのフリッカーに対応)高周波フリッカーレス撮影 手動設定/自動検出E-TTL ISOオート上限可変制御 対応多重露出撮影撮影方法 する/しない多重枚数 2~9枚多重露出制御 加算、加算平均、比較(明)、比較(暗)静止画記録最大解像度 6,000×4,000 ピクセル記録方式 JPEG、HEIF、RAW、C-RAW、DPRAW、RAWバースト連写 最大約 40コマ/秒(最大 約1,000枚以上)動画記録最大 3,840×2,160, 59.94fps(記録方式 MP4)音声 ステレオ(AAC/リニアPCM)記録メディアSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-I、UHSスピードクラス、SDスピードクラス対応)×1インターフェースUSB Type-C(USB 3.2 Gen 2)×1HDMI端子(タイプD)×1外部マイク(Φ3.5mmステレオミニジャック)×1ヘッドフォン(Φ3.5mmステレオミニジャック)×1リモコン端子(RS-60E3対応)×1無線LAN IEEE 802.11b/g/n×1Bluetooth 4.2×1本体サイズ(幅)132.5×(奥行)70.0×(高さ)86.1×(直径)×(全長)ミリ本体重量約461グラム電源リチウムイオンバッテリーパック×1ラインナップEOS R10ボディRF24-50 IS STM レンズキットバッテリーパック LP-E17
2023.05.27
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ゲーミングマウス「RM1 Mouse」 カラーバリエーションは“ダークグレー”と“スーパーホワイト”の2色を用意。製造/販売東プレ製品情報ゲーミングマウス「RM1 Mouse」価格比較ここをクリック USB有線接続に対応したゲーミングマウスで、左右クリックボタンに静電容量無接点方式スイッチ(東プレスイッチ)を採用。センサーとしてPixArt PMW3360を搭載している。今回のモデルではスクロールホイールの耐久性を強化。Windows版では専用ソフトを用いたマクロ割り当て機能などにも対応した。また旧来モデルに搭載していた底面のレポートレート切り替えスイッチを削除し、梱包やパーツの見直しにより価格を引き下げているのも特徴だ。本体サイズは67(幅)×122(奥行き)×42(高さ)mm、重量は約83g。
2023.05.25
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ドキュメントスキャナー「imageFORMULA R30」 エントリークラスモデルとなるA4対応ドキュメントスキャナー製造/販売キヤノンマーケティングジャパン製品情報ドキュメントスキャナー「imageFORMULA R30」価格比較ここをクリック USB 2.0有線接続に対応したA4判対応のドキュメントスキャナーで、光学解像度600DPIのCISセンサーを採用。スキャナー側にソフトウェアを内蔵することで、事前にドライバ/ソフトウェアをインストールせずにスキャンできる独自機能を搭載する。用紙サイズや向き、斜行を自動検知して適切にスキャンできる自動補正機能、白紙を取り除いてファイルを保存できる白紙スキップ機能も利用できる。本製品は自動両面スキャンに対応する。最大原稿積載枚数は60枚で、スキャン速度はカラー時で最大9.5枚/分、モノクロ時で最大25枚/分となっている。本体サイズは293(幅)×251(奥行き)×245(高さ)mm(給紙トレイ収納時)、重量は約3kg。
2023.05.25
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ビジネス向け新型4K液晶ディスプレイ「FlexScan EV3240X」 環境対応+ドッキングステーション機能を強化してビジネスのど真ん中へ製造/販売EIZO製品情報ビジネス向け新型4K液晶ディスプレイ「FlexScan EV3240X」価格比較ここをクリック 「FlexScan EV2785」「FlexScan EV3285」の後継製品となる。USB Type-C接続回りの機能や、省電力や環境に関する性能を高めた「プレミアムモデル」という位置付けだ。FlexScanは時代に合わせてさまざまな変化をしてきた。テレワーク/ハイブリッドワークが普及した昨今の社会情勢を踏まえて、今回の新モデルからは「Now, find your workstyle.(さあ、あなたのワークスタイルを探そう)」というメッセージの下、ユーザーのニーズや市場トレンドをいち早く捉えて柔軟に対応し、ビジネスユーザーの期待に応え続けるブランドを目指していくという。ラインナップFlexScan EV3240X31.5型FlexScan EV2740X27型
2023.05.24
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デジタル一眼レフ「EOS R3」 ボディ内手ブレ補正を搭載し、世界最速AFを実現製造/販売キヤノン製品情報デジタル一眼レフ「EOS R3」価格比較ここをクリック キヤノンのフルサイズミラーレスの最上位機種。撮像センサーは、裏面照射積層型になったことで、優れた受光効率に加え、回路領域を拡張して信号読み出しの高速化を実現した。カードスロットは、SDメモリーカードおよびCFexpressカード(Type B)に対応し、それぞれ1枚ずつのスロットを備えている。SDメモリーカードは最大転送速度は312MB/秒のUHS-IIに、CFexpressカードは大転送速度は2,000MB/秒と圧倒的だ。一体型縦位置グリップには、質量約185g、容量2,700mAhの大型バッテリーを収納する。撮影可能枚数の目安は、公称でファインダー撮影時に約620枚、モニター撮影時に約860枚、動画撮影可能時間は合計約3時間10分だ。EVFの接眼部はかなり大きい。接眼部の広い枠には複数個の「裸眼検知用赤外線LED」と「眼鏡装着時検知用赤外線LED」が備えられており、眼で見たところ(AFフレーム)にピントを合わせる視線入力検出機能を実現している。動画機能は、6Kから4Kを生成するオーバーサンプリング収録に対応。クロップなしで60pまで撮影可能という。「Canon Log 3」やRAW動画の外部記録などにも対応する。ハイスピード撮影として、フルHDであれば180fpsで撮影可能だ。【主な仕様】撮像素子約36.0×24.0mm 裏面照射積層CMOSセンサー(35ミリ・フルサイズ)×1有効画素数 約2410万光学系レンズマウント キヤノンRFマウント(マウントアダプター併用により、EF/EF-Sレンズが使用可能)シャッター速度 1/64000~30秒,バルブモニター 3.2型(約415万ドット,静電容量タッチパネル,バリアングル)電子ビューファインダー 0.5型(倍率 ×0.76,視野率約100%,有機EL,約576万ドット)手ブレ補正機構(光学式手ブレ補正との協調制御に対応)画像処理画像処理エンジン DIGIC X露出制御測光方式 撮像素子の出力信号による384分割(24×16)測光測光範囲 EV -3~20(常温・ISO100)撮影モード フレキシブルAE、プログラムAE、シャッター優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出、長時間露光(バルブ)、カスタム撮影モード(C1/C2/C3)ISO感度 100~102,400露出補正 手動:1/3、1/2段ステップ±3段フリッカーレス撮影 対応E-TTL ISOオート上限可変制御 対応多重露出撮影撮影方法 機能・操作優先、連続撮影優先多重枚数 2~9枚多重露出制御 加算、加算平均、比較(明)、比較(暗)静止画記録最大解像度 6,000×4,000 ピクセル記録方式 JPEG, HEIF,RAW, DPRAW,C-RAW連写 最大約 195コマ/秒動画記録最大 6,000×3,164, 59.94p(記録方式 MPEG-4 AVC/H.264、RAW)音声 ステレオ(ALL-I/IPB:ACC/リニアPCM(選択可能)、IPB(軽量):AAC)記録メディアCFexpressカード(Type B対応、VPG400対応)×1SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I,IIカード対応)×1インターフェースUSB Type-C(USB 3.2 Gen 2)×1HDMI端子(タイプD)×1外部マイク(Φ3.5mmステレオミニジャック、プラグインパワー対応)×1ヘッドフォン(Φ3.5mmステレオミニジャック)×1リモコン端子(N3タイプ端子)×1有線LAN×1無線LAN IEEE 802.11b/g/n/a/ac×1Bluetooth 5.0×1本体サイズ(幅)150.0×(奥行)87.2×(高さ)142.6×(直径)×(全長)ミリ本体重量約 1015グラム電源リチウムイオンバッテリーパック×1ラインナップEOS R3バッテリーパック LP-E19
2023.05.24
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NVMe M.2 SSD「ALEG-700-2TCS」 「LEGEND 700」シリーズはPCI Express 3.0対応のNVMe M.2 SSD。転送速度がシーケンシャルリード最高2000MB/s、同ライト最高1600MB/s、MTBFは150万時間、総書込量は480TBW。スペックを抑えた仕様ながら、2TBモデルとしては価格が安い点が特徴だ。製造/販売ADATA製品情報NVMe M.2 SSD「ALEG-700-2TCS」価格比較ここをクリック 製品は薄型アルミニウムヒートシンクが付属。ファームウェアのアップデートやセルフモニターができる「SSD Toolboxソフトウェア」が利用できる。
2023.05.22
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ひんやり水流快眠マット2 水を循環させて冷感を得ることができる水冷式マット製造/販売サンコーレアモノショップ製品情報ひんやり水流快眠マット2価格比較ここをクリック 水冷ユニットに入れた水がマットに流れ、体の熱を奪った水はまた水冷ユニットに戻って冷やされて……と循環していく、水冷式の冷感マット。ベッドや布団の上にセットして横になることで、火照った体をクールダウンしてくれる。夜にエアコンをつけっぱなしにするのが苦手という人にピッタリだ。水冷ユニットは内部のフィルターとファンを組み合わせ、熱を帯びた水を冷やす仕組み。水冷ユニット自体が冷風扇としても機能するため、ダブルで涼むことができるというわけだ。電源はUSB給電式のため消費電力は6Wと少なく、1時間あたりの電気代も0.2円、1ヵ月でも約40円(31円/kWhで計算)で済むという。風量は3段階調整が可能なほか、最大24時間まで設定できるオフタイマー機能を搭載。マットの大きさはちょうど一人分の体の主要部をカバーする幅70×160cmで、オプションで枕やチェアパットとして使える小マット(別売り2980円)も販売されている。なお、水冷ユニットの大きさは幅160×奥行160×高さ280mm、重さ約850g。
2023.05.21
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Bluetoothスピーカーフォン「MM-BTMSP5」 最大2台連結して使える製造/販売サンワサプライ製品情報Bluetoothスピーカーフォン「MM-BTMSP5」価格比較ここをクリック 小規模な会議での利用に適したスピーカーフォンで、計8基のマイクを内蔵。Bluetooth 5.3/NFCによるワイヤレス接続およびUSB有線接続に対応している。またBluetooth接続時には本製品を最大2台連結して使用でき、中規模(15~20人)の会議での利用も可能となっている。本体サイズは約126(幅)×126(奥行き)×34(高さ)mm、重量は約400g。
2023.05.19
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LEDライト「800-LED066」 動画配信やオンライン会議などさまざまな場面で使用できるLEDライト製造/販売サンワサプライ製品情報LEDライト「800-LED066」価格比較ここをクリック 色温度を5段階、明るさを5段階(最大240ルーメン)で調整可能なほか、演色性はJIS規格A形準拠Ra90を実現。本体カバーが光を散らしてやわらかい印象で照らすことができる。バッテリー式で電源のない場所でも使用でき、充電と常時給電の2WAYの電源供給が可能。スタンド部は「ディスプレーやノートパソコンへの引っ掛け」「直置き」「スタンドに立てて使う」の3通りの使い方ができ、LEDライトの高さや傾き、角度の調整が可能。また、ライトとスタンドの接続部はカメラ三脚等と同じ規格のネジタイプを採用し、それぞれ独立させて活用することが可能。
2023.05.14
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G733 LIGHTSPEED ワイヤレス RGB ゲーミングヘッドセット 引き続き快適なサスペンションバンドを用いたデザインを採用し、前面にライティングを配置してスタイリッシュに仕上がっている。製造/販売ロジクール製品情報G733 LIGHTSPEED ワイヤレス RGB ゲーミングヘッドセット価格比較ここをクリック 今回のリニューアルで、電池効率の向上によって連続使用時間が約89時間(ライトなしの場合)とバッテリーの持続時間が大幅に伸びた。独自のワイヤレス技術「LIGHTSPEED」を搭載し、ワイヤレスながら体感遅延はない。サラウンドサウンドに対応しており、音の方向性や立体感を再現可能だ。またゲーマーに人気のチャットツール「Discord」の認証を受けているので、スムーズかつクリアな通話が可能となっている。本体サイズは190(幅)×88(奥行き)×180(高さ)mmで、本体重量は278g。マイクは着脱式の6mm大口径ノイズキャンセリングマイク、ヘッドフォン部のドライバーユニットはPRO-G 40mm ドライバー。Windows 7 以降のPCとmacOS X 10.12 以降を搭載したMac、およびプレイステーション4、Nintendo Switchに対応。
2023.05.09
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プロジェクト・ヘイル・メアリー 下巻 〈ヘイル・メアリー〉はいつ見てもハインラインの小説から抜け出してきたような姿をしている。銀色に輝くなめらかな船体、先が尖った船首。大気とかかわる必要のない宇宙船が、なぜそんな格好をしているのか?(171ページ)著者・編者小野田和子=著出版情報早川書房出版年月2021年12月発行ぼくは、寒冷化する地球を救うために、片道切符のヘイル・メアリー号に乗り込み11.9光年離れたタウ・セチにやって来た分子生物学者だ。タウ・セチで偶然出会ったロッキーの奇妙な共同研究が始まる――。グレースの科学知識とロッキーの技術力を合わせれば、かならず危機を救えると信じ、試行錯誤を繰り返し、けっして諦めず、ときには生命の危機に晒されることもあった。プロジェクト・ヘイル・メアリーは完了し、2人のその後は‥‥。エリダニ400からアストロファージの謎を追ってやって来たエリディアン、ロッキーは優れたエンジニアだった。エリディアンは、29気圧の視覚はないが、聴覚は鋭く、計算力も記憶力も人類を凌駕していた。一方で、宇宙線や相対性理論の知識はなく、コンピュータ技術ももっていなかった。グレースがもつ科学知識と、ロッキーの技術力でもって、タウ・セチ星系でアストロファージを補食する微生物を発見し、タウメーバと命名する。タウメーバを採取するためにヘイル・メアリー号はボロボロになり、2人とも大怪我を負うが、タウメーバを金星やエリドの大気中で繁殖できるよう品種改良に成功する。品種改良したタウメーバ8.5を携え、ロッキーの宇宙線からアストロファージの補給を受けたヘイル・メアリー号は地球への帰還軌道へ、ロッキーの宇宙船はエリダニへの期間軌道に入った。ところが、タウメーバ8.5はキセノナイトを透過する能力を獲得していた。ロッキーの宇宙船に残っていたアストロファージはタウメーバに食い尽くされ、航行不能に陥る。ぼくは、タウメーバ8.5をカブトムシに乗せて地球へ射出すると、ロッキーを救出するために軌道を反転した。ぼくは、ロッキーとともにエリダニ400に入った。そこで、エリディアンの子どもたちを教えながら暮らし、太陽の高度が戻ったという知らせを聞く。ロッキーの姿形から連想したのが、長谷川裕一のSF漫画『マップス』に登場するガッハ・カラカラ――さらに遡ると、E.E.スミスの「レンズマン」シリーズに登場するトレゴンシー。地球より高重力環境で生活し、視覚がないというリゲル人だ。ハインラインの作品や「超人ハルク」「ロッキー」に触れるシーンもあり、同世代の読者はニヤリとすること請け合い。本作では、いわゆる「悪人」が登場しない。登場人物の一人一人が、自らの職務を全うするために奔走する。冷酷無情なペトロヴァ対策委員会のエヴァ・ストラットも、最後にその思いを語る。人類存亡の危機に遭って、誰一人諦めない、くじけない、科学に全幅の信頼を寄せている。ヘイル・メアリー・プロジェクトは完了し、主人公は、本来やりたかった仕事に戻ることができた――ただ、地球を出発する前とは少し違った形で――プロジェクトを通じて、人と出会い、想いを交わし、そして自分を変化させていく。本作品は、良い意味で、スペースオペラのワクワク感と科学に対する信頼感を再認識させるSFである。
2023.05.07
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プロジェクト・ヘイル・メアリー 上巻 人間は脳味噌をまるごと視覚に捧げていて、それ専用のキャッシュメモリまで持っている。(262ページ)著者・編者小野田和子=著出版情報早川書房出版年月2021年12月発行ぼくは目を覚ました。いったいどれだけ長いこと寝ていたのだろうか。酸素マスクを付けられている。体中に電極と管が取り付けられている。コンピュータが耳障りな音声で質問してくる。だが、ろれつが回らない。自分の名前も思い出せない。ここはどこだろう。ようやく腕が動かせるようになった。体がやけに重たい。メールを読んだ。太陽から金星に向けて25.984ミクロンの赤外線を放射する星雲「ペトロヴァ・ライン」が見つかったという内容だ。ぼくは歩けるようになった。同じ部屋にミイラ化した遺体が2つ。ぼくは、記憶を取り戻した。この場所がどこなのか、そして、ぼくがやるべき仕事を思い出した――。ぼくは、ライランド・グレース。分子生物学者だったが、いまは学校の教師だ。ペトロヴァ対策委員会のエヴァ・ストラットにスカウトされ、ヘイル・メアリー号に乗り込み、11.9光年彼方のタウ・セチに到着するまで昏睡状態にあった。3人いた乗組員のうち、昏睡状態から回復したのはグレースだけだった。彼は2人の亡骸を宇宙葬にすると、タウ・セチに接近した。ペトロヴァ・ラインの正体は、アストロファージと名付けられた10ミクロンの宇宙生物の集合体だった。アストロファージは太陽光エネルギーを喰らい、金星へ移動して、その二酸化炭素を使って増殖、再び太陽に戻ってエネルギーを補給するライフサイクルであることが分かった。このため,十数年後には地球へ届く太陽エネルギーが10%低下し、人類の半数が死滅すると予測された。アマチュア天文学者たちの観測によると、太陽系の近くにある恒星は、どこもアストロファージが感染していた。そんな中、11.9光年離れたタウ・セチだけは感染してなかった。その謎を調査するため、ストラットは世界中から優秀な科学者を集め、各国の軍隊や生産力を利用して、タウ・セチへ向かう恒星間ロケット「ヘイル・メアリー号」を建造した。燃料はアストロファージ。タウ・セチに接近したヘイル・メアリー号に近づいてくる未知の宇宙船があった。エリダニ400からアストロファージの謎を追ってやって来たエリディアンの宇宙船だった。グレースは科学知識と教師としての経験を活かし、エリディアンのロッキーと意思疎通できるようになる。エリディアン宇宙船の乗組員は放射線で次々に死んでいき、ロッキーが生き残りだった。『火星の人』を原作とする映画『オデッセイ』を観たが、ともかくリアルで、オタク心をくすぐられる。ハードSFというより、彼の作品のためにリアルSFというジャンルを作りたいくらいだ。本書は第三長編にあたるが、リアルSFぶりは健在だ。それにしても、ウィアーさんの博識ぶりには舌を巻く。本書の舞台を支える力学や宇宙物理学はもちろん、本業だったプログラミング技術を要所要所に登場させ、量子力学や生物学、現代の社会問題となっている地球温暖化や核兵器まで活用する。突然、見知らぬ部屋に放り込まれたら、以前の記憶を失っていたら、あなたはそこが〈異世界〉だと考えるだろうか――主人公が研究対象にしていた地球外生命体はメタルスライムのようなものだが、大きさは10ミクロンしかない極小スライムだ。一人ぼっちの主人公は、神の力を頼るでもなく、チート魔法力を与えられたわけでもなく、地道に物理学の基礎実験を通じて自分の位置を確認する――20世紀末、ファンタジー小説にお株を奪われたオタク世界がSFに戻ってきた。
2023.05.06
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ワイヤレスゲーミングマウス「CRC-WGMRGB01」 有線/無線接続に両対応したゲーミングマウス製造/販売センチュリー製品情報ワイヤレスゲーミングマウス「CRC-WGMRGB01」価格比較ここをクリック 2.4GHz帯無線接に対応したゲーミングマウスで、無線接続時で1msの低遅延を実現した。センサー解像度は最大1万6000DPIで、計5ボタンを搭載。ボタンスイッチは約8000万回クリックの高耐久仕様となっている。またDPIやポーリングレート、LED発光、マクロ設定などを行える専用アプリも利用可能だ。専用の充電スタンドも付属。胴体部分は“メッシュジャケット”と“プロテクションジャケット”の2タイプを任意に交換可能だ。本体サイズは72(幅)×125(奥行き)×40(高さ)mm、重量は約88g。
2023.05.04
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