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2011.08.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類


東京バレエ団 ヴィシニョーワのジゼルを観てきました。

ヴィシニョーワはローザンヌで金賞を取ったときにはじめて
知り、当時は個性的すぎて苦手かも、
と思っていたところもある。

でも、ベルリンでベジャールの指環~のフリッカを踊る
ヴィシニョーワの音楽性豊かな踊りをみて以来すっかりとりこに。

今回はジゼル。今まで劇場で観たのはボリショイのアナニアシヴィリのジゼル、
パリオペラ座のアバニャートのジゼル、東京バレエ団のジゼルははじめて。


ジゼルや村娘の衣装もきれいだったし、農夫は農夫らしい衣装で
コントラストがよかった。
ヴィシニョーワは一幕では輝きすぎていて、村娘というには
オーラがありすぎな感じもしましたが、それもまたよかった。
チュージンも貴公子という雰囲気があって似合っていたと思うし、
テクニックも安定していて安心してみられた。
ミルタは怖さが出ていてよかったと思う。
ウィリのソリストの人はヴィシニョーワの演じるウィリと
とても雰囲気が似ていて、素晴しかったと思う。
本当に軽くて、この世のものではないという感じが良く出ていた
素晴しい踊りだった。


かなり前のほうで見ていたせいか、チュージンが持っていた花から
葉が落ちてしまって舞台に残ったことや、アラームが鳴ったこと、
一幕ではヴィシニョーワの髪がほどけるタイミングがこれでいいの?
遅くなってしまった?とか余計なことを心配して集中力が
おちるタイミングがあった。

すぐに舞台の美しさに意識が戻ったのだと思う。

ヴィシニョーワについて
ヴィシニョーワを観にいった舞台、期待に応えるパフォーマンスだった。
パリでジゼルを観たときは、ジゼルに感情移入して感動したのを覚えている。
でも今回は、家のドアを開けて出てきた瞬間からアルブレヒトはジゼルに恋をするように、
観客だった私も彼女に恋をするという感覚を持たせた舞台だった。

ヴィシニョーワは踊ることのほうが彼女にとっての自然な動きという風にみえるから、
テクニックの面についてミスをするかも、という不安を感じさせない。
1幕のヴァリエーションは圧巻だった。
ただただ、腕や足が伸びやかに動いて一番きれいなポジションで一瞬静止して、
また流れていくという一連の動きの美しさに息をのむ連続だった。
あまりのきれいさに涙が出るほど。

1幕の村娘、2幕のウィリ、明確に演じ分けられていて、2幕は
幽霊というか、もう感情もないような存在としての演技も素晴しかったと思う。
それでもやっぱり美しいから、幽霊でもよいからずっとその踊りをみていたいと
思わせるものがあった。
だから幕が下りるのが本当に残念だった。
かわりに、幕が下りた後は何度もカーテンコールに応えてくれて、
その姿も本当にずっと観ていたいと思うくらい、美しかった。

とても期待して、楽しみにしていたこの舞台、観客の期待に応える踊りを
みせたヴィシニョーワを本当に尊敬してしまった。
その瞬間にしかみせられない美を観客にみせる
その陰には相当な努力や準備があるのだろうけれど、
こんなに美しい踊りをみせてくれてありがとう、と思った。







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最終更新日  2011.08.20 01:07:08


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