Performers Radio Station

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2012年11月04日
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楽天ブロガーの野球関連のブログのタイトル一覧を見る限り、この新聞記事を取り上げる方がいらっしゃらなかったので、代わりにアップします。
今回は、2012年11月4日日曜日の朝日新聞名古屋版朝刊です。
なお、朝日新聞デジタルでは掲載されています。

2012年11月4日発行、朝日新聞朝刊スポーツ面

画像を読み込まない設定でご覧になられている方もいらっしゃるかも知れませんので、タイトルと要点だけでも。タイトル部分の記者名は敬称略とします。

News Magazine 2012

なかったことには出来ない(編集委員・西村欣也)
News Magazine 2012


日ごろから、
「読売巨人軍で褒めるのは、苦労人の山口鉄也投手のみ」
を感じさせる西村氏。
これがまさか、「負け犬の遠吠え」じゃあるまいし。



を高らかに宣言したのでしょうね。

---

かつて。
昭和44年の日本シリーズ直前から、「黒い霧事件」でスクープを連発した読売系新聞である報知新聞。
先日の更新「 哀しい予感 」でも取り上げましたように、その昭和44年の日本シリーズで発生したプレーとよく似た「神プレー」が、今年の日本シリーズでも生まれました。

ファイターズの
「日本シリーズでは2勝しかできないジンクス」
を見つけられた方もいらっしゃるようですが、読売側も、
「日本のプロ野球の存在を脅かす事件が発生した時には強い」
というジンクスがあるように思います。


というよりも、読売には痛くもかゆくもなく、逆に、他球団の不始末を糾弾できる立場ですから、政治家を使ってでも、
「読売以外の球団は信用できない」
という世論を作り、そして読売巨人のファンを増やそうとしたのでしょうか。
って、嫌味を言えるくらいに出来上がったシナリオのように感じます。

さて。

「今までなら他球団を糾弾する立場」
の球団から出てきた、現時点では
「灰色の霧」

読売シンパのコミッショナーが事実上の
「無罪放免」
的な発言をしようが、朝日新聞は
「負け戦になってでも戦う」
のでしょう。


野球というスポーツを軽く扱っている。
どちらが?
そりゃ、読売でしょう。
他球団の不祥事は徹底糾弾。身内の灰色は完全無視。
読売自身が、
「野球は読売が儲けるため、読売が階級社会の頂点に存在するための道具」
と考えているんだろうな、としか感じられないのが、今のプロ野球の現実です。

ここまでしてでも、読売が野球を独り占めしたいのならば、本当に
「本当の意味でのプロ野球ファンは、誰一人としてプロ野球を見なくなってしまう」
でしょう。

「歴史と伝統を有する存在だ。だから敬え」
と押し付けるようでは、賢明な消費者はソッポを向くだけです。
消費者は消費者であって、「信者ではない」からです。
キチンと読売を敬うのは、それこそ
「何をしようが、結果だけはキチンと出すことに対して憧れと尊敬の念を持つ人たち」
ぐらいでしょう...。


2年か3年前。
まだ、ドラゴンズが落合博満政権だった頃、監督の
「勝つ事が最大のファンサービス」
と発言し、各方面から非難を浴びていましたし、私も苦言を言いました。

「勝つだけならアマチュアでも出来る」
と。
チームを運営する親会社から、
「会社内での身分も保証され、給料をもらってプレーする選手」
と、求められている事が同じだからです。
違うといえば、プロは
「1アウト、ゲームセット」
要するに、
「一つのミスでもクビにするから」
という契約社員と同じ立場という点でしょうか...。
こういう空気をプロ野球から感じさせられたら、ファンは遠ざかりますって...。
「現実社会と全く同じで、息抜きにも何にもならない」
ですから。


野球のプロ選手というのは、
「アマチュアの理想となるような、アマチュアでは出来ないプレーを見せ、一般人を感心させ、感動させるプレーができる者」
でしょう。
間違っても、アマチュアでは出来ないプレーが
「プロの役者や芸能人でも出来る迫真の演技」
では、呆れるばかりです。

ただ、今の読売は、
「プロの役者や芸能人でも出来るようなプレーが出ても、勝てばいい」
と思っているんでしょう。
「あの人たち、何してるの?」
と、野球を知らない人たちに言われようが、とにかく勝てばいいのでしょう。

しかし、読売には
「野球ファンという"限られたパイ"を、さらに萎ませるような行動だけは慎んでいただきたい」
というのが、ホンネです。
日本の場合、
「市場が小さくなろうが、市場占有率を高めてライバルを追い出し、利益率を上げる」
というビジネススタイルで、どれだけの業界が弱体化していったか...。


「読売を頂点としたプロ野球ビジネス」
が成立してしまったら、その姿は、
「AKBを頂点とした秋元康のビジネス」
に似ているような気がするのですけど...。





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最終更新日  2012年11月05日 01時31分39秒
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