全12件 (12件中 1-12件目)
1
![]()
【本日の一冊】変奏曲血の絆で結ばれた洋子と高志。異なる性の双子が貪る、耽美な禁断のエロティシズム。それは、洋子の婚礼が近づくにつれ、哀しく顕在化していった…。幻想は現実に、情念は行為へ。時代を超えて幽玄世界へと誘う現代のロマネスク文学。
2008年02月25日
コメント(0)
![]()
【本日の一冊】姉飼さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は―。蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜。小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。どうにかして、「姉」を手に入れたい…。僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。「選考委員への挑戦か!?」と、選考会で物議を醸した日本ホラー小説大賞受賞作「姉飼」はじめ四篇を収録した、カルトホラーの怪作短篇集。第10回日本ホラー小説大賞は「長編賞」が『相続人』、「短編賞」が『白い部屋で月の歌を』だった回なので、両作品を読んだ私としては、それらを押しのけて「大賞」を受賞した作品ということでたいへん期待して挑んだのですが・・・まあ、好みの問題なのでしょうが… 朱川さんの『白い部屋で月の歌を』の方が私は好きですね。ホラー小説に「奇怪さ」や「おぞましさ」「嫌悪感」といった類のみを求めるのなら、「姉飼」は実にお薦めな一編と言えましょうが。
2008年02月24日
コメント(0)
![]()
【本日の一冊】名短篇、さらにあり『名短篇、ここにあり』では収録しきれなかった数々の名作。人間の愚かさ、不気味さ、人情が詰った奇妙な12の世界。【目次】華燭(舟橋聖一)/出口入口(永井龍男)/骨(林芙美子)/雲の小径(久生十蘭)/押入の中の鏡花先生(十和田操)/不動図(川口松太郎)/紅梅振袖(川口松太郎)/鬼火(吉屋信子)/とほぼえ(内田百〓(けん))/家霊(岡本かの子)/ぼんち(岩野泡鳴)/ある女の生涯(島崎藤村)『名短篇、ここにあり』を読んで、編者お二人の解説対談がおもしろかったので、本書も読んでみました。既読の作品もありますが、まったく読んだことのない作家さんの作品にもふれられたのでよかったです。で、やっぱり解説も楽しめました(^^) もう一冊くらい出ないかな(笑)
2008年02月23日
コメント(0)
![]()
【本日の一冊】100回泣くこと交際3年。求婚済み。年の差なし。ここが世界の頂点だと思っていた。こんな生活がずっと続くんだと思っていた―。精緻にしてキュート。清冽で伸びやか。いま最注目、野間文芸新人賞作家が放つ恋愛長編。愛する人を思いながら、自分におきかえながら、あふれる涙をおさえることができませんでした。
2008年02月22日
コメント(0)
![]()
【本日の一冊】そのぬくもりはきえない犬の散歩をひきうけて出入りするようになった家で出会った不思議な男の子。なんだかちぐはぐなのに、どうしようもなく響きあう心と心。子どもたちの現在を描き続けてきた児童文学作家による待望の長編。 リンク先の ゆきさんが紹介していた本。児童書ですが、小学生くらいのお子さんを持つおかあさんにお薦めしたい一冊です。特に、聞きわけの良いお子さんをお持ちのお母さんに。。
2008年02月18日
コメント(2)
![]()
【本日の一冊】淋しがり思い出だけで生きてゆける。豊潤な思い出さえあれば。「私」は自分がとてもあやふやな存在に思われてくることがある。思い出をたくさんコレクションするために恋人をつくるのだろうか。あるいは恋のはかなさを知りつくしたために、思い出を保存しておこうと考えはじめたのか。結婚を選ばず恋に生きる七人の女性の記憶の宝箱。恋愛小説集。【目次】感謝祭/香夢/裏切り/冷たい手/乾いた雨/捨てる女 嘘、秘密、裏切り―男をだまし、もてあそぶ女たちにも気を許せば崩れかねない瞬間があった。強がっても、強がっても、ぱっくりあいた心のすきまは埋めきれない…
2008年02月17日
コメント(0)
![]()
【本日の一冊】名短篇、ここにあり本の目利き二人の議論沸騰し、迷い、悩み、選び抜かれたとっておきのお薦め短篇12篇。【目次】となりの宇宙人(半村良)/冷たい仕事(黒井千次)/むかしばなし(小松左京)/隠し芸の男(城山三郎)/少女架刑(吉村昭)/あしたの夕刊(吉行淳之介)/穴―考える人たち(山口瞳)/網(多岐川恭)/少年探偵(戸板康二)/誤訳(松本清張)/考える人(井上靖)/鬼(円地文子)編者が好きな作家さんなので、どんな短篇を選んでいるのか気になって読んでみました。作品はもちろんですが、おふたりの解説対談がおもしろかったです。 こちらも楽しみ。
2008年02月10日
コメント(2)
![]()
【本日の一冊】ハリガネムシサチコ、底辺を這いずる痩せた、小さな女。手首に無数のためらい傷を抱えて。その女を知って、高校教師の内のハリガネムシが動きだす。血を流し、堕ちた果てに…。身の内に潜む「悪」を描き切った驚愕・衝撃の芥川賞受賞作。体調の悪い時には読まないほうがいいかも、です。かなり不快感に包まれます。人間が内に抱えている暴力衝動とやらを追求していくと、こういう作品になるんでしょうか。
2008年02月07日
コメント(2)
![]()
リンク先のつくねさんの強いお薦めで、ポチっといきました。 【重版予約】 トランクの中の日本届くのが楽しみです。
2008年02月03日
コメント(2)
![]()
【本日の一冊】秋の牢獄十一月七日、水曜日。女子大生の藍は、秋のその一日を何度も繰り返している。毎日同じ講義、毎日同じ会話をする友人。朝になればすべてがリセットされ、再び十一月七日が始まる。彼女は何のために十一月七日を繰り返しているのか。この繰り返しの日々に終わりは訪れるのだろうか―。まるで童話のようなモチーフと、透明感あふれる文体。心地良さに導かれて読み進んでいくにつれて、思いもかけない物語の激流に巻き込まれる―。数千ページを費やした書物にも引けを取らない、物語る力の凄まじさ。圧倒的な多幸感と究極の絶望とを同時に描き出す、新鋭・恒川光太郎の珠玉の作品集。【目次】秋の牢獄/神家没落/幻は夜に成長する 『夜市』がよかったので、ちょっと期待しすぎちゃったかな…という感じ。 こちらの方がおすすめです。
2008年02月03日
コメント(0)
![]()
【本日の一冊】雪の華川上優は、ある日街のなかで懐かしい「形」に出会う。それはもうこの世にはいない、京子の形と全く同じものだった。優は生まれつき特殊な感覚をもっていた。それは共感覚と呼ばれ、全ての匂いを視覚的に形として認識してしまうもので、指紋のように同じ「形」は存在しないはずだった。優が我を忘れて京子と同じ「形」を追いかけていくと、そこにいたのは高校時代の親友・霧島と見知らぬ女の子だった…新芥川賞作家が描く不思議で切ないラブストーリー。 まあまあ楽しめました。
2008年02月02日
コメント(2)
![]()
【本日の一冊】結婚貧乏将来有望な五歳下のプロ野球選手と結婚した実奈子。優しく病弱な大学病院の内科医とおだやかな結婚生活を送る美咲。結婚式のために節約を重ね、本番を一週間後に控えた千佳。貧乏で職業不明な風来坊と「結婚を前提」に同棲するうはね。―心も身体も生活も、全てが満たされる結婚生活なんてあるんだろうか?リアルで切実な「結婚」アンソロジー。 【目次】ロマンスの梯子(平安寿子)/玉の輿貧乏(宇佐美游)/オーダーメイドウェディング(春口裕子)/森を歩く(三浦しをん)/シンデレラのディナー(内藤みか)/次はあなたの番ね(真野朋子)/グッドマリアージュ(森福都)/花と蜜蜂(松本侑子)三浦しをん さん以外は初めて読む作家さんかも。全てが満たされる結婚生活なんて・・・きっとないんでしょうね~(^^;)いや、満たされないからこそ結婚生活なんだとも思いますが。。。
2008年02月01日
コメント(0)
全12件 (12件中 1-12件目)
1

