Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2005/03/26
XML
カテゴリ: クッキング
 休日などに、たまに厨房に立つ。どこかの雑誌やネットで見た美味しそうなメニューを自分で作って試す。つれ合いは、普段は厨房に入られるのをあまりいい顔しないが、この日ばかりは「食べる人」に徹することができるので、すずしい顔をして僕が調理するのを見ている。

 作るメニューは、和洋中からエスニックまでいろいろ。当たりはずれはあるが、これはこれで作っている方は楽しい(食べさせられる方は可哀想だが…)。一番最近作ったのは、イギリスのパブ・メニューを真似たもの。パブと言えば、やはり「フィッシュ&チップス」( 写真上 )は欠かせない。タラの切り身に衣(小麦粉、コーンスターチ、卵、ビール、サラダ油などでつくる)を付けてカラッと揚げて、塩とヴィネガーで頂く。付け合わせには、フライド・ポテトがぜひもの。フィッシュ&チップス

 他には耐熱皿にスライスしたジャガイモを並べ、上にタマネギ(スライス)やアンチョビ、とろけるチーズ、ニンニク(みじん切り少々)を載せて塩・コショウし、オーブンでただ焼くだけという、実にシンプルな料理。これがまた、めちゃめちゃビールに合う。

 それから、あるバーテンダーさんに教えてもらった「ウェリッシュ・ラビット」という一品。おろしたチェダー・チーズと粒マスタードをギネスビールで混ぜ合わせる。それをライ麦パン(なければ、薄くスライスしたバゲットでもOK)に塗って、トースターで焼くだけ。これもまた簡単で、とても美味い。

 野菜っ気(ビタミン)が少ないなぁ、と思って、コールスローを別に作ったが、これはまぁ普通のコールスロー。でもどこか少し、イギリス風にしたかったので、イギリスを代表するブルーチーズ「スティルトン」をおろしたのを少し散らしたが、これは好みが分かれるところだった。Vegetarian Haggis

 でも、本当に作りたかったのはハギス。ハギスと言えば羊の内臓などをミンチにしてスパイスで味付けした、スコットランドの伝統料理。炒めたり、ボイルしたりして食べるが、見た目は「そぼろ肉」のよう。臓物と聞いただけで顔をしかめる方もいるだろうが、意外とクセになる美味しさなのだ。

 マッシュポテトと一緒にパンやカナッペに塗ったりして食べるが、食べる際にモルト・ウイスキー(アイラ系が一番合う)を少し振りかけて食べると、これがまた旨い!

 もちろんゼロから作るなんてたいそうなことをする訳ではなく、ハギスの缶詰を利用しようと思ったのだが、例のBSE騒ぎの余波で、現在は輸入禁止となっている。代わりにと言ってはなんだが、現在は「ベジタブル・ハギス」なる缶詰( 写真下

 ベジタブル・ハギスにマトンのミンチ肉を混ぜて炒めたら、ハギスまがいのものが出来るのだろうか。どなたか、バーテンダーの方で、ベジタブル・ハギスをお試しになった方がいらっしゃるなら、ぜひ利用法を教えてほしいが…。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005/03/26 12:37:37 PM
コメント(10) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

「続・豚肉と大根の… はなだんなさん

東北の夫婦旅。 きんちゃん1690さん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: