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2005/07/27
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テーマ: 日常の雑談(3079)
カテゴリ: エトセトラ
 25日夜、なにわの町に夏本番を告げる風物詩、天神祭見物に出かけた。普段の年は、蒸し暑い最中に、兵庫県からわざわざ出かけることはないけれど、今年は祭の名物「船渡御」(ふなとぎょ)と、恒例の大花火が間近で見られる友人宅から、嬉しいことに招待を受けたのだ。花火1

 大阪天満宮の祭でもある天神祭は、日本三大祭の一つで、千年余の歴史を持つ。祭りの出し物はいろいろあるが、なかでも天満宮周辺の川をたくさんの奉納船が練る船渡御がとくに有名だ。

 船渡御は天暦5年(951)、川に流した神鉾が再び流れ着いたのを氏子が船を仕立てて出迎えたのが始まりとされる。何度も消滅の危機があったが、町衆の力で守り育てて、今日に至っている。

 友人宅は、帝国ホテル大阪のすぐ隣に建つ高層マンションの22階。花火の打ち上げ場も川を挟んですぐ向かいで、船渡御の船列もよく見えるという絶好のロケーションである( 写真左 =近くで見ると凄い迫力。台風接近で風が強かったので、打ち上げ後に火の粉も飛んできた)。

 午後6時半ごろ友人宅に集合。集まったのは我が家以外の友人も含めて、約10人。マンションのバルコニーから下を眺めると、辺りはすでに花火見物目当ての人、人、人で、道路も、川辺も、橋の上もほぼ埋め尽くされている(人出は最終的に、大阪府警の発表によれば、約93万人)花火2 写真右 =バルコニーから大阪城方向を見る。中央右奥、白くライトアップされているのが天守閣。ピンボケ御免!)。

 船渡御の(約100艘出るという)船上では、早くもビールを飲んで盛り上がっている様子。「打ちましょ」ばん、ばん(手拍子)、「もひとつせー」(ばん、ばん)、「祝おうて三度」(ばばんが、ばーん)という大阪三本締めのかけ声が船の上からも聞こえてきて、否が応でも、祭の雰囲気は盛り上がる。

写真左下 )を肴にして、花火の開始を待つ。お重のほかに、刺身や吸い物まで付いている豪華版で、幸せな気分(持つべきものは心優しい友人!)。たん熊のお重

 テレビでは、東京ヴェルディ対レアル・マドリードの試合をやっているが、観光気分のレアルはあまり緊張感がないのか、開始早々、ヴェルディに1点を先制される有様。スタジアムにも空席が目立つ。毎年のように小銭稼ぎに日本にやってくるレアルにファンも少々あきたのか?

 そんなことを考えていると突然、窓の外からバン、バーンと花火の音だ!聞くところでは、この夜打ち上げられる花火は計約4千発という。約10分間隔で2カ所の打ち上げ場から、6、7分くらいの間、次々と趣向を凝らした花火が上がる。夜空に光れば、キティーちゃんの顔になるという面白いのもあったが、写真に撮れなくてすみません。花火4

 打ち上げがいったん休止すると、バルコニーから室内に入って、またビールとお弁当に食べる。食べていると、また打ち上げが再開されて、「そら、始まったぞー」と、箸を置いてどたばたとバルコニーへ。あわただしいけれど、華麗な花火の醍醐味には勝てない。

 花火打ち上げは夜9時ごろまで約2時間続いた。花火大会は何度も見ている僕だが、こんなに迫力ある花火を見たのは生まれて初めて。友人には心から感謝しなくてはいけない( 写真右 =フィナーレの大花火。夜空一面に、ダイヤモンドの花が咲いたような美しさ)。

 デジカメ持参で行った僕は、綺麗な花火を撮ろうと何枚もシャッターを切ったが、なにぶん今持っているデジカメで花火を撮るのは初めてで、準備不足。スローシャッター・モードで撮ったにもかかわらず、出来はいまいち(プロから、花火の撮り方のアドバイスを事前に聞いておけばよかった…と反省)。

 という訳で、今回の写真、若干ピンボケばかりでーす。すみません。来年は必勝を期します。でも、また来年も呼んでもらえるかなぁ…。





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Last updated  2005/07/27 02:14:33 PM コメント(10) | コメントを書く


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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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