Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2007/08/01
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カテゴリ: 各地のBAR巡り
久しぶりに神戸でBARホッピング。神戸には月に1~2度は遊びに行くけれど、普段は、出張先でのように5軒も6軒もBARをはしごすることはない。Ryan's

 神戸なんていつでも行けるから、別にガツガツとBAR巡りをしなくてもいいからと思っているから。

 だから、最近はせいぜい1軒か2軒で長居することが多い。ご無沙汰しているマスターも多いのだけれど、ごめんなさい。

 で、今回は駆け足で、BAR巡り。最近ご無沙汰しているところを中心に回った。まずは、スターターとしてアイリッシュ・パブへ。

 三宮駅前すぐ北にある「Ryan's Irish Pub」( 写真右上 )。アイリッシュの代表的な名字を店名にしたパブだ。この手の酒場によくあるように、客の外国人比率が高い。スタッフも外国人が多い。Bar Keith

 夕方の早い時間は「ハッピー・アワー」。ビールが半額(銘柄は指定されてるけど)なのが嬉しい。時々ライブもある。フィッシュ&チップスをアテにキルケニーを飲んで、さぁ準備完了。

 2軒目はここ数年、時々お邪魔している中山手通のBar「Keith(キース)」( 写真左 )。マスターのIさんとは、あるパーティーで出会い、親しくなった。



 いつもここでは、もっぱらマスターおすすめのシングルモルトやオールド・ボトルのブレンディドをいただく。

 あまりおしゃべりじゃない静かなマスターだけれど、応対はとても親切で丁寧、純朴な人柄がにじみ出ている。Bar Savoy Kitanozaka

 居心地の良さでは、神戸では一、二かなと僕は思う。さて3軒目。「Keith」からもほど近い。Bar 「Savoy北野坂」( 写真右 )へ。

 この「Savoy北野坂」の木村義久マスターさんは、その店名からも分かるように、神戸を代表する老舗BAR(だった)「Savoy」で修業した。

 修業の期間が34年と半端じゃない。そして5年前に独立された。その「Savoy」は昨年末、惜しまれながら店を閉じた。

 「Savoy」の空気と歴史を伝えてくれる場所は、今はこの「Savoy北野坂」しかない。木村マスターが「Savoy」を継いでくれたら良かったのに、と今も思うけれど、今さら言っても仕方がない。Barアルコホール

 物腰の柔らかい接客、いつも変わらぬ温かい笑顔。カウンターに座り、Kさんの顔を見ているだけで癒される。今夜は、いまや神戸一有名になった木村マスターのオリジナル・カクテル「ソル・クバーノ(Sol Cubano)」を飲もう。

 さて、元町方面へ転戦しようと思ったが、もう1軒、久しぶりに顔を見たいマスターがいた。Bar「Alco-hall(アルコホール)」( 写真左 )のNさん。

 誰が言ったか知らないが、「しゃべり出したら止まらないモルト博士」。確かにその通り。いつお邪魔しても、楽しそうにしゃべり続けている。

Bar Puerto

 相変わらず元気で、エネルギッシュなNさんの姿を見て安心した僕は、店を出て元町方面へ歩みを進める。酔い覚ましに歩くには程良い距離だ。

 たどり着いたのは元町の中華街・南京町。その中心部に、目指すBar「Puerto(プエルト)」( 写真右 )はある。実はこの酒場、「Savoy北野坂」の姉妹店。

 店は気さくなマスターK君が営む。嬉しいことに、この「Puerto」は全ての酒がワンコイン(500円)で飲める。

 何種類かあるモルトだって500円である! だからあまり他人には教えたくない酒場の一つ。僕は中華街で晩ご飯を食べた後、よくぶらっとお邪魔する。

Bar Moon-lite

 さて、この夜の神戸BARホッピングの締めに僕が選んだ酒場は、Bar「Moon-lite(ムーンライト)」( 写真左 )。

 このBARには結構古くから来ている。元町にまだいわゆる純粋な「外人バー」が何軒かあった頃、日本人も出入りOKの数少ないBARの1軒だった。

 暗い路地に怪しげなネオンサイン。当時はドアを開けるのに少し勇気が要ったが、今はそんなことも懐かしい思い出。

 そう言えば、当時ママだった女性は今、なんと歌手として活躍している(皆さんもきっと知っているくらいの有名な人)。僕もテレビなどでその姿を見るたびに、「頑張って!」とつぶやいている。

 神戸っていいなぁ。いつ訪れても僕はそう思う。異国情緒と先進的な雰囲気とよそ者を排除しない心意気。外国人との共生を考える場合、神戸はこれからも模範になる街でいてほしいと心から願っている。

【Ryan's Irish Pub】 神戸市中央区加納町4-3-2 コンドービル7F 電話078-391-6902 【Bar Keith】 中央区中山手通1-15-7 電話393-0690 【Bar Savoy北野坂】 中央区中山手通1-7-20 第三天成ビル4F 電話331-8977 【Bar Alco-hall】 中央区北長狭通1-2-13 シマタビルB1F 電話331-1846 【Bar Puerto】 中央区元町通2-2-7 尾下ビル2F 電話なし 【Bar Moon-lite】 中央区栄町通2-2-12 電話331-1067(営業時間、定休日等は各店へお尋ねください)

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Last updated  2023/10/25 10:17:01 PM コメント(9) | コメントを書く


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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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