Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2009/01/10
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カテゴリ: 各地のBAR巡り
 正月早々、急な東京出張がありました。最近の景気低迷のあおりを受けて、さまざまな緊急の経費節減策を話し合う会議でした。

 それはともかく会議の後、うらんかんろはブログの友人・darkrum7さんと初めてご一緒しました。歓送迎会を兼ねた懇親会があったので、スタートは夜9時頃と遅くなりましたが、darkrum7さん行きつけの池袋のBAR「もるとや」で落ち合いました。

 「もるとや」は知る人ぞ知る、人気のモルトBARです。僕も5年ほど前に一度お邪魔しているはずなんですが、やはり記憶はおぼろげで、駅からちょっと迷いました。でも、店の前でdarkrum7さんがちゃんと待っていてくれたので、ひと安心。もるとや

 darkrum7さんは2年ほど前から、僕のブログに時々コメントを下さり、そのモルトの知識の豊かさにはいつも敬服していたところです( 写真左 =「もるとや」。翌朝撮ったために少し変な写真だけど、ご勘弁を!)

 カウンターに座って、早速何を飲もうかなと思っていたところ、darkrum7さんがキープしているお店の「10周年記念ボトル」(クライネリッシュ&リンクウッド)の飲み比べセットを、歓迎の気持ちを込めていただきました。本当に有難うございまーす(最初、「リンクウッド」の方を「ロングモーン」って書きましたが、間違いでした。人間の記憶力は酔うと実にいい加減になるということが改めて分かりました。darkrumさん、ご指摘有難う!)。

 さて、続いて飲んだのは「もるとや」恒例のブラインドテイスティング・コンテストの銘柄(12月分)。「さぁ、何でしょう?」と言われて出されたのですが、いやいやこれは難問です。「ハイランドパークかなぁ…、いやクラガンモアのような感じもするし…」「ストラスアイラかなぁ…、アイラ系でないのだけは分かるけれど…」と悩む僕。

 何度も香りをかいで、口に含んで想像力を精一杯働かせてみましたが、「いやぁ…もう分からよぉ…」とギブアップです。答えは「ダフタウン」だって! そんなマイナーなの、分かるかー!とモルト好きの貴方だって、きっと怒ると思うほどの難問でした。



 いいなぁ…こういう遊び心。こういう企画って普通、関西のBARの方が面白がってやりそうなんだけど、こりゃ負けてるぞー。関西のBARのオーナーさん(マスター)も、こういう遊び心溢れる企画をどこかやってくれないかなぁ…。Bar Too

 さてスタートが遅かったので、1時間ほど2軒目へ。同じ池袋でdarkrum7さんお勧めの酒場は、Bar「Too」という池袋駅から10分余歩いた少し寂しいエリアにある不思議な店でした。

 「Too」は女性バーテンダー2人でされています。実は、僕のBARリスト(手帳)にも「Too」の名前は、(行ったことはないけれど)しっかりと記されていました。BRIOという雑誌の2001年12月号で見て、密かに注目していたBARです。

 「Too」にはなぜか看板がありません。木のドアを開けるのは少し勇気が要ります。でもコンクリートの打ちっぱなしの外観からガラス越しに店内が少し見えるくらいですから、BARであることを隠している訳ではありません。

 店長のHさんは、雑誌で見た通り、きりっとして理知的な顔立ちをされた方です。しかし顔立ちだけでなく、所作も見とれるほど美しいのです。darkrum7さんも「この店に来る客はみんなHさんの美しい所作に見とれてます」と語るほど。

 僕は月並みですが、1杯目は「ジン・リッキー」、2杯目は銀座へ戻ることも考えて、「レッド・アイ」をお願いしました。darkrum7さんは、カンパリ・ビア→マティーニという流れでした( 写真右上 =「Bar Too」の外観。これも翌朝撮った写真。夜っぽく色を少し加工しましたが、やっぱり少しヘン。御免なさ~い)。 

 店は今年で10年目。おそるべしです。これからこの店とHさんがどれほど成長するのか、恐ろしいくらいです。さて、楽しい時間ほど早く過ぎます。居心地の良い「Too」を後ろ髪を引かれる思いで後にし、darkrum7さんとは再会を誓って、池袋駅でお別れしました。富士山090110

 darkum7さん、時間がなくて今回は2軒しか回れませんでしたが、楽しいひとときを本当に有難うございました!

 さて、もう日付が変わる頃。今夜の宿は銀座のホテルです。最後に1軒、お邪魔したのは昨年10周年を迎えたBar「Taliskar」。マスターのUさんとは、開店以来の顔なじみです。

 先日、Uさんのお弟子さんでもあるY君が開いた三島のBar「YUMOTO」を訪れた話などをしながら、この夜のお勧めのモルト「グレン・グラント」などを頂き、銀座の夜は更けていきました(10周年のお祝いに僕は花を贈りましたが、Uさんからはその「お返し」にということでこの夜、記念のグラスを頂きました。感激!)。

写真左 =BAR巡りとは関係ないけど、帰路の新幹線の車窓から雪を戴いた、綺麗な富士山が見えました。やっぱり富士山は美しい!)。

【追記】 それにしても、東京は広いです。その広い東京の中に、銀座、新宿、渋谷、池袋、上野、赤坂、六本木、麻布等々、核になる盛り場がたくさんあります。新橋での懇親会を終えて、JR山手線で池袋へ。しかし、池袋へ着いたのは35分後。大阪キタからだと京都まで行ける時間です。東京は大都会というより、大都市の集合体のような街なのだということを改めて実感しました。

【もるとや】 東京都豊島区東池袋1丁目8-6 DKYビル1F 電話03-5952-9277 午後5時~午前5時 年中無休  【Bar Too】 豊島区南池袋2丁目8-1 エバーグリーンハイツ1F 電話5979-1822 午後5時~午前1時 日祝休  【Bar Taliskar】 中央区銀座7丁目5-12 藤平ビルB1F 電話3571-1753 午後6時~午前2時 日祝休

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Last updated  2009/01/11 10:43:20 PM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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