Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2011/02/20
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カテゴリ: カクテルブック
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11. ロスコクテール【注18】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 ドライジン        四分の二オンス
 フレンチベルモット    四分の一オンス
 デュボンネット      四分の一オンス
 グレナデン        二振り

 を加え、バースプーンにてよく攪き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之に一個のマラスチノー・チェリーを加え、尚ほレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注18】 「ロスコクテール」は、現時点では前田氏の本にしか見られないカクテルである。英文表記の綴りも不明。


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12. ハーバードコクテール【注19】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 ブランデー        二分の一オンス
 伊太利ベルモット     二分の一オンス
 アンゴスチュラビタ  一振り   ガムシロップ  一振り

 を加え、バースプーンにてよく攪き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之にレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注19】 「ハーバード(Harvard)コクテール」は、ハリー・マッケルホーンのカクテルブックやサヴォイ・カクテルブックにも登場する古典的なカクテル。前田氏のレシピは両著とほぼ同じ。


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13. ハレムコクテール【注20】
 コクテールセーカに二三塊の氷を入れ之に

 ウイスキー       三分の二オンス
 伊太利ベルモット    三分の一オンス
オレンジビタ      一振り

 を加え、よくセーク(撹拌)したる後、コクテールグラスに注ぎ、之に一個のマラスチノー・チェリーを加えてすすめる。


【注20】 「ハレム(Harlem)コクテール」は、1910~20年代には欧米では飲まれていた古典的カクテルだが、前田氏のレシピは欧米の標準的レシピ(プリマスジン45ml、パイナップル・ジュース10ml、マラスキーノ5ml)とはベースも含めてまったく異なる。前田氏は何を参考にしたのかは不明。


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14. ハンディカップコクテール
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 グランドマルニエー   一オンス
 三矢レモン       半本

 を加え、バースプーンにて静かに混ぜ、ワイングラスに注ぎ、レモンの皮の小片を入れてすすめる。


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15. ハラウハラウコクテール
 コクテルセーカにニ三塊の氷を入れ之に

 ドライジン      三分の二オンス
 キュラソー      二分の一ティースプーン
 オレンジジュース   三分の一オンス
 三矢レモン       半本

 を加え、よくセーク(撹拌)したる後、コクテールグラスに注いですすめる。


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16. パルメットコクテール【注21】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 ジャマイカ・ラム     二分の一オンス
 伊太利ベルモット     二分の一オンス
 オレンジビタ       二振り

 を加え、バースプーンにてよく攪き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之にレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注21】 「パルメットコクテール」は、サヴォイ・カクテルブックでは「パルメット(Palmetto)」の名で登場する古典的なカクテルである。前田氏のレシピはサヴォイとほぼ同じ。なお、原著は「ハルメードコクテール」となっていたが、明らかに誤植と思われるので復刻版では修正した。


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17. ハアランドコクテール【注22】
 コクテールセーカに二三塊の氷を入れ之に

 ハアランド・ジン    一オンス
 アンゴスチュラビタ  二振り   ガムシロップ 一振り

 を加え、よくセーク(攪拌)したる後、コクテールグラスに注ぎ、之にマラスチノー・チェリー一個を入れてすすめる。


【注22】 「ハアランドコクテール」とは、現時点では前田氏の本にしか見られないカクテルである。英文表記の綴りも不詳(何か情報をお持ちの方はご教示ください)。


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18. パラダイスコクテール【注23】
 コクテールセーカに二三塊の氷を入れ之に

 ドライジン            三分の一オンス
 アップルコット・ブランデー 【注24】 三分の一オンス
 オレンジジュース          三分の一オンス

 を加えよくセーク(攪拌)したる後、コクテールグラスに注いですすめる。


【注23】 「パラダイス(Paradise)コクテール」は、ハリー・マッケルホーンの本やサヴォイ・カクテルブックにも登場する古典的なカクテルの一つで、今日でもバーでよく飲まれている。前田氏のレシピはマッケルホーンの本とまったく同じだが、サヴォイ・レシピ(ジン2分の1、アプリコット・ブランデー4分の1、オレンジジュース4分の1)とは分量比が異なっている。

【注24】 「アップルコット・ブランデー」とは「アプリコット(あんず)・ブランデー」の誤植と思われる。


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19. パーフェクトコクテール【注25】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 オールドトム・ジン又はドライジン 三分の一オンス
 伊太利ベルモット         三分の一オンス
 フレンチベルモット        三分の一オンス

 を加え、バースプーンにてよく攪き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之にレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注25】 「パーフェクト(Perfect)コクテール」は、「パーフェクト・マティーニ」とも呼ばれ、ハリー・マッケルホーンの本やサヴォイ・カクテルブックにも登場する古典的なカクテル。前田氏のレシピは両著と同じだが、サヴォイ・レシピではシェイク・スタイルになっている。なお、この三つの材料を各3分の1ずつ等量にするレシピは「トリニティ」という別名のカクテルとして区別している本もある。


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20. バンブウコクテール【注26】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 ドライパール・セリー   二分の一オンス
 フレンチベルモット    二分の一オンス
 オレンジビタ       一振り

 を加え、バースプーンにてよく攪き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之にレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注26】 言わずもがなだが、「バンブウコクテール」とは今日でもバーで人気がある「バンブー(Bamboo)カクテル」のこと。ハリー・マッケルホーンの本でも紹介されている。現代では、シェリー3分の2、ドライ(=フレンチ)ベルモット3分の1、オレンジ・ビターズ1~2dashが標準レシピ。


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21. バカルデーコクテール【注27】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 バカルデー・ラム      一オンス
 ライムジュース      三、四振り

 を加え、さらにシュガーシロップを加えバースプーンにて試嘗(ししょう)しつつ、適当な甘味を持つ迄(まで)之を加えて攪(か)き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之にレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注27】 「バカルデー(バカルディ=Bacardi)コクテール」はハリー・マッケルホーンの本にも登場する古典的カクテルの一つだが、マッケルホーンのレシピは、バカルディ・ラム3分の2、ジン6分の1、ライム(またはレモン)ジュース6分の1と、ジンを加える点が前田のとは少し異なっている。


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22. ニックオンコクテール【注28】
 調合グラスに約半分の砕き氷を入れ之に

 ブランデー      二分の一オンス
 伊太利ベルモット   二分の一オンス
 アンゴスチュラビタ  一振り   アブサン  一振り

 を加え、バースプーンにてよく攪き廻したる後、コクテールグラスに漉し、之にマラスチノー・チェリー一個を加え、尚ほレモン皮の小片を搾り込んですすめる。


【注28】 「ニックオンコクテール」とは「ニックスオウン(Nick’s Own)・カクテル」のこと。サヴォイ・カクテルブックにも紹介されている古典的なカクテルだが、今日のバーでの知名度はさほど高くない。前田氏のレシピはサヴォイがシェイク・スタイルでつくること以外、ほぼ同じ。スイート(伊太利)ベルモットの代わりにコアントローを使うレシピもある。名前の由来は不詳。


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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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