欧米のカクテルブックで、初めて「ジン・トニック」(本の中では「Gin and Tonic」という表記ですが)という形で紹介されたのは、現時点で確認した限りでは、ともに1934年に出版された「The Artistry of Mixing Drinks; The Ritz, Paris」(Frank Meier著、フランスで出版)と「The Official Mixer's Manual」(Patrick G. Duffy著、米国で出版)が最初です。
欧米のカクテルブックで「ジン・フィズ」が初めて紹介されたのは、現時点で確認できた限りでは、1884年に米国で出版された「Modern Bartender's Guide」(O. H. バイロン<Byron>著)です。レシピは、「オールドトム・ジン1ワイングラス、レモン・ジュース3~4dash、砂糖2分の1tsp、氷、炭酸水」となっています。
ジン・フィズは、「カクテルの父」と呼ばれるジェリー・トーマス(Jerry Thomas)のカクテルブック「How To Mix Drinks」の1887年刊の第2版にも登場しています。トーマスのレシピは、「オランダ・ジン1ワイングラス、レモン・ジュース3dash、パウダー・シュガー1tsp、氷、炭酸水」となっています(バイロンのレシピと違って、ジンはオランダ・ジンを使っています)。