Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2017/02/23
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 39.ヘミングウェイ・スペシャル(Hemingway Special)

【現代の標準的なレシピ】 【スタイル】 シェイク

 ハバナのバー「エル・フロリディータ(El Floridita)」のチーフ・バーテンダー、コンスタンチノ・リバライグア(Constantino Ribalaigna)が、1930年代、常連客だった文豪アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway 1899~1961)のために考案したと伝わっています。

 当初は、「パパ・ダイキリ(Daiquiri como Papa)」と呼ばれていましたが、その後「パパ・ドブレ(Papa Doble)」と名を変え(1947年頃まで)、最終的に現在の名前のように呼ばれることが多くなりました(出典:wiki.webtender.com)。

 リバライグアは考案当初、シュガー・シロップも入れ、マラスキーノは使っていませんでしたが、ヘミングウェイの注文もあって、最終的にこのレシピになったとのことです。ヘミングウェイは、自分につくってもらう時、ラムを通常の3~5倍くらい多めにしてもらったという逸話は有名です(ハバナ・クラブのHPでは、ラムは「Havana Club 3年かSilver Dryを使うこと」と指定していますが、ヘミングウェイ自身はバカルディ・ホワイトをベースにしていたと伝わっています)。

 考案者の名について、「アントワーヌ・メラン」としている専門サイトもあります(出典:PBOのHPほか)が、これは間違いです。フロリディータのHPによれば、「ヘミングウェイ・スペシャル誕生の瞬間を店内で目撃し、証言を残したリバライグアの妻のいとこの名がアントニオ・メイラン(Antonio Meilán)である」ことから、この人物を考案者と混同したものと思われます。

 欧米でもかなり知名度のあるカクテルですが、意外なことに収録しているカクテルブックは少ないのです。確認した限りでは、「クラフト・オブ・ザ・カクテル(The Caft of the Cocktail)」(Dale DeGroff著、2002年刊)ほか数えるほどです(米国とキューバが近年まで国交を断絶していたことも一因かもしれません)。ただし、欧米のホテル・バーなどのカクテル・メニューにはよく掲載されていることからも、現在でもかなり知名度があって、人気もあるカクテルであることは間違いありません。

 ヘミングウェイは「我がダイキリはフロリディーダにあり」と言ったほど、この自分用のオリジナル・ダイキリを愛して、これを飲みながら執筆活動を続けました。彼はこの「パパ・ダイキリ」を店では平均12杯くらいは飲んだのに加えて、帰りに水筒に6~7杯分を詰めてもらって持ち歩いたという有名な伝説も伝わっています。

 なお、ヘミングウェイが飲んでいたオリジナルのレシピと伝わっている中身は、「バカルディ・ホワイトラム2& 1/2 ジガー(約115ml)、ライム・ジュース2個分(小ぶりのメキシコ産ライムを使用)、グレープフルーツ・ジュース半個分、マラスキーノ6drops、氷」というとんでもない分量のレシピになっています(出典:http://cocktail-zanmai.seesaa.net/article/300479695.htmlほか)が、酒豪だったヘミングウェイならあり得るかもしれませんね。

【確認できる日本初出資料】 2000年以前の文献ではなぜか見当たりません(紹介例をご存じの方はご教示ください)。



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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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