Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2017/08/12
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 「イチローズモルト」って、どうして普通の酒屋さんのルートでは販売しないんでしょうかねぇ。「マルス」さんや「あかし」さんは、数量は少なくとも、それなりに普通の酒屋さんの棚にも並ぶのに、イチローさんはごく一部の酒屋さんか一部の百貨店だけです(それも不定期に)。

 Bar UKでも、通常の取引関係にある複数の酒屋さんルートでは、ほとんど入手できません(なので店にあるのは基本、基幹商品の「リーフ」シリーズだけです)。加えて、イチローさんが最近リリースするのは基本、限定ボトルばかりです(それも、少量が、やたら頻繁に)。

 そして基本、特定の流通ルートでしか販売されません。だから、すぐにソールドアウトになってしまいます。そんな商品は、我々Bar業界には、ほとんど回ってきません(たまに、試飲会の抽選で当たって買える程度です)。イチローズ・モルトの製造元であるベンチャー・ウイスキーさん(秩父蒸留所)は、自分たちの造ったウイスキーを、誰にどこで販売してほしいと、そして誰に飲んでもらいたいと願っておられるのでしょうか?

 限定ボトルを仕入れた一部の酒屋さんは、懇意な取引先以外には、仕入れた翌日から標準小売り価格(8千円~1万5千円くらい?)の3倍から5倍、時には10倍!もの値段で堂々とネット販売されています。時には、ヤフオクにも出されたりされてます。「資本主義の世の中だから、どこで、誰に、いくらで売ろうが勝手でしょ」という論理なのでしょうが、普通の酒屋さんがそんなあくどいことをしていいのか、疑問は膨らむばかりです。

 一方、一般の愛好家やコレクター、マニアは、ほとんどが秘蔵して個人で楽しむか、高い値段でオークションに出すかしかしませんので、Barにはあまり流通しません。結果、普通の街場のオーセンティックBarにはイチローズモルトはなかなか届かず、良心的なウイスキー愛好家が(Barで)適正な価格で味わえないという状況がずっと続いています。

 おそらく各方面からこうした声は届いているはずでしょうが、ベンチャー・ウイスキーさんはなぜ販売手法を改善されないのでしょうか? それとも、いろいろな”しがらみ”があって改善できないのでしょうか?

 「海外でのジャパニーズ・ウイスキー人気もあって、生産量が需要に追い付かないから」との説明も聞きますが、例えば、「リーフ」シリーズなら、スコットランドの輸入原酒をブレンドしているんだから、もう少し流通量を増やし、販売ルートももっと広げられるんじゃないかと思います。しかし相変わらず入荷は少なく、販売拠点も増えないままです。「中間業者との力関係で、なかなかベンチャーウイスキーさんが考えるような売り方が出来ないのではないか」との話も聞きますが、ならば、ぜひ改善して頂きたいです。

 この「発売直後の高値転売」問題は、もちろん、イチローズモルトに限った話ではありません。他のメーカーの限定品でも同じような現象が見られます。現状は、正規料金のコンサート・チケットが業者によって高値で転売されて、一般の純粋な音楽ファンが泣いている状況にとても似ています。チケット転売問題は最近、音楽業界が協力して根絶に向けた取り組みに努力して、それなりに成果も上がっています。

 しかし、ウイスキーの高値転売問題に関しては、業界に解決・改善の動きは見えません。メーカーさんは、仕入れたウイスキーをすぐネットで3倍~10倍もの値段で売るような中間業者・酒屋さんや個人には、今後一切、商品は売らないというくらいの強い意志を持ってほしいです。最終的には、業界でそういうルールづくりをしてほしいものです。

 日本国内のオーセンティックBarで、ジャパニーズ・ウイスキーが適正な価格で味わえないような状況をメーカーの皆さんはどう考えておられるのでしょうか? どうか、普通に真面目に営んでいるBarにも行き渡るようにしてほしいと、切に願います。



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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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