Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2022/01/08
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カテゴリ: ITTETSU GALLERY
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 成田一徹・バー切り絵作品集
『NARITA ITTETSU to the BAR』
完全改訂増補版 発刊記念!
 ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(449)


  凧(たこ)  1990年代前半
  ※お正月シリーズ。本日は「凧(たこ)」。日本各地には様々な伝統の凧が伝わっているが、一徹氏が描いたのは八丈島に伝わる「為朝凧」である。
 源為朝(1139~1170?)は保元の乱(1156年)で敗れ、伊豆の大島に流された後、八丈島にたどり着いたが、後に追討されて自害したという伝説を持つ武士である。「為朝凧」は弓の名手でもあった為朝の勇士伝説を伝えるもので、色鮮やかな凧として芸術的な評価も高い。「為朝凧」の凧揚げは現在でも島の伝統行事になっているという。
 さて、「為朝凧」ならずとも、お正月に公園に凧揚げに興じた思い出のある方は多いのでは? という訳で、きょうもWikipedia日本語版を参考に、少し受け売り知識を。
 凧の起源はよく分かっていないが、世界各地でその形は見られるので、それぞれの地域で様々な目的を持って生まれたのであろう。中国では紀元前4世紀頃には、すでに軍事目的で凧が作られていたという記録が伝わっている。
 日本では、平安時代中期に作られた辞書『和名類聚抄』に「紙鳶」「紙老鳶(しろうし)」という名で「凧」が登場するので、その頃までには(中国から)伝わっていたと思われる。
 日本の伝統的な和凧は、竹の骨組みに和紙を張った凧である。長方形の角凧のほか、六角形の六角凧、奴(やっこ)が手を広げたような形をしている奴凧など、様々な和凧がある。空中での安定度を増すために、尻尾(しっぽ)と呼ばれる細長い紙を付けることも多い。
 14世紀頃に入ると、交易船によって南方系の「菱形凧」が長崎に持ち込まれ始めた。江戸時代の17世紀には長崎・出島のオランダ商館で、商館の使用人たちが凧揚げに興じている様子を伝える資料も残っている。
 江戸時代には、大凧を揚げることが日本各地で流行り、江戸の武家屋敷では凧揚げで損傷した屋根の修理に大金を費やすこともあった。北斎の浮世絵「富嶽三十六景」にも凧揚げを描いた作品がある。明治以降、電線が増えるに従い、市中での凧揚げは減っていくが、正月や節句の子供の遊び、あるいは「祭り」として現在でも各地で継承されている。



◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします (著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。

※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、 こちらへ

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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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