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2015.09.12
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テーマ: 陶芸(41)
カテゴリ: カテゴリ未分類
どうさい「イオン性発色剤を発色させるためにはどこかの工程で金属イオンを水不溶性とする必要がある。今まで述べてきたのは釉薬を施した後、イオン性発色剤を滴下し、本焼きの時水不溶化を行ってきた。これでは水の拡散にお任せになってしまい細かい絵が描けない、イオンの固定化を細かく行うにはイオン液を塗った後、”素焼き処理”が実行されているが、素焼き処理は一日仕事になるので、何とか簡単に実行できないかと考えてきた。」

悪友「何かいい方法があったの?」

どうさい「回転寿司やで職人が炙りでバーナーを使っていた、おっ、これだなと思った。」

悪友「さっそく使ってみた?」

001.JPG
 写真1 各イオン溶液を横に滴下していき縦にバーナーで一部加熱したもの

どうさい「写真1は縦横12cm程度の素焼(950℃)板に上から硝酸コバルト、EDTA・Co、EDTA・Cu、硝酸ニッケルをそれぞれ2滴ずつ滴下していった。このなかでEDTA・Co、EDTA・Cuは薄いながらピンク、緑色に着色しているのが分かる、しかし、残りの硝酸塩は色が識別できない。携帯バーナーで左の方のみ縦に炙っていくとピンクと緑が消えてゆき銅のところがまず黒くなる、その後Co、ニッケルのところも黒く着色してくる。時間にして1-2分かな、何が出来たか確認した訳ではないが、状況からコバルト、銅、ニッケルの酸化物が出来たとした、これらは水不溶性である。板を冷却後、施釉(釉薬の水懸濁液に1秒ほど浸漬し取り出す)して乾燥後、右の方に着色イオン液を2滴ずつ滴下して以前の方法と比較した。これを本焼きしたのが写真2である。」

003.JPG
写真2 写真1に施釉後比較の液滴下を行った後本焼きした

バーナーで炙ったところ、つまり写真1で黒くなっているところは液滴下跡がくっきりしている、それに対してバーナー炎を当てなかったところは薄くぼんやりしている。加熱で金属イオンが酸化物になったところは固定されている。イオンのままの金属は施釉時に移動していると考えられる。」

悪友「銅はどうして炙ったところもそうでないところも滲み出しているのだろう?」


炙った金属イオンと施釉後に滴下した金属イオンはともに2滴滴下したのに大きさか後者の方が小さいのは滴下後の拡散時間の差によるものと思われる。色の濃さは加熱したものの方が濃い。あぶりにより水不溶性の酸化物になったとすると説明が付く。」

悪友「テストピースの左辺のひび割れが気になるのだが?」

どうさい「これはバーナーで加熱していた時、ピチツと音がした、本焼きした後ヒビに気が付いた。部分的に温度が上がりすぎたのであろう。1.酸化温度はどのくらいがいいか、2.素焼きの温度を高くして丈夫にしておく必要がある、3.別な熱源による加熱方法もありそうだ。4.炙り方をどうするか。検討項目は多いな。ニンニン。」

























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最終更新日  2015.11.16 23:17:25
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