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Jul 30, 2020
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カテゴリ: カテゴリ未分類
よく歌手なんかがスタジオで録音している光景を見ると、みんなヘッドホンしてますね。


スタジオ録音の場合、スタジオにオケを流してしまうとヴォーカルのマイクがそれを拾ってしまうので良い録音ができません。
ヘッドホン装着のホントウの意義はオケと声とのバランスを見極めるためですね。
それとともに自分の"ホントウに聞こえる声"を確認するためでもあります。


録音された自分の声を聴くと、たいていの人は声の高低に違和感を覚えるハズです。
「自分はこんなに"高い"声だったんだ!」と。
実は人間は自分の声を、発しているよりやや"低め"に聞いているのです。
なぜかと云うと、耳が聞いている自分の声は、口から発せられて鼓膜に届いている声(気導音)と、口腔内から頭骨を伝わって内耳を直接振動させてる声の合成だからです。

このとき脳は外から鼓膜を通じて入ってきた声と、頭骨を伝わった声の見分けはつきません。
つまり他人が聞いている本当の自分の声はあなた自身は聞くことができないのです。
頭骨を伝わる声は「低く」「くぐもった」音として聞こえます。
この声を出した時の声帯の振動が頭蓋骨を通じて直接的に伝えられる音は「骨導音」と云いますが、あなた以外の人はこの骨導音が届かず気導音だけを聞いているのですね。
そこで、この「骨導音」を積極的に使った有名な音楽家がいます。
18世紀ドイツの作曲家ベートーヴェンです。
彼は20代後半に難聴を患い、それ以降、ほとんど何も聞こえない状態になりました。
音楽家にとって致命傷です。
そこでベートーヴェンは指揮棒を歯で噛み、ピアノに押し付けて骨伝導で音を聞き取ることで、作曲を続けることができたと云われています。
これで音が聞こえるなら、科学の進んだ現在だったら、難聴の人用になにかできそうですね。
もう有ります。


骨伝導補聴器は、外耳や中耳を通さずに直接内耳へ音を届けることができるので、外耳や中耳に障害が起こっている人が装着することで、完璧でないとしても、障害が起こっている箇所を飛び越えて音を届けることができるのです。
しかし、この補聴器は内耳自体に障害が起こってしまっていたら、いくら内耳に音を送り込んでも感じ取ってもらえないので役に立ちません。
つまりオールマイティではないんですな。
この骨伝導を健常者用に応用したのが「骨伝導イヤホン」ですね。
耳に直接イヤホン部を差し入れなくても、骨伝導が発生する耳の傍に装着すればいい。

しかし周囲の音も同時に聞くことができるので、ジョギングやマラソン、アウトドアなどアクティビティをする人には愛好者も多いです。


骨伝導を自然に自ずと使っている生き物があります。
「クジラ」です。
クジラは水圧の影響を避けるために聴覚器官が全て体内にあります。
しかし下顎の骨で水の震動をとらえて耳骨に伝えることで音を感じ取っているのです。
ヘザー・ノバはバミューダ諸島出身のシンガーソングライターです。
なかなかバミューダ諸島出身の歌手なんて見当たりませんね。
今も現役ですが、最高期は90年代です。
ノバと云えば、デビュー曲の「ウォーク・ディス・ワールド(Walk This World)」が最も有名ですが、きょうはあえてブラジル作曲界の至宝でボサノヴァ創生者のひとり、アントニオ・カルロス・ジョビンの「ウェーブ(Wave)」をお聞きいただきましょう。
この曲はフランク・シナトラのカヴァーが有名ですね。

NOVA - Wave - Antonio Carlos Jobim





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Last updated  Jul 30, 2020 05:14:17 AM
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