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スマートフォン(スマホ)の中でも、最高のカメラといわれるソニー 「Xperia Z1」がNTTドコモとauから今月下旬に発売されます。スマホのカメラとしてはアップルのiPhoneシリーズのカメラが誰でも簡単にキレイな写真が撮れることでも定評がありましたが、ソニーモバイルコミュニケーションズの今冬モデル「Xperia Z1」は、人気のiPhoneにカメラ機能で真っ向勝負をかける製品でもあります。では「Xperia Z1」は、一体どのあたりが凄いのでしょうか。■ソニーのカメラ技術を注ぎ込んだXperiaXperiaの開発と販売をしていたSonyEricsson(ソニー・エリクソン)から、2012年ソニーの完全子会社化になったソニーモバイルコミュニケーションズによる開発・販売に変更されました。この変更でXperiaは大きく生まれ変わることになります。ソニーモバイルコミュニケーションズは、世界市場で戦えるラインナップの強化を進め、発売機種数の増加と、強いフラッグシップ機の開発に注力します。その強いXperiaの中心となるのが、カメラ機能です。ソニーといえば、デジタル一眼レフのαシリーズ、ミラーレス一眼のNEXシリーズ、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のサイバーショットシリーズと、世界で認められている強いカメラ技術があります。ソニーモバイルコミュニケーションは、時間をかけて培ってきた、この世界レベルのカメラ技術をXperiaシリーズに注入してきました。その集大成が、今冬モデルの「Xperia Z1」と言ってもよいでしょう。■コンデジ品質のハードとコンデジを凌ぐカメラアプリ「Xperia Z1」カメラの特徴は大きく分けて2つあります。1つは、コンデジ品質のカメラとしてのハードウエアです。コンデジの画質をそのままスマホに搭載した高画質です。○コンデジと同じイメージセンサーとレンズキレイな写真の決め手は、イメージセンサーの大きさとレンズです。「Xperia Z1」は一般のコンデジ同じ/2.3インチというスマホで異例の大型イメージセンサーを搭載しています。(Xperia Zでは1/3.0インチ)画素数の一般の高画質コンデジの1600万画素を超える2070万画素となります。もう1つの要素であるレンズは、F値2.0の「Gレンズ」とよばれる明るいレンズが搭載されています。これに加えて、全画素超解像3倍ズーム、デジタル手ブレ補正、高感度と、まさに高性能なコンデジのようなハードウエアと機能の搭載を実現しました。■スマホではじめてキレイなズーム撮影ができるスマホカメラの大きな課題がズーム撮影です。光学ズームレンズが搭載できないスマホは、これまで画質が極端に落ちてしまうデジタルズームしか選択肢はなく、撮影した後にトリミング(部分的に切り取り)するほうがマシというように事実上ズームは使えないレベルでした。ところが、「Xperia Z1」は、デジカメで採用されている全画素超解像ズーム(3倍)が搭載されており、スマホで初めてキレイなズーム撮影が可能な機能といってもよいでしょう全画素超解像ズームはソニー独自の技術で、解像感を保ったまま3倍までのズーム撮影ができます。■ハード以上に凄い コンデジを超えるカメラアプリ「Xperia Z1」は、確かにカメラのハードウエアがスマホを超えたレベルなのですが、それ以上なのが、コンデジをも超えるレベルのカメラアプリです。「Xpeia Z1」のカメラアプリは「タイムシフト連写」をはじめ「Info-eye」「ピクチャーエフェクト」「ARエフェクト」など多数の撮影モードやエフェクト、連写機能があります。さらに、どれもスマホのカメラアプリ画面上でリアルタイムに確認ができるので、初めての人で簡単につかえるのです。○タイムシフト連写シャッターを押した前後1秒間に、61枚の高速連写で撮影された61枚の写真がすぐに画面にサークル上に表示され、指で操作しながら確認ができるの大画面液晶ディスプレイを搭載したスマホのメリットを最大に活かしています。タイムシフト連写○Info-eye撮影した画像からネット検索して関連情報が画面で確認できます。写真に写ったビルやテーマパーク名、商品名から、その関連情報がすぐに分かるのです。つまり、旅行などで写真を撮った場所や名産品など、あとからネットで検索するといった手間をかけずに写真を撮ったその場で知ることができてしまうのです。○ピクチャーエフェクト9種類のエフェクト撮影効果を、撮影前に画面で確認ができますので、取る前にどのような効果にあるか知った上で殺意ができます。これまでのように、撮影後にエフェクト効果を決めるのではなく、撮影する前にイメージ通りの写真を撮影できるというわけです。ピクチャーエフェクト「Xpeia Z1」は、ソニーのカメラ技術を惜しげもなくスマホに注入されています。もちろん、専用機のデジタルカメラに及ばない点もまだありますが、日常撮影ではデジタルカメラに劣らない高画質とデジタルカメラ以上の便利なカメラアプリを実現しており、Xperia史上最高のカメラというのも、納得できます。
2013.10.21
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「新しいWindowsのリリース」となれば、いつもなら「いよいよ」といった言葉が添えられるものだが、Windows 8.1の位置付けは従来のリリースとは異なっている。マイクロソフトが「ラピッドリリース」と呼ぶ、新しいWindowsの開発スケジュールに則って開発された初めてのバージョンだからだ。 前作のWindows 8から約1年後に投入された“8.1”の位置付けを再確認するとともに、どのような価値をユーザーに提供するものになるのか、マイクロソフトの意図を探ってみることにしよう。●同じ0.1でも“3.1”とはまったく意味が異なる“8.1” マイクロソフトはWindows 8.1をリリースするうえで、この半年ほど何度も繰り返し、「従来の“0.1”アップデートとは異なること」を伝えようとしてきた。 従来のWindowsにおける“0.1”アップデートは、元バージョンに残るひずみを取るための「大改修」であり、「作り直し」と言えるほど大きな改良を施していた。例えば、Windows 3.0に対する3.1や、Windows 2000に対するWindows XPなどが相当する。 大幅な改修でOSとしての完成度を上げることが期待される“0.1”アップデートだが、その半面、互換性やパフォーマンスなどの面で再評価が必要だったり、あるいはインストール作業そのものが大がかりな改修だった。 すなわち、集合住宅の保守で言うところの「大規模修繕工事」や「追加設備工事」のようなものだ。メジャーなバージョン番号の更新を「その時代の環境と技術で作り直す新しい建物の建設」とするなら、かつての“0.1”アップデートは「時の流れに合わせて補修や仕様変更を行い、ひずみを補正する改修工事」といった趣である。 しかし、今回の“0.1”アップデートは違う。なぜなら、これまでのようなやり方では、動きの速い今のITトレンドに追従できないからだ。ご存じのように、さまざまなアプリケーションがクラウドへと流れ込み、クラウドを手軽に活用するための“Apps”を通じて、多くの価値が利用者に届けられるようになってきた。 新たな応用提案の発信も、かつてはPC上の実装をプロトタイプとして始まっていたのに対し、今はクラウド+Appsが発信元になっている。ネットを通じたアプリケーションの広がりは言うまでもなく速く、「コンピューティングトレンド」の変化もまた加速している。 つまり、以前ならば新たなコンピューティングトレンドの発信源は、Windowsが動くPCであり、マイクロソフト自身がWindows上で繰り広げられる開発競争を見極め、アップデートを繰り返せば、時代感に見合ったOSを提供できていた。しかし今は、そもそものトレンド発信がクラウド側に移り、速度も速まったため、トレンドに合わせて細かく改良する必要が出てきた、というわけだ。 同じ“0.1”アップデートでもこの違いは大きい。マイクロソフトが8.0に対して8.1を無償提供するのには、こうした位置付けの違いがある。当然ながら導入に際しての手軽さも異なる。Windows 7以前から8.1への更新は、これまでのWindowsバージョンアップと同じ位置付けになるが、Windows 8から8.1への更新は従来のサービスパック導入に近いものだと捉えてよい。 そして(おそらく……だが)、“8.2”以降も同様の手法で年々変化するトレンドに合わせた改良が続けられるだろう。●Windows 8が目指した理想と現実 では、Windows 8.1とはどのような意図をもって改良されたOSなのだろうか。SkyDriveとの統合度を上げるなど、よりクラウドとの連動を意識したOSになっていることは間違いないが、今回のリリースに関しては「環境適応」のためのアップデートというよりもWindows 8での積み残しを、ここで一気に処理しようとしたアップデートと考えたほうがよいと個人的には感じている。 Windows 8が目指した理想は、マイクロソフトの得意領域である「PC」から「スマートデバイス」の領域へと攻め入ることだ。スマートフォンの領域で覇権を争えない状況であることは明らかな中、スマートフォンの適応分野を拡大したタブレットがPC市場を浸食している。 そこで機能やパフォーマンス、キーボードを使ったより高い作業性などを生かし、PCのパワフルさをそのままに、タブレット領域にまで応用分野を広げようと考えたのがWindows 8である。このOSの開発を指揮したスティーブン・シノフスキー氏は、世界中で稼働する10億台のWindows PCが将来、“クラウド+Apps”を自在にタッチパネルで扱えるプラットフォームになることを期待し、タッチパネルとキーボード操作の両立を狙った新ユーザーインタフェースとシステムAPIの開発に取り組んだ。 とはいえ、目指した理想へ簡単に到達できるわけではない。加えて、PCをPCとしてのみ使いたいユーザーからは、タッチパネル対応の面が強調されすぎてしまい、実は細かな改良が無数に行われているにもかかわらず、不要なOSバージョンとして敬遠される理由にもなってしまった。 ドラスティックな変化に対する拒絶反応は、今もなお続いている。従前からのPCユーザーと、これから目指したい新しいコンピューティングの形。この2つをうまくつなげられないものか。Windows 8.1でマイクロソフトが取り組んだのは、マイクロソフトが目指す理想とユーザーの肌感覚に存在するギャップを埋めることだ。 マイクロソフトはWindows 8が抱えていた不完全な点(タッチパネル対応でありながら、タッチ操作が可能な設定・機能が限られていること。タッチパネル対応アプリを開発するためのAPIが不足していたことなど)を、ここで一気に修正しようともくろんだ。 Windows 8は必要なメモリ容量が少なく、高速に動作するなど、基本ソフトとしての性能には優れていたが、主に2つの点で問題を抱えていた。それらはいずれもタッチパネルの機能をPCに統合するために盛り込まれた部分にある。 1つは既存ユーザーへの配慮に欠けていたこと。キー操作の手順が同じとはいえ、ビジュアル面での違いやちょっとした「振る舞い」、「作法」の差が従来からのファンをいらつかせた。Windowsへのタッチ操作の導入(スタートメニューからスタート画面への移行)は、やや強引だったと言わざるを得ない。 もう1つはタッチパネル対応のアプリを書くために必要な機能が、圧倒的に不足していたことだ。このため、優秀なタッチパネル対応アプリがなかなか増えず、現在もって不足状態が続いている。「PCなのだからWebブラウザでも十分対応できる」とサービス提供者に考えられていることも原因の1つだろう。 “8.1”は、こうした未完成とも言える部分にしっかりと手が入り、タッチ操作をほとんど使わないユーザーにも配慮している。そのうえで、従来は機能的に不足していた部分(WinRTと呼ばれる部分)を大幅に強化している。そのために新たに増やしたAPIは実に“5000”という。 今後の成長領域とみられるタブレットの世界に、10億台が稼働するWindows PCをテコとして使うためにマイクロソフトも必死なのだ。 では、iPadはもちろん、Andoridタブレットの領域にもほど遠かったWindows 8のタッチ機能とアプリの洗練度は、Windows 8.1で向上するのだろうか。次回はWindows 8.1での具体的な改良点について掘り下げていきたい。
2013.10.17
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