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April 19, 2014
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カテゴリ: 教授の読書日記
 なんか最近、仕事の方向性があらぬ方角に向かっているので、純文学っぽいものをあまり読んでないという。ま、それは仕事のせいというよりは、自分の欲求がそっちの方に向いてないということなのですが。

 そんなこともあって、今日は久々にそんな感じの本を読んでみました。

 読んだのは藤本和子氏の『リチャード・ブローティガン』という本。

 『アメリカの鱒釣り』で名高いブローティガンですが、日本では大半の作品が藤本和子氏の翻訳を通じて紹介されていて、でまたその翻訳があまりにもいいので、ブローティガンの作品より藤本さんの翻訳の方がいいのではないか、とすら噂されるほど。

 ということもあって、ブローティガンと言えば藤本和子、なわけですが、その藤本さんがブローティガンの思い出を書いた本となれば、きっと面白いのだろうなと思って、前にこの本を買ってあったわけ。で、それを急に思い立って繙いてみたと。

 で?

 面白かったか?

 うーーーーん・・・・。



 ハッキリ言いますと、私にはよくわからん本でしたね。もちろん、この本がダメ、と言っているわけではなく、私にはピンと来なかったということで、罪は私の方にあるのかも知れません。

 でも、藤本さんはブローティガン本人とも親しかったわけだから、もう少しこう、直接的に対象に切り込んで欲しいのに、なんかこうふわふわと対象の周りを漂っているだけみたいな感じで、それだったらそれで、もっと作品の分析をしっかりするとかしてくれればいいのに、梗概ばかりが延々と続くし、結局、思わせぶりだけで終わっちゃったなあ、みたいな印象がありましたね。

 この本を読んでいて、唯一ピンと来たのは2ケ所、すなわちブローティガンの最初の本を出版したのが「グローブ・プレス」だったということ。それから『アメリカの鱒釣り』がヒットしたのは、ハードカバーの時よりも、それがデル社によってペーパーバック化されてからだった、ということ。特に「グローブ・プレス」については、私もいずれそのうちに調べてみようと思っているので、ちょっと心の中にメモしてしまいました。しかし、これらの点は「文学」的観点ではなく「出版史」的観点だからなあ。

 というわけで、久しぶりに文学的な空気に接しておこうと思った私の意気ごみも、ちょっと空振り気味で終わってしまったという。それにしても、文学好きなら涎を流して読まなくてはならないはずの本ですら、うわの空でしか読めないという、この私の感性は一体どうなってしまったのでしょうか。ちょっとヤバいね。そろそろ「文学者」って肩書きを、返上しないといけないレベルに近づきつつありますな。







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Last updated  April 19, 2014 10:17:42 PM
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ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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