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カテゴリ: 政治経済

何度も繰り返して恐縮ですが、 社会主義・共産主義の対立概念は「自由主義」であり、資本主義ではありません 。社会主義や共産主義にしても、資本を投じて経済成長を目指すことに変わりはない。その資本を「誰が持つか?」という違いなのです。

 そもそも、マルクスが批判したのは資本主義ではなく、自由主義です。民間が自由に資本を持つことを可能にしてしまうと、利益(マルクスは剰余価値と呼んだ)が再投資され、ブルジョワジーとプロレタリアートの格差がひたすら拡大していく。結果、階級闘争に至るというのが、マルクスの歴史観でした。

 三橋TVなどで解説していますが、究極の自由主義は、今のところ人類は経験したことがありません。

 そもそも、産業や財、サービスにより、

「民間の自由に任せた方がいい」

「政府がコントロールした方がいい」

 は 異なるわけで、しかも政府が関与する場合は「どこまで?」というグラデーションにな るのです。

 要は、 何とか主義といった単純論にとらわれるのはやめなさい 、という話。現実が理解できなくなる。

 例えば、コメ生産一つとっても、経済学的な自由主義で、

「国内のコメ農家が全滅しても、民間の自由に任せる。外国からのコメ輸入も、一切、規制しない」

 などとやっていいはずがないし(日本はこれに近い・・・)、逆に政府がコメ生産を守るにしても、

「農家がどれだけコメを生産「しなくても」所得は一定」

 とやってしまうと、確実に生産性は下がります。

 というわけで、 農家がコメ生産を「増やす」インセンティブと、コメ生産の存続を両立させる必要がある わけで、そういう意味でアメリカの「再生産可能な価格の補償」という制度は、なかなか悪くないように思えます。まあ、 生産コストが上昇したり、農産物の市場価格が下落すると、政府の予算がひたすら拡大する ことになりますが。

 前置きが長くなりましたが、基本的に権威主義国家、あるいは非・民主制国家は「自由主義」ではなく「社会主義」に寄ります。すると、生産者が生産性向上の投資をするインセンティブは消えます。 何しろ、資本が自分のものにならない のですから。

​​​​​========================続く=================
記事タイトル: 非・民主制国家のデフレーション(前編)

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Last updated  2026.10.10 17:33:30
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