After22

2006/04/10
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カテゴリ: ヴィッセル神戸
第8節 ホーム(神戸ウイングスタジアム)  神戸1-2札幌

負けたことよりも、選手の心が折れたのが辛かった。

敗因は相関する二つだと思う。
前線からのプレスが掛からない事と、DFラインを高く保てないこと。
これは両サイドバックの丹羽と小林の位置取りが下がりすぎているためだが、
序盤は特に押し込まれるというより、自らその位置取りを選択していた。
守備を買われている(と思われる)二人が、
高い位置で勝負できなかったのは、何故だろうか。
先制点を得たことによる守りの姿勢の表れか、それとも自信の無さなのか、

この両サイドに代表される違和感が、神戸には終始漂っていた。

これにより中盤をコンパクトに出来ず、選手間の距離が間延びした。
前線からのチェックも連動性が無く、
相手にかいくぐられた後は、小森田の両脇に有る広大なスペースを突かれる事になる。

攻撃に関しても、栗原の位置が低すぎるため、
茂木に当てた時のサポートが無く、キープもままならない。
また両ワイドの近藤、カンジョにボールが入った時にも
両サイドバックからのサポートは距離的に当然無く、前線の3枚ともが孤立。
攻撃は個人技による突破のみと、チームとしての戦術以前の状況だった。
得点の匂いがしそうなのは、突破力とシュートの意識を兼ね備えた近藤のみという前半。

後半、なんとその近藤に代えて、バロン投入。

事実、攻撃だけでなく、芳賀にやられ放題の丹羽のサポートに奮闘していたのだから。

バロンが入って、近藤が抜けたことにより、
前線からの守備力が激減し、ますます劣勢を強いられる。
それでも1点リードしている展開なのだが、
選手達は自信の無さから来るのか、負けているかのようなプレー振り。

右サイドを突破されて同点に追いつかれる。

そして状況を改善することも無く、極めつけは2失点目。
オフサイドをセルフジャッジして足が止まったところを突かれて、
丹羽のオウンゴールに繋がってしまう。
丹羽の責任と言うよりも、チーム全体の責任。

しかも、ボールが転々としているのにも関わらず誰も拾ってセットしない。
サポーターの声に気付いたカンジョがやっと拾いに行ったが、
ここで、いや同点に追いつかれた時点で気持ちが切れてしまっていたと思う。

攻撃もバロンが入った時の悪い癖で、
バロンの頭を目掛けて放り込む単調な攻撃を繰り返すのみ。
しかも、そのハイボールにバロンが競り勝てないのだから、得点の匂いは全くしない。


早くも我慢を強いられる状況になってきた。
選手もサポーターも自分が出来ることをもう一度見直そう。

歯車が噛み合わないだけだと思うのだが、
選手だけでなく、サポーターさえも自信のなさが気になる。
みんな、去年のことが消化できていない。払拭できていない。

大丈夫、自分で自分を信じよう。


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最終更新日  2006/04/10 01:11:31 PM


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