After22

2006/06/14
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試合はかなり気楽に見ていて、敗戦が決まった瞬間も、

しかし、時間と共に悔しさが増していき、
自分で思っている以上に日本代表に期待していたことに気付きました。

土曜日に神戸のJ2リーグ戦があるので、
それまでに切り替えられるように
オーストラリア戦を一度自分なりに整理してみます。


まず、選手のコンディションの悪さ。
後半に足が止まったのは試合を通して押し込まれていたためで仕方ないとしても、

坪井が後半早々に足を攣ったのも無関係ではないでしょう。
マルタ戦からコンディションを上げてくると思っていただけに、
暑さを考慮してもこの試合のパフォーマンスは予想外で、
チームとしてW杯に向けた準備がうまくいかなかったのが残念。


次に試合内容。
日本が押し込まれていたのはDFラインと中盤が間延びして、
バイタルエリアの前に広大なスペースが出来たことによるもの。
オーストラリアはそれを作り出すために
屈強なFWにボールを当ててラインを下げさせることを徹底していたのですが、
日本も、DFラインの下がりすぎ、
両サイドがDFラインに吸収されて高い位置を保てなかった、

前線や中盤で相手のロングボールの出し手にプレッシャーをかけられなかった、
ゴールキックも直接ラインを割ることが多く高い位置で基点が作れなかった、
など、ラインを押し上げるための個人の仕事がなかなか出来ませんでした。
これらは全てが連動していることなので、
誰が悪いと言うよりも、チームとして対応しきれなかったということでしょう。

オーストラリアの選手交代には対応できませんでした。
日本の良い所を発揮させてもらえなかったのが残念。


最後に結果。
個人的には勝ち試合を落としたと思っています。
敗戦ということだけでなく、
スコアと残り時間、目標(グループリーグ突破)を考えて
チームとして意思統一が出来ていなかったのと、
同点に追いつかれた後に気持ちが折れていたのが残念でした。

展開は悪いながらもラッキーなゴールで、
(誤審とは言え駒野のPKを取ってくれなかったのでチャラですが)
1-0でリードしていたのにうまく時間を使えず、
1-1と追いつかれたあとも「失点しないこと」を考えられず、
考えられる中で最悪の結果になってしまいました。
大舞台、疲労、暑さもあったとは思いますが、
選手個人とベンチの状況判断のミスが痛かったですね。

特に坪井の交代が誤算だったとは言え、ベンチの采配は疑問でした。
選手の消耗はいつも以上に激しかったのは誰の目にも明らかで、
他の選手を勇気付けるためにも
1枚でもフレッシュな選手を早く投入すべきだったと思います
逆に小野を入れたあの時間は1点を守り抜く状況なので、
普通にシステムを弄らずに疲労した選手を入れ替えれば良かったのでは?
また、柳沢→小野ではチームとしてのプランが見えず、
選手達も混乱したように思います。
個人的には1点を守り抜く状況で、
FW二人と中村、福西の消耗が特に激しいように見えたので、
前線のキープ&ドリブルで時間を使う役として、高原or柳沢→玉田、
セカンドボールを拾う役として、中村or福西→中田浩二or稲本or遠藤
と思っていました。


ということで、FWの決定力やDFの高さなど、
スキルや体格などのどうしようもないことでなく、
・選手のコンディションが悪かった
・ラインを下げさせられ、日本のサッカーが出来なかった
・日本は試合展開を読んだ状況判断が出来ていなかった
という、もう少し何とかなったのでは?と思える事が敗戦に繋がったのが、
悔しさとフラストレーションの元ですね。

自分の中では、決勝トーナメント進出はまだ可能性があると思っています。
いい時と悪い時の差が激しいのが日本代表ですから。

ブラジル×クロアチアを見ていませんが、
相手が強そうとか関係なく、
次のクロアチア戦は勝ち点3を取りに行かなければなりません。
オーストラリア戦で見せられなかった
勇気を持ってチャレンジする日本の戦いを見せて欲しいです。





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最終更新日  2006/06/14 05:41:00 PM
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