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今夕は、大学OB会が運営する都内のホールまで、A教授の
もとで理論経済学を学んだゼミテンの総会に出かけた。
先生が亡くなり10年目、先生の奥さんが亡くなって22年目
に当たる。
本日の出席者は、なぜか108人である。
教え子達は大勢いるが、亡くなった人も40人近くおられて、
まずは黙祷から始まった。
大型プロジェクターで物故者の名前が並ぶのは初めてだ。
小生達の同期ゼミテン16名中にもいわゆる物故者は2名。
大勢の中には、先輩で懐かしいお顔が何人もいたが、小生が
若い頃EPA経済研究所に出向中に、同じく出向していた大手
製鉄業のS先輩が「あの時以来だな」と堅く握手してくれた。
この会の会長は昨年亡くなり、新たな会長を10年近く
若返らせた。
新会長は、パソコン製・販業界の革新家で、若手の要望により
勉強会、講演会などを開催するという。
講師には、ゼミテンのなかにノーベル賞候補(?)の大教授や、
その他大勢の教授達もいるので十分だろう。
そう言えば、大教授の姿が見えないので聞いてみると、出張先
の空港で転んで怪我をしたらしい。
「ノーベル賞は死んで花実が咲くものか」で、無事の回復を祈る。
ゼミテンの挨拶を聞いていると、女性知事らしい名や外国で
活躍中の人物もおり、先生もあの世で喜んでいるだろう。
先生は、超優秀な生徒を受け入れたが、さほど優秀でない暴れ
ん坊も
受け入れた懐の広い方である。
現在の会の役員には、先生が顧問であった柔道部主将
達が
居て、元気に活き活きと会の発展に尽くしているのだ。
先生は、学者としても、教育者としても優秀であった証明だ。
人間には大器晩成型がいて、先生の指導を契機に社会に出
て から、人一倍吸収して成長する、素晴らしい人物が大切だ。
きっと、先生が「吸収する種」を与えてくれたに違いない。
なんせ、経済成長論は先生の得意とする分野だ。
超優秀なゼミテンは早死にしたりしており、柔道部主将などは
社会では社長になったりして成功しており、長い目ではどちらが
いいのか判らないのだ。
先生のお子さんは、小生達が学生の頃に3歳、0歳であったが、
二人とも嫁ぎ、米国在住で、姉が今回帰国している。
親に似て、見るからに美人で優秀な女性である。
小生は、本日、医者から食事療法を指導されたばかりであり、
美味しい料理を横目に、お酒を舐めた程度であった。
年金老人には会費が高すぎたが、数百万円の寄付を厭わない
会長の気持ちに比べれば、はしたない気分を恥じ入るばかり。
年寄りのために、20時早々で切り上げ、先生の愛唱歌
「鈴懸の径」を、ピアノ伴奏をバックに、全員で熱唱して、来年の
再会を約して散会した。
A先生の「あ~っ。そう。」という、肯定的な反応に引き寄せ
られた 若き、よき時代がみんな懐かしいのだろう。読売新聞「日本史アップデート」にある古… Jan 28, 2024
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