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本日は、昨年暮れに亡くなったゼミテンを「偲ぶ会」に出席するため、
都内まで 久しぶりにでかけた。
亡き大先生ほか3名の物故者に黙祷を捧げた後、献杯・会食・
歓談会となった。
物故者は、15年前・1人、10年前・大先生と1人、昨年末・1人である。
生存者には首席を例外として、頭の良いものが先になくなったようだ。
残りの生存者13名のうち、1名は病欠、小生は脳幹梗塞、首席の
名誉教授も 転んで頭を打つなどの災難にあっている。
それでも、遠路はるばる姫路、名古屋、長野からも、元気な姿を
見せたゼミテンと 会えるとは嬉しい限りであった。
生存者の職業は、経営者1名、大学教授3名、会社顧問4名、
年金生活者5名 (うちボランチャー1名)で、老いてもなお頑張者
が多い。
話題は、経営の話、蔵書をどうしているかの話など多方面にわたった。
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昔話となると、ゼミで「経済成長論」を中心に学んでいたために、
どうしても 数理経済学の限界のような話となる。
小生などは、「内生変数」、「外生変数」、「パラメーター」などに
振り分け て経済分析をすることが、より判りやすい方法であるとして、
学生時代を ある意味で楽しく過ごしながら、他方で、その限界に
悩まされてきた 部類である。
学者により、また、生きた時代により、主力変数、パラメーターなどを
何に選んだかで「著名な学者の説」を判りやすく解説したTEXTもあった。
今回は、首席の名誉教授から、厚生経済学的な制度実装問題(?)を
提起された。
小生が勝手に思い出すのは、
「内生変数」は資本財、労働力などのSTOCK、FLOW、
「外生変数」は 技術進歩、人口、自然環境など、
「パラメーター」はその組合せ方(制度を含む)など、
の おおまかな枠組みである
(脳幹梗塞で頭が回らないが書いている)。
技術進歩は、天から降って湧くものでもなくて、研究に先行投資
しなければ (大昔はともかく現在は)生まれないものである
(技術の世界では「一番でなければいけない」・・・?!)。
人口でも、一人っ子政策や、晩婚思想・独身享受思想、共稼ぎ
援助無し などではままならない。
為替レートでも放任していると、為替ディーラーの餌食にされて、
いつの間にか実力よりもはるか不利な状態に置かれてしまう
(神の手ではなく別の黒い手?による)。
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出席した元商社マンの嘆きであるが、海外雄飛の意気込みで、
日本の為に目一杯働き、 1ドル=360円から円がどんどん
強くなって「嬉しかった」が、1ドル=200円台、 そしてあっという
間もなく1ドル=100円台、そして70円台となる・・・・・と
何か「悲しくなった」、という。
実力以上に、為替ディーラーが先読みして高く付けた円高であり、
その上がり分は 国民の厚生面に寄与せずに、国民の分配所得は
むしろ減少しているという。
せめて1ドル=100円台に「戻しておかないと」、輸出面での
デメリットが大きく、
輸入面のメリットで補いきれないほど、
桁違いの国富の損失となる、と主張する。
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少し考えただけでもわかるが、きちんと制度・政策の実装
(制度・政策の目標パラメーター を適正に選んで、
それに見合う制度・政策を講じること?)を構えないと、
国民の厚生が 著しく損なわれる危険性があるのだ。
制度・政策パラメターは外部から「与えられる数字」ではなくて、
自分たちが選択して いかなくてはならない大事な数字なのだ。
神の見えざる手?に任せるのは、聞こえは良いが「無責任?」
でしかない!
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今までの政権が、「厚生経済学的な(制度・)政策実装問題」を的確に
捉えられず、パラメーターを 放置した無責任行為の結果だ、
と「飲んべえ」は勝手に思った。
意外と、「アベノミックス」の思い切った「(制度・)政策方針」には
飲んべえは妥協的である。
有名な「ハマコー」(失礼!)の寄与が大きく響いているのかも知れない。
ご存知のように、「ハマコー」はもう一人の有名な暴れん坊ではない。
真っ昼間の、「飲んべえ」の馬鹿騒ぎであり、放念して貰いたい。
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しかし、日本経済のPIROT・舵取り役である、日銀総裁・役員、
公正取引委員長 などの重要ポストを、早急に決定でき
ないのでは、世界をリードできずに、地球 経済丸の
「スクリュー渦」に左右されかねない、と心配する。
今日は、「脳幹梗塞には飲んではいけないアルコールを
飲んでしまった」が、 少しだけ勉強できた気がする。
少しだけ、若返った気がするのと、教授達には
象牙の塔でのんびりせずに、
「日本経済の助け船に乗り込んで貰いたい」と思った次第。
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政策論争で思い出したが、年金生活者である小生は、
インフレ政策なら 固定収入が減ってしまうので、
それ自体は困ったことである。
しかし、インフレで若者の給料が伸びて、
負担能力が上がれば、小生の 介護保険などの
負担が減る可能性もある。
みんなが悪い環境に陥るよりも、若者が元気になり、
国全体が元気に なった方が、 先行き短い者には有り難いことである。
高尚な世代間の公平の話ではない。
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追記
頭の悪い小生には、「厚生経済学的政策実装」は全くちんぷん
かんぷんである。
しかし、もし、その「さわり」をお知りになりたければ、宮内庁での
講書始めで天皇皇后両陛下に ご進講されている立派な学者の
講義内容が 「宮内庁HP」に掲載されているのでご覧あれ 。
賢明な諸兄なら、必ず煌めくような、いい暗示が受けられる。
より興味を持たれるなら、進講者の1万余頁の著書に詳しく書かれている
ので見られると良い。
小生は、市の図書館に買って貰ったが、呆け頭には難解であった。
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