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手漉き和紙技術がユネスコの世界無形遺産に登録された。
登録された和紙の産地は「石州半紙・・・島根県浜田市」、
「本美濃紙・・・岐阜県美濃市」、
「細川紙・・・埼玉県小川町、東秩父村」の三つで構成される。
おめでとうと言いたい。
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海外のどこからも文句は出なかったが、小生は苦言を呈したい。
それは、これらの産地が伝統を守り、後継者を育成している
素晴らしい産地であることには賛美を贈りたいのだが、
それ以外にも、高知県いの町(旧伊野町)のように、「紙の博物館」
で土佐和紙の歴史や生産工程を学ぶことが出来るMUSIUMがある。
土佐和紙は清流・仁淀川の伏流水を利用し、原料の三椏、楮などから手漉きで
造られてきた。
この原料は、低木を地上数十センチで切り取り、成長した部分を次々に切り取る
ために環境に優しいと言われる。
また和紙は1000年も持つと言われて保存性も優れている。
その技術は、家庭紙(ちり紙、トイレットペーパー、ティッシュ)などの量産機械化、
電池(最近はリチウムイオン電池まで)・コンデンサーのセパレーター、
フレキシブル・プリント基板などに使われる 高度製紙技術
(典具帖紙から発展した、 耐水性、耐熱性、
女性のナプキン、紙オムツなどの乾式不織布製造技術などに発展している。
もちろん、旧来の手漉き和紙技術も生かされて、襖・行灯など住宅用、
傘や書道など実用品以外にも、和紙独特の風合いを生かして、
様々の分野で用途開発が考案されている。
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現在でも、日本のお札は土佐の三椏、楮で造られている
と聞いたが間違いだろうか。
手漉き和紙から、幅広く発展し、現代の最高峰にまで拡がりを見せている
土佐・いの町の和紙産地は珍しい存在なのであり、
和紙産地と言えば無視できないはず。
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ぜひ、いの町に行って見ることが、日本の和紙の歴史と、
そこから発展した技術を学ぶのに必要である。
和紙にはさらに高度化する余地が高知では見えるだろう。
呆けの小生の紹介では不十分であろうか?
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ユネスコが土佐和紙を知らないのは当たり前だが、
知らしめるのは日本政府ではないだろうか。
お札で知っているはずだから。
原料から生産し、さらにはその発展も合わせて見学できる産地は
高知が最適である。
「過去の無形文化遺産にとらわれて未来を見ることが出来ない、その見識」を
疑うばかりである。
★
番外:
「高知生コン事件」をお忘れでしょうか?
高知・浦戸湾は風光明媚であったが、
高知市内に進出した愛媛県の製紙会社が
パルプ排水を垂れ流したために浦戸湾が白い水で汚染され、
川の床石にはパルプが絡み付いて著しく環境が破壊された。
県は誘致企業だけに、批判を控え、見過ごしていたところ、
事業者でもある故「山崎圭(次)」氏が、県への陳情が聞き入れられないため、
やむなく強硬手段で件の工場の排水口に生コンを流し込んだ。
翌日の鏡川は白濁せず、綺麗な流れを取り戻した。
県民には公害問題に取り組まない県、製紙業への気付きが生じた。
全国的には「田中正造」が公害問題では有名だが、
高知県では「山崎圭」が公害問題の魁とされている。
製紙業界は以後、公害問題に取り組んでおり、
随分と環境改善されている。
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山崎圭次氏(明治45年誕生~平成9年4月逝去)
株式会社山崎技研創業者・・・(オートバイメーカーから)工作機械メーカー
および水産事業(マダイ・シマアジ孵化・稚魚飼育・放流)
本社:高知県香美市土佐山田町テクノパーク2番
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山崎圭氏から寄贈いただいた「星よりのことづて」
を読み返している。
出版: 土佐出版社(現在は不明)
定価:1,200円
現在Amazonに中古出品あり1点960円
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序文
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星よりのことづてのはじめに
「きれいな 日本を」
それ故に、再び「人間周期率」を
書かずにはいられませんでした。
「星よりのことづて」の序章として
お読み下されば有り難く思います。
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サブタイトルには 、彼の逝去と共に現れたヘール・ボップ彗星で思い出すが、
Messages from the Stars by Kei Ymasaki
とある。
彼の魂が ヘール・ボップ彗星 と共にいるとすれば、再び地球を訪れたとき
地球環境は改善されているかが気がかりであろう。
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