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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Nov 4, 2016
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   四方が海に囲まれた東方の日出ずる国の日本は、

 島嶼が多いことでも知られる海運国家であった。

  世界的に人口が増えて、本来は物資の運搬が増えるのだが、

 2008年のリーマンショックを境に、原油輸送に顕著に表れているように

 物資の輸送に翳りが見えている。





   海上貨物輸送量に比べて、海上輸送船腹の殖え方が大きいように見える。

  これでは、海上運賃も下降に向かうであろう。




   船種別に見ると、

  バラ積乾貨物船(=バルカー)の割合が 約34%、

  オイルタンカーが 20%、コンテナ船が 18%、

  旅客船・RORO船等 7%、ケミカル船、液化ガス船がそれぞれ 5%

  などとなっている。 



   これらの船腹量を所有者(=船主)

  (船を税務上の利益確保のために便宜上置いている船籍ではなく)

  で区分すると、アジア以外は約57%で、アジアは43%を占める。

   そのアジアの中のシェアをみると日本がトップで31%、

  中国が21%、シンガポール、韓国がそれぞれ11%、



  ///

   世界に目を転じると、1位はギリシャ、2位に日本、3位に中国、

  4位に独と続く・・・

     ///





 世界の造船建造シェアを見ても判るように、韓国や中国に取って代わられており、

 現在は中国が37%で1位、韓国が35%で2位、日本が19%で3位である。

 造船量は2011年に1億総トンをピークに、現在は2008年の水準 6,800万総トンに

 戻っている。






 /////

  2008年のリーマンショックからの景気の立ち直りを見込んだ

 海運会社が大規模な船腹増強を計画した。

  しかし、実際には、世界需要の5割を占める中国をはじめとして

 新興諸国の景気は振るわず、原油などの物の動きも鈍く、

 海運運賃は低迷、下降を続けている。

  /////






  <第一海運バラ積み貨物船:上はバルチック指数>

 1. このような、海運不況から2015.9.29 東京地裁に

  日本のバラ積不定期貨物船会社:第一中央汽船(国内売上第5位、商船三井系)が、

  民事再生法の適用を申請した。

  海運業界の市況悪化に加えて、自社の船腹増強計画が裏目にで、

  さらに主たる荷主であった住金が新日鐵と合併(2012年)したことで、

  後者の輸送を担っていたNSユナイテッド海運に荷を奪われる形となったことが

  被害を大きくした(負債総額1,760億円)。

 2. 韓国海運の最大手(世界7位)である韓進海運がこの8月末に倒産した。

  呆けの小生でも、町の中をHANJINのマークを付けたコンテナを積んで走る

  大型トレーラートラックをよく見かけた物である。

  コンテナ船が世界の物流を妨げるような形で立ち往生したのは

  この企業の倒産による。

  韓国最大手の海運企業の倒産と、世界の港に於ける物資の滞留を生じたことに

  韓進財閥や兄弟会社・大韓航空(ナッツリターン問題も)への風当たりは強い。

  逆に、韓進財閥は国際競争で政府の協力下にあるデンマーク企業(世界1位)との

  競争に敗れたためとして韓国政府に支援を求めている。



  ・世界の海運会社の所有・支配船腹のランキング

    2016.11.4 Alphaliner-Top 100から





   商船三井=MOL
   日本郵船=NYK Line
   川崎汽船=K Line
   韓進海運=Hanjin Shipping










 後半では、日本のコンテナ船事業の3社の合従連衡の意図を見ていきたい。






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Last updated  Nov 4, 2016 07:25:54 PM
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