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昨日、おとといに続いて、今日はノスタルジー特集第三弾である。今日は丸ごと札幌観光。北大、道庁、時計台、大通公園と典型的な観光客コースをてくてくと歩いてしまった。全く俺も相当暇だね。 まずは北大。僕の入学を断った憎き大学である。その他の大学を受けていなかった僕はしょうがないから代々木ゼミナール札幌校で明るい浪人生活を過ごさざるを得なかった。まあそのおかげで翌年から東京に出ることが出来たので、それはそれでよかったのだが。そんな北大の中を久しぶりに歩いてみる。相変わらず気が遠くなるほどこの大学は広い。このキャンパスに憧れて遠く四国や九州からここにやってくる人もいるというのにもうなずける。やっぱりこの大学はいい。 僕は図書館前の広い土手のところに寝転がって本を読むことにした。今日の札幌もさわやかな五月晴れ(今日はまだ四月だったっけ)で、いつのまにかうとうとしてしまう。最近あんなにぐうぐう寝ているのに、そこで1時間も眠ってしまった。目覚めるともうお昼だ。これは久々の学食だと意気込んで、クラーク会館なる建物に行き、たいしてうまくも無いエルムランチなるものをばくばくと食った。その後学生でもないのに、僕を振った法学部の建物にずんずんとはいっていき、中を探検させていただいた。 その後てくてくと大通りを目指して南に向かって歩いていると、右手に赤レンガの北海道庁が見えてくる。ここも良く考えれば観光スポットだったはずだと思い出して、敷地の中に入ってみることにする。でもまあこの手の建物って実は日本中どこにでもあるもんであり、どちらというと東京駅の方が形も格好良い気がして、2分で通過してしまった。 その後は観光客が一番がっかりすると言われている時計台である。この時計台、テレビや写真の写し方があまりにもうまいというか事実と反するというかそういう撮り方をするので、みんなすごく大きい建物を想像してくるらしい。ところが実際はビルの谷間に埋まるようにして建っている3階建てほどの小さな建物で、みんな一気に拍子抜けするのだそうだ。ところでその時計台、僕が訪れたときは修復工事中で、覆いがしてあり、全くその姿を拝むことができなかった。昨日の記念塔といい今日の時計台といい、ついてないね、こりゃあ。 お次はテレビ塔。東京の人が東京タワーに昇ったことが無いように、札幌の人もテレビ塔には昇らない。僕も高校2年生のとき、友達とすすきので飲んで酔っ払った勢いで昇ったのが最初で最後だ。特に今日も昇りたいとも何とも思わないで、写真をとると、その場をさっさと後にした。ちなみに僕は東京タワーには3度も昇ったことがある。都庁だって5回は昇ったんじゃあないだろうか(なんてったて、ただだしね) 最近ノスタルジーづいているが、この周りで見るものももう無くなったことだし、またどこか道内をふらふらしようかなあ。*この文章は7年前のものです
2004年04月30日
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僕の小学校の校歌は「原始の森の風受け~て~」と始まる。中学校の校歌は「原始~の森に昇~る日の」だ。なんてったて僕らの育った環境というのは野幌原始林という巨大な森林公園のすぐ側なのだ。ちなみに小学校のころ世界の七不思議という小学生科学シリーズの本を読んでいると、日本の七不思議というページがあって、有名な堺の仁徳天皇陵とならんでこの野幌原始林が何故かその七不思議に含まれていた。その時にそうかあの公園は不思議なのかと、特に理由も無いのに感動してしまった。 その野幌原始林のふもとにこれまた有名な百年記念塔というのがある。後にこの辺は整備されて開拓の村というちょっとしたテーマパーク的なものも出来たのだが、その記念塔は僕が生まれた時からずーっとそこにあった。特にぱっとした物でもなかったのだが、学校の行事で何度も訪れたし、小学校のころは特に用が無くてもただ単に遊び場として何度も通っていたので、それなりに愛着のある場所だ。実はここは札幌を訪れる観光客が必ず訪れるほどの観光名所らしい。 そこに前に訪れたのはちょうど10年前、高校3年生のときだ。僕は札幌の北区にある高校にJRと地下鉄を駆使して1時間もかけてえっちらおっちら通っていたのだが、高校3年生のときの遠足の行き先がこともあろうにこの記念塔だったのだ。いつも通学に使う駅に学校の皆が集合しているのは何だか奇妙な感触だった。更にその日は何故か知らないが当時の皇太子夫妻、今の天皇、皇后がその記念塔を訪れていて、初めて皇族という物を肉眼で見てちょっと感動したりしていた。 その記念塔に衝動的にまた訪れたくなった。昨日の支忽湖といい今日の記念塔といい、なんだか最近ノスタルジーモードにどっぷりと漬かっている。まあこれから当分札幌にも帰ってこないし、良しとしようか。 百年記念塔は家から車でたったの5分。まさに近くて遠い観光地である。車にのってカセットをセットして始まった曲がまだ終わらないうちに目的地に着いてしまった。けれどもそこは妙に閑散としている。どうやら今日は休業日。けれども記念塔は中を登るのに特に入場料を取られるわけでもなかったことだし、構わず塔のふもとまで行ってみることにした。ところが塔の周りはロープで囲いがしてあり、修復のため当分の間立ち入りを禁ずみたいなことが書いてあった。確かに僕が生まれたときからあったわけであるから、最低でも27年そこにあったわけで、そろそろ耐用年数もぎりぎりなのだろう。この記念塔は昇るのに階段しかなかったので今回の修復では是非ともエレベーターくらいつけて欲しいものだ。けれどもそうなると、入場料みたいのが取られるようになるんだろか。 *上記の文章は7年前のものです。
2004年04月29日
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今日は支忽湖へドライブに行ってみる。お袋の会社が休みで、もうこんなこともうしばらく無いということで、一緒にどこかへ行こうと言われていたのだ。別にどこに行くというあてもなかったのだが、突然僕は支忽湖に行きたくなった。 それなりの理由はある。家から支忽湖へ向かう方法は二つ。一つは空港のある千歳経由でもう一つは公園のある滝野経由。千歳経由の方は北海道らしくまっすぐな道がどこまでもつづいているのに対して、滝野経由は山道峠道。ドライブということでは当然山道の方がが面白く、そちらの方を選択することにした。さて支忽湖に行く理由なのだが僕はその峠道で支忽湖に行くのが今回で三回目。ただし自動車で行くのは今回が初めてで、だから是非とも自動車で軽快に飛ばしてみたかったのだ。 一回目は高校2年の時で、その前の夏に原付の免許を取ったばかりの僕は、やっぱり原付の免許を取ったばかりの友人と2人でどこか遠くまで行ってみようということになり支忽湖を目指してスクーターを飛ばしたのだった。実は高校では免許をとるのを禁止されていたのだが、高校に入学した開放感から、さっさと免許をとって、通学にも使っていた。一回目のときはとにかく必死で、大型車が後ろから来ようものなら、弾き飛ばされないように夢中で運転していたのを記憶している。 二回目は大学1年の時で、その時は無謀にも自転車で支忽湖を目指した。当時仲のよかった女の子が自転車旅行に凝っていて、北海道中あちらこちら周っており、夏休みで帰省していた僕はその子に対抗心をメラメラと燃やして、成り行き上その子から自転車を借りて支忽湖を目指すことになったのである。その日は風の強い暑い日で、自転車を漕ぎはじめて10分ほどでもう見栄をはったことを後悔していた。それでも峠の入り口までなんとかやってきて坂をいくつも登り、さあもう後少しでしょうと思って表示を見たら、支忽湖まで26キロと書いてある。意気消沈した僕は、もうやめようと思い、引き返すことにした。引き返す坂を下っている最中に、いろんなことを考えた。いままで何とかがんばって登ってきた坂を、こんなに楽して下っていくことは、なんだか自分の負けのような気がして、自分が情けなくなってきた。だから、かなり下ってはしまったが、「やっぱり」と思い返し、再び坂を登ることにした。そうして何とか支忽湖にたどり着くことができた。 実はこの出来事は、あとあと自分の中に大きく残っていて、辛いこと、苦しいことがあって楽な道を進みそうになったときに自分を戒める記憶としてたびたび思い出している。今回の旅行でも思い出すことが何度もあるんだろう。 さて3回目の今回は今までのどの回よりも楽勝だった。周りの景色を眺める余裕もある。音楽なんかも聴いちゃったりして、余裕をかまして運転することが出来た。けれども今までに比べてあまりにもあっけなく到着してしまったこともあって、湖の景色のありがたみがちょっと薄れる。特に湖を見てしまえば他にこれといってみるものも無いのでトウモロコシをかじりはじめてから、食べおわるまでの間湖を眺めてさっさと帰ることにした。 前二回もそうしたように、帰りは楽ちんな千歳コースを選択する。国道の36号線を札幌方面を目指して順調に飛ばしていると、今度は10階建てのビルほどはあろうかという巨大な鳥居が目に飛び込んできた。「一体ありゃあなんなんだ」とお袋に尋ねると「キリマンジャロだ」という訳のわからない返事が返ってくる。もう少し詳しく聞くとあれは温泉だとのことだ。温泉に巨大な鳥居でキリマンジャロという名前というミックスの理解に大変苦しむが、ちょっとついでに寄ってみることにした。その日は休館日で、温泉には入れなかったのだが、その温泉の建物までの道のりは結構面白いものだった。というのは、鳥居のところから温泉の建物までは200メートルほどあるのだが、そこまでが日本庭園になっていて、そのすべてが鳥居のサイズに合わせたように巨大なのである。さすが北海道、やることが違う。そこに居るとちょっとした小人気分が味わえる。今ディズニーランドで流行っているやつの実体験番というところか。巨大な石がごろごろと転がっていて、木々も橋も灯篭なんかもでかいでかい。わびさびなんてどこ吹く風って感じなのだ。今度は是非とも開館日に訪れてみたいものだ。 ちなみに、お袋によるとそこには巨大な仏像もあったんだそうだが、台座だけ残っていて本体はどっかに行ってしまっていた。あの台座から推察するによっぽど大きな仏像だったんだろうな。
2004年04月28日
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昨日の予告どおり、今日は温泉三昧。北海道はいたるところに温泉が湧いていてこの辺は事欠かない。増毛をさっさと後にして、一路留萌へと向かう。昨日増毛で得た情報によると、留萌のちょっと先に神居岩温泉というのがあって、そこがなかなかグッドなそうである。だから増毛から30キロほど北に車を飛ばしてそこに向かうことにした。 ところで、北海道の道を運転していると、行動計画を非常に立てやすい。当然高速道路ではなくて普通の国道なのだが、信号もほとんど無いし、車なんて数えるほどしか走っていない。だからたとえば「留萌まで30キロ」という表示があって、その時60キロで走っていたとすると本当に30分で目的地に着いてしまうのだ。 神居岩温泉はその名も「神居岩温泉ホテル」というところで日帰り入浴ができて、入湯料が750円だった。ちょっと高い。お湯の種類は2種類で、一つは良くあるよなリュウマチとかそういうのに効くもので、もう一つは皮膚疾患に良いそうだ。更にその温泉以外にも皇源薬湯という中国から輸入した漢方をいろいろと調合したお風呂もある。日曜の午前中なのに、わりと人が入っており、結構な混み具合。 せっかく温泉に来たのだけれど、僕はその皇源薬湯に興味が出てきてしまい、それを試すことにした。お風呂の前にはご丁寧に入り方の説明が書いてある。それによると、そのお風呂に入ると体の良くない部分がじんじんと痛みはじめるのだそうだ。一回の入浴に5分から10分。その後汗が引けるのを待ってまた5分から10分。これをもう一回繰り返して、1セットが終了。これを一日に3セット繰り返すのが正しい入り方だとのことである。さすがに3セットは無理なので、1セットだけ実行することにする。 最初に白湯で体を温めて汗腺を開く。その後泥水のような薬湯に恐る恐る身を沈める。特に体痛くならないし、俺ってやっぱ健康なんだと余裕をかましていたところ、来ました、来ました。第一弾が。まず最初にあそこの部分が痛み出す。これはそこが悪いんじゃあ無くて、皮膚が薄いというか無いというかそういう部分なので最初に痛み出すんだそうである。その後しばらくして肩から背中にかけてじんじんと痛み出す。最初は10分入っている計画だったのだが、とても耐えられそうに無い。1回目は7分くらいでギブアップ。 うまい具合に屋外に出れるようになっていてそこに椅子も置いてあり、そこで涼むことにした。風呂からあがってもまだ上半身はじんじん状態だ。これをあと2回も繰り返すのか。15分ほどして汗も引いたので、二回目のトライ。今度は目標5分といきなり弱気になる。薬湯に身を沈めると、その瞬間から痛みが復活。あそこの痛みはもう無いのだが(悪くない証拠だね)上半身が死ぬほど痛い。そして今度はじわじわと下半身も痛み出す。なんだ結局全身悪いってことか。三回目になると痛み和らいできたが、これを1日3セットもするなんて到底出来そうになかった。 風呂からあがるとマッサージ椅子発見。最近のマッサージ椅子は非常に良く出来ており、とても気持ちいいのを知っているので早速使ってみることにする。先日会社の先輩の家に遊びに行ったら、そこにこれと同じ椅子がおいてあって、みんなで取り合いになったくらいだ。100円で10分の極楽を充分に味わい、そこを出発することにした。 次はどこにしようか考えあぐねる。旭川の少し北にある塩狩温泉も良さげだし、「北の国から」で宮沢りえも入ったという富良野の吹上温泉も捨て難い。地図を広げてちょっと考えていると、なんとも聞いたことの無い「ほろしん温泉」というのが目に止まった。そこは留萌から深川に向かう途中にあり、考えてみたら通り道だ。よっしゃここっきゃないと、今度はそこに向けて1時間ほど車を走らせる。その温泉は国道からも離れた僻地にあるので、きっとひなびた温泉に違いない。そう考えているうちに、到着。と、ありゃま、こりゃあレジャーランドだ。 最近良くあるような、お風呂レジャーランド的な近代的な建物で、もちろんゲームセンターやらカラオケ付き宴会場やら一通りのものがそろっている。まさにワンパターン。料金は500円で入湯料では無くて入館料という名目であるところがすべてを物語っている。お湯は温泉を湧かしたものらしく、特に何ということもなかったが、川を見ながら入る露天風呂はなかなかよかった。 2発めはちょっと不発だったので、3つ目に期待するっきゃ無いと次の目的地を考えあぐねる。やっぱここは宮沢りえの吹上温泉かなと一瞬考えたが、どう考えても非常に回り道になり、この後お袋と約束している時間に間に合いそうに無い。実はこの後お袋と近くに出来たホテルの地下にある「サウナ&スパ」というものに行くこのになっているのだ。それに短期間に2つも温泉に入るとだんだん違うことがしたくなってきた。ということで温泉巡りはあっさりやめて、さっさと家に帰ることにした。 3時間ほどの、しかも景色がこれといって良いとは言えないドライブは結構疲れがたまる物で、家に帰るとバタンキューでちょっとお休み。その後本日3回目のお風呂、例の「サウナ&スパ」に出かける。そこは取りたてて書くことが無いのだが、やけに高級だったのと、飯がうまかったこと、それからサウナで暖まったからだを冷やすための冷却室なるものが面白かった。その冷却室は冷蔵庫の中のようにひんやりとしていて、スイッチを押すといきなり霧状の水分を含んだ冷たい空気が飛び出すんである。確かに体は冷えるが果たしてあんなことして健康に良いのだろうか?
2004年04月27日
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夕日が見たくなった。北海道に来て3日目。引越しの疲れもすっかり抜けて、そろそろ活動開始時期である。去年のゴールデンウイークもそうしたように、今回も自宅を拠点にいろいろ回ってみよう。地図を広げてどこへ行こうか考えあぐねる。僕の夕日のイメージは海に沈む夕日だ。そうなると日本海。今日は天気も良いし、いままで行ったことのない増毛あたりまで車を飛ばしてみようか。 お袋を車で会社に送ったあと、僕は車を日本海に向けて走らせる。今日は本当にぽかぽか陽気で、窓を開けると緑を充分に含んだ空気が車内に充満する。この時期の北海道の道が混んでいる訳も無く、快適なドライブだ。1時間も走らせると。日本海が見えてきて、ご機嫌、ご機嫌。天気も良いことだし、きれいな夕日が見えそう。 車を停めて、海辺の風を感じたいと思いはじめたころ、うまい具合に展望駐車場が見えてくる。そこは崖の上にある駐車場で、海は30メートルほど下になるだろうか。海鳥が目の前を飛んでいった。あたりを見渡すと、道の向こう側が公園になっていて、さらに丘の上に展望台があるではないか。僕は高いところが大好きなので、迷わずそこへ向かって歩き出す。展望台からは海だけではなく、反対側に大雪山系の山々も一望することが出来る。どの山も頂上のあたりはまだ雪で真っ白で、ここが北国であることを改めて感じさせる。ちなみにその公園は厚田村にある厚田公園というそうだ。テニスコートや小さなスキー場まである。ただ人が全然いないのでちょっとさみしい。 更に車を北に進めて、いくつものトンネルを抜け浜益村に入った。今度は浜益郷土資料館という看板が目に飛び込んでくる。特に何か予定があるわけでもないし、ちょっと寄り道してみることにする。その郷土資料館は海辺に立っていてその古めかしいさがなかなかいい感じ。更に入場料も100円とこれもなかなか良い感じ。ベトナムのお寺の拝観料よりずーっと安い。この資料館はなんだかすべてのごった煮という感じで脈絡無く昔のミシンだとか、教育勅語だとかとにかく古いものがいっぱい陳列されている。資料館には当然他に客などいるはず無く、それがかえって不気味だ。 と、他の客登場。推定年齢50代の夫婦である。客が増えてきたことに気を良くしたのか、やる気なさそうに座っていた切符売り件管理人のおじいちゃんが、部屋から出てきていきなりいろいろ説明しだした。なかでも面白かったのが、カレンダー時計というものでアメリカで260年前に作られたものが今でも正確に日付と時を告げているそうだ。しかもそれは日本にはそこにしかないそうで、その時計の下に、手書きで「当館の目玉品」と書いてあったのにはちょっと笑った。 ほどよい時間潰しを終えて、ひたすら北を目指す。更にトンネルを抜けると今度は温泉マーク発見!こりゃあ入るしかないでしょうとまたまた寄り道。温泉は町営で小高い丘の上にあり、ようはただの銭湯。地元の人がいっぱいいた。ただお湯はれっきとした温泉で、湯船の向こうは絵ではなくてガラス張りになっており本物の海が見えるのにはちょっと感動。夕方ここから夕日を見るとなんか非常に味があるんだろうな。 いっぱい寄り道しているうちに、もう3時を回っている。またまたいっぱいトンネルを抜けると、ついに増毛到着。早速本日の宿泊地、増毛ユースホステルにチェックインした。料金は2食つきでなんと3500円と格安。でもユースに行けば大抵誰か他に旅人がいるもんだが、ここは本日僕だけとのこと。こんなの初めてだけれど、それはそれで面白い。ユースにおいてある記帳ノートをみると、泊っている人、泊っている人みんなが一人っきりだとのこと。ある人なんかここに来るのは3度目で、一人になりたいときはここに来るんだそうだ。普通のユースなら経営的に問題なんだろうけど、ここはなんてったて町営。だからこそ出来るわざなんだろうな。 5時を回るとそろそろ空がいい感じになってきたんで、海岸へと車を飛ばす。空が金色から赤へと姿を変えていく。30分ほど地球が作り上げたショーを観測してこれから始まる旅に思いをはせた。はるばる30分のために4時間かけてここまで来る。贅沢、贅沢。強い風に耐えられなくなってきたころ、太陽は海に消えて夜が始まる。そういえばお腹がなってる。飯だ!飯だ! ユースに帰ると食事の準備がちょうどで来ていて、まさにグッドタイミング。格安なんでどんな食事かと思ったらこれが結構な豪華版。これでもかってくらい具がいっぱい入ったシーフード&ビーフカレーにチキンカツ。それにフルーツもついた。もうこれ以上食えないってくらいお腹に詰め込んで、その上かっぱえびせんひと袋と大好きなビール「サッポロクラッシック」の500m缶も腹におさまった。きっとこんなことをやっているから太るんだろうな。 明日は温泉巡りでもするか。
2004年04月26日
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北海道の空気は軽い。東京のじとじとした湿気とは無縁の世界だ。だからというわけでもないが、今日も朝早く自然に目が覚めてしまう。なかなか健康的な毎日だ。朝早くからこれといってやることも無い僕は、ちょっとそこらを散歩でもと出かけることにした。お年寄りが朝から散歩をしている姿をよく見かけたが、なんだかその気持ちがよーく理解できる。 てくてくあたりを歩いているうちに一つだけ、小さな発見をした。それは「北海道の空は広いんだ」ということだ。良くテレビなどで報道される北海道は、畑とか森とかがパーっと広がっていて、空が広いのは当たり前のことのように思われるかもしれないが、普通の住宅地に育った僕としては、いままであまり空の大きさなんかに関心がなかった。けれども今日何気なく空を見上げてみると、たとえ住宅密集地であっても、やっぱり空が広いんである。 昨日は時間から開放される自分を感じていたし、今日は視線が広がった。明日はどんな新しいことに気が付くのだろう。
2004年04月25日
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東京を去る朝、僕は7時に目が覚めた。会社にいかなくてもよくなると、逆にすっきりと朝早く目が覚める。げんきんなものだ。家を9時半には出なければならないというのに、まだ引越しが仕上がっていない。急いでお風呂を洗い、残りの粗大ごみを出す。僕がたった今まで寝ていた布団だ。 カーテンを外し、最後まで飾ってあってはずせなかった、オーストラリアで買った布で出来た地図を壁からはずすと、本当に僕の居場所はなくなってしまった。大学時代に国分寺に4年間。それから就職して千石に4年間。2回の閏年と、オリンピック。ついでに2回の米大統領選を駆け抜けて、僕は今東京を去ろうとしている。僕が東京にいた間日本の首相は何人変わったのだろう... 家ががらんどうになると、僕はちょっと重過ぎるザックを背負って電話を届けに会社に向かった。前の夏に買ったばかりの電話を会社の同僚が買ってくれる約束なのだ。いつものコースを、いつもより少し遅い時間の電車に乗る。途中、日比谷線が何故か止まってしまい、5分たっても動かない。ビジネスマンのころの僕なら、いらいらがピークに達し、どこかに責任の所在を求めなければ気が済まなかったに違いない。けれども今日は不思議とそんな気も起こらず、のんびりといつか動き出すさとのんきに構えていた。そういえば、今日は歩くスピードも遅い。ビジネスマンとプータローってこういうところで時間の概念が違うんだなあと変に感心してしまった。 オフィスに着いて、自分の席を片づける。明日からここはもう別の人の席になるのだ。いろいろな人に挨拶すると、もう10時50分になっていた。僕のフライトの時間は11時50分。最近空港にぎりぎりに着くという悪い癖が付いてしまった。前に仕事でソウルに行くときに空港で20分前にチェックインしたら、その時はさすがにちょっと怒られた。今日もこのままだとぎりぎりになってしまう。そこで、僕は仕方なくタクシーに向かって手を挙げた。 タクシーは飯倉から高速に入ってレインボーブリッジを抜けていく。橋の上からは快晴の東京が一望に見渡せる。ちょっとノスタルジーが入っている僕は、橋の上からの景色をただボーっと眺めていた。ウォークマンからは「東京DAYS」が流れていた。ちなみにタクシー代7000円。ちょっと贅沢しすぎだ。 空港にはフライトの25分前に着いた。ゲートの中に入るとちょうどボーディングが始まるところだった。なかなか良いタイミングだ。定刻どおり出発した飛行機は1時間半後には北海道のひんやりとした空気の中にいて、なんとなく飛行機のすごさを感じてしまった。空間をワープしちゃっているのである。だから、時間のある僕はやっぱり飛行機に乗らないで旅をしようと、ちょっと決意を新たにした。
2004年04月24日
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