昼の顔・夜の顔・ホントの顔♪
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私が今お付き合いをしている人のことを書こうと思う。私が北海道に帰ってきてから今まで生きてきた中で彼との出会いはたぶん一番最良な出来事だと思えるしたぶんそれは、これから先の人生においても変わらないだろうと思えるから。彼は日系三世の韓国人である。彼の父も母も韓国人。彼の父は彼が小学生低学年の時に亡くなり、彼の母は去年亡くなった。姉がいるけれど、殆ど天蓋孤独なようなものだ。彼は住民票を持たず選挙権もない。日本名で暮らしているが小さな差別は当然ある。関西育ちで、よくしゃべりよく笑う。暗いところも日本人を恨むようなところもなく、とても気が合う。しかし私の父は結婚には大反対である。私の父は、人種差別をしている。それはショックなことではあるけれど娘を心配する父親なら当然のことなのかもしれない。でも私にとって彼は、普通の日本男児よりもよっぽど日本男児らしく思えるし、家族を大切にする韓国人のものの考え方は、物があふれ豊かになって擦れてしまった日本人よりもよほどまともなように思える。それに私にとって彼は、私がこの地で生きてゆくことに色彩を与えてくれた大事な人なのである。私が最初にという言い方もおかしいけれど結婚したのは今から5年前の10月。その結婚生活は1年しか続かなかったので離婚してちょうど4年になる。結婚した主人と出合ったのは23歳の頃で4年の交際を経て結婚したわけだが、どうしても結婚したくて結婚したわけではなかった。彼のことは当然好きだったけれど、彼の子供を育てる自分というのがどうしてもイメージできなかったし、家庭を持つということがよく理解できなかったように思う。恋愛と違って結婚は、お役所も家族も巻き込む問題なので離婚をしたときは、彼のこと、家族のこと、その他数えられないほどのたくさんの人間を悲しませたことが辛くて夜も眠れず、食事も満足にできず、8kg痩せた。私は離婚をしたとき、こう思った。どんなに注意をしても、どれだけ大丈夫だと思っても一生離婚することなく結婚生活を続けられるかどうか自信を持って判断することは、おそらく私には一生かかってもできないだろう。だから、このまま一生独身でいるべきなのかもしれない。一生独身でいるという決心は、ついたその場からグラグラ地盤が緩むように、私の中に不安と憂鬱をもたらした。一生独身というのは一生独身をやってみないことにはどんなものなのかわからないし、大家族で育った私にとっては最も想像しにくいことだったから。私が4年前北海道に帰ってきたときは、別れた主人とあちらの家族に対する罪の意識と人生の殆どを台無しにしてしまったような諦めの気持ちと、誰にも話すことのできない秘密と苛立ちと不安を抱えていた。そして、東京で生活できないことを心から悲しく思っていた。田舎臭くて無作法な人間ばかりが目につく北海道でまた暮らさなくてはいけないのだと思うと本当に憂鬱だった。そして自分にはこちらに殆ど友達がいないことを痛感した。あれから4年。私という人間は相変わらず堅物で、正論にこだわり、同じところに暮らし、この会社にお世話になっている。性格は殆ど変わらない。ただ一つ変わったことは、私は今は北海道を愛しているということだ。北海道の四季を生きる自分がとても自然に思えるし休日に出かけたいところ、やりたいことがたくさんある。4年前にはまったく不案内だったこの地で、今では人を案内できるほどだ。地図を眺めるのが好きになり、たくさんの国道・道道を憶えた。この4年間で今が一番幸せだと感じる。そして、そう思えるようになったのはやはり彼に出会ったからだと思う。私にとって彼は国境を越えた贈り物だ。これから先二人がどうなるのかはわからないけれど父親を悲しませてまで一緒になるような乱暴なことはしたくないので、のんびりお付き合いを続けてゆこうと思う。この日記は、今まで私が書いた日記の中で一番正直な日記だと思います。書けてよかった。データの整理をしたら、ここを去ることになると思います。またどこかで違った形でHPを作れたらいいなあと思ってます。「水物語」は校正をしてきちんと書き直したいですね。
October 23, 2003
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