ラム酒 インプレ【今日もラムを飲んでます】

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2021.08.28
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​【エル・ドラド15年】​

​​ガイアナのラムです。​

エルドラドは近年ラベルが新しくなり、それに伴って(逆かもしれませんが)中身も変わったとのウワサをキャッチしたので購入してみました。

​なんでも、世界中から指摘されても頑なに砂糖を入れていないと言い張ってきたDDL(エルドラドの製造会社、デメララ・ディスティラー・リミテッド)ですが、近年新しくなったラベルのバージョンは「甘くなくなった」らしいのです。​



お料理同様に、ラムも砂糖(サトウキビシロップであることが多いようです)を入れると味に丸みとふくよかさが加わるので、一般的には飲みやすくなるという効果があるようです。

当然砂糖をいっぱい入れると凄く甘くなるわけで、ラムに甘さを求める層にはウケが良くなる反面、ハードコア・ラムマニアからは糾弾の対象になります。

僕はハードコアなラムマニアではありませんが、あまりにも砂糖の量が多いラムは1本飲み切るのが難しいと感じたことがあり、特に濃くて甘いやつ、ポットスティル比率が高くて甘いやつはその傾向が顕著です。

今回のニューバージョンはそれが改善されていればいいのですが、さてどうでしょうか。



香りは旧15年とさほどの違いはないように思えます。
黒糖とキャラメル、ナツメグ、オーク。

でも飲んでみたら違いが明確です。
たぶん誰でもすぐわかるほどの違いがあります。
断然、こちらの新しい15年の方が美味しいです。

濃かった甘さはとても控えめになっていて、黒糖、レーズン、キャラメル、オーク、ナツメグ、革などの複雑な風味が、以前よりも明瞭に感じられます。

重く、フルーティーさとスパイス、オークの感じが絡み合っていて、本来のエルドラド15年が姿を現したという感じです。



よく知られていることですが、エル・ドラドは熟成年数の違いだけによってラインナップが構成されているのではなく、それぞれ原酒のブレンド比率が違っているようです。

DDLはいくつもの蒸留器を稼働させていることで有名ですが、今回の15年はポートモーラント(木製のポット)原酒がほとんどなのだそうです。

ポートモーラントで蒸留されたラムは単式蒸留の特徴そのままに「重い」ことが特徴で、エル・ドラドでも15年が一番という評価は、このポートモーラント原酒比率の高さによるもののようです。

確かに、飲みごたえがあると思います。


単にマスターブレンダーさんが物凄い甘党で、自分の好みの甘さに調節していただけだっただけなのかもしれませんが、今回の新エルドラドはちょうどよい塩梅だと思います。

砂糖ゼロなのかどうかまでは確信が持てませんが、大幅に改善されていることは確かだと思います。

おそらくポートモーラントだけだと、あるいはポートモーラント比率が立すぎると、一部のボトラーズブランドの製品のように飲みにくくなってしまうところ、持ち味を失わない程度に他のコラムスティル原酒をブレンドするというその見事なブレンド技術によって、重いながらも飲みやすく、そして風味豊か、素敵なラムに仕上がっていると思います。

エルドラドは甘いからなあ、と再購入を躊躇っていた愛好家の皆さん、これならイケますよ。

【僕の評価】5段階中の 5 ​​​​​​
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最終更新日  2021.08.28 20:30:05
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