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春分の日ころのみかん園
3月20日、春分の日を過ぎる頃の、
小田原・早川のみかん園です。
「みかん」といえば、主要には温州みかんですが、
温州みかんは「大津」「あおしま」などですが、農家の一般は、12月中にはその収穫を終えています。
その出荷も、今はすでに終えています。
今、この時期の柑橘はなにか?
それは湘南ゴールドです。
3月6日を最初の集荷日として、農協の出荷が始まりだしました。
「湘南ゴールド」というのは、神奈川県の特産品です。
もともとも「ゴールデンオレンジ」という柑橘の種類が全国にあったんですが、
それを神奈川県・根府川の試験場で、大きくて美味しい柑橘として、新種として開発したんです。
最初は「なに?この小さなものは」「黄色いし、レモンのように酸っぱいんじゃない?」でしたが。
このところ、知名度が上がってきて、その味の評価もひろまってきました。
この3月19日には、当園の湘南ゴールドに、援農の方が収穫に来てくれました。
この湘南ゴールドの木一本で、3人がかりの3時間かけて、計8コンテナの収穫がありました。
1コンテナが20キロですから、160キロの収穫ということです。
ただし、私などは素人栽培ですから、収獲の全部がよしというわけではありません。
まずまずの胸を張って出せるものと、小さく傷たりしてるものがあって、その比は1対2くらいでした。
とにかく、温州ミカンの収穫が終えた今の時期に、
この時期の柑橘として、湘南ゴールドは優れモノなんです。
当方としては、あと2週の、4月上旬まで、収獲して出荷していきます。
3月16日には、東京・多摩の永山団地で販売をはじめました。
800グラムくらいの袋入れで、350円ですからまずまずの値段かと思います。
産地での販売価格が、400円とか500円とかしてましたから、まぁ良心的なものでしょう。
これが、これから毎週土曜日に、2回か3回は、販売する予定です。
ただし、みかん園は、春分の日も過ぎると、新たな年度のはじまりです。
雑草の繁茂がはじまりだしていますし、雑草対策がはじまってます。
これまで出ていた枯れ枝も、早めに野焼きして片付けなければなりません。
また、みかんの木にたいして、元肥の施肥もしなければなりません。
この時期は、大きくは農閑期ですが、農家はそれなりに忙しく働いてるんですね。
それともう一つ、小田原の市長選挙が、5月12日告示-19日(日)投票であります。
私などは、遠距離からきている援農者ですから、直接の当事者ではないんですが。
私などもみかん作業をしていて、その要望として、
1、農家の高齢化により耕作放棄地の広がるみかん農家にたいして、地元の農家にたいして、候補者はいったいどの様な施策を提起するのか。農家の悲鳴にどの様な施策が出されるか注目しています。
2、それと、できうれば、規格落ちしたみかんですが、
「産地地消」で、学校給食ででも有効活用してくれないか。今は、農協が取引している農家については、一定の枠で、キロ15円でをジュースみかんとして引き取ってくれているけれど。多くのみかんは捨てられています。仮にそれよりも低い価格であってたとしても、門戸をすべての農家に広げるようにして、今のように畑に捨てられるよりはましですから、たとえ見栄えは悪くても美味しいみかんですから、それを有効活用してくれないか。もったいないじゃないですか。
まぁ、そんな構想を掲げる小田原市のリーダーが出てくることを期待している次第です。
まったくの外野席からですが、そんな要求と期待をもって、この小田原市長選挙についても、注目していきたいと思っています。
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