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湘南ゴールドの収穫
最近、一般のひとたちにも親しまれるようになってきた湘南ゴールドですが。
当方のみかん園には、その湘南ゴールドの木が、今年表年の木が3本あったんですが、
3月27日(水)に、援農の方の支援を得れて、すべての収穫を完了しました。
午後2時30分、その作業を終了した時の様子です。
今回の収穫ですが。
前日の3月26日(火)は、雨模様でしたから、木が濡れていて収穫は出来ませんでした。
また、この後の3月27日(水)は夕方から雨の予報通りで、やはり収穫は出来ませんでした。
ようするに、この収穫の時というのは、きわめて限られた時間帯でした。
それは、3月27日(水)の午後の2時間です。
午前中は、まだ雨滴が木に残ってますから、収獲はできません。
青空が広がり、木が乾いてきた午後の時間が、収穫に決定的だという状況になりました。
その決定的な時に、まさにその時に援農のお二方が来てくれた。
もしもこの援農の方たちの協力がなかったら、
私一人の力では、この収穫はとても終わりませんでした。
今回の収穫は、みごとに手分けして、木の裾を2人がとり、木の高い位置にあるのをひとりが登ってとる、この3人の協力の力で、午後2時半に収穫を完了できました。
私だけでは、3日間は、少なくともかかったと思います。
晴れやかな顔が、この集中作業の成果を示しているでしょう。
夕方からは、雨がパラつきだしましたから、やはり、この時の収穫が決定的だったわけです。
大きな木だったんですが、3人の集中作業で、
三次元を一つにした協力の作業で、その果実のすべてを採りきりました。
農家にとっては、みかんの収穫は一年の苦労が形になる時ですが。
それには、天気が、雨が大敵なんです。
木が濡れていては、作業になりませんから、決定的な時というのがあるんです。
この重要性の感覚は、農家の方以外にはわからないと思いますが。
自然を相手にしたとき、収獲作業はその自然の条件に合わせるしかないんです。
人間の勝手な都合は、ゆるされないんです。
これは前回に、別の木を収穫していた時のものです。
なぜ、その集中的な収穫作業が大事かというと、
ここで収穫作業の区切りをつければ、
次に控えている作業で-草取り・元肥施肥の作業に集中できるようになるからです。
これは、草取り・施肥を開始した畑の様子です。
春分の日を過ぎて、陽気が暖かくなり、春雨が降ると、雑草の繁茂がはじまりだします。
今が、まさにその時です。
元肥を施肥するには、みかんの木の根回りの草取りをしなければなりません。
草刈りが弱いと、撒いた肥料はみかんの木ではなく、雑草にとられてしまいます。
事前にみかんの木の樹冠下を、しっかりと草取りしなければならないわけです。
ベテランの農家の方から、この間に注意が飛んでいました。
「草苅が甘いから、肥料がみかんの木にゆかない。
だからみかんの木は疲弊して、次々に枯れていっている。
もっとしっかり草刈りをしなければ、みかんの木はドンドン枯れてしまい、おれはがっかりしちゃうよ」と。
わかりますか、この関係が。
今国会では、政治家の「会計係がやってたことで、私は知らない」といった、言い訳がましいことが問題になってますが。
農家の世界では、人と自然の関係では、このような言い訳はまったく通らないんです。
「誰だれがやっていたことで」「私は知らなかった」
そんなこと言ったって、みかんの木の手入れについて、生育するか枯れるかの実体の関係が、結果の事実に対する責任が問われているわけでして、
木が実際に枯れてしまった場合には、他人のだれの責任か、それは他のだれにも責任転化などできないわけです。
管理者ですから、他人に転化しても、それは逃げ口上以外の何ものでもないというわけです。
結果の事実によって、その管理責任が問われるわけです。
「オレ知らないよ」なんて、とおらない。
これは論理的にも、一般社会でもあたりまえですよね。
それを誤魔化せると思っているのが、自民党の政治家ですが。
これじゃぁ、子どもたちにもしめしがつかず、世の中があれこれ乱れるのも当然ですね。
えっ、なんの話でしたっけ。
横道にそれました。
当方のみかん園では、湘南ゴールドの収穫にここで区切りをつけて、
つぎの作業である、草取り・元肥の施肥の作業に移ること。
このメリハリが出来ずにいては、いつまでもだらだら収穫しているようだと、
次の、しっかりとした元肥の施肥ができなくなって、
とどのつまりは、みかんの木が疲弊してしまい、木が枯れちゃうということでした。
この収穫のメリハリに、みかんの木の生死がかかっているんです。
そうした意味では、今回も収獲作業で多分につかれましたが、
それが、今日の作業を終えたあとの様子を見るとわかるんですが、たしかに疲れてはいても、
「よし、ひと仕事終了。これで、次の作業にすすめるぞ!」ということで、
お互いに、晴れやかな表情をしているということです。
これから、収獲した湘南ゴールドを販売して、
100本以上のみかんの木があるわけですが、その草取り・施肥の作業に、とりかかります。
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