太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2018.03.15
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夫婦円満のコツ

   暗い話題の多い世の中だが、元気に張り切っている人たちに共通しているのは、奥さんが明るく、子供も元気で、皆がお父さんの帰ってくるのを楽しみにしています。


 そういう円満な家庭には、エネルギーが溢れています。
 だから、お父さんが疲れて帰ってきても、家で十分に充電して会社に出勤できるので、何時も張り切っていられます。
 それが自然と子供にも影響して、良い子供に育っていきます。


 西シベリアのツンドラ地帯に住むネネツ族には、次のような伝説があるそうです。


 氷を横切ってどんどん北へと行くと、つむじ風の壁があり、それを越えるとお互いに愛し合っていて、敵意も憎悪も知らない人たちの住んでいる国にぶつかる。


 ところが、ここの人たちは片足しかない。一人では歩くことができないので、彼らはお互いに抱き合って歩く。
 愛情が強ければ強いほど、しっかりと抱き合うので歩き方が上手になり、風よりも速く駆けられるようにもなる。
 ところが、愛し合うことをやめると、彼らはたちまち抱き合うことをやめるので死んでしまう・・・。

つまり、人は独りでは幸せにはなれないという訓えだと思います。


 二人三脚は、息が合わないとなかなかうまく走れません。
 ほんのちょっとお互いの息が乱れても、たちまち転んでしまいます。

もともと片足しかない人たちは、自分一人では歩くことができないことを自覚しているから、お互いに労り合い、かばい合って走るから速く走ることができます。


 しかし、二本足の人間は、自分独りで走れると思っています。
 いや、自分独りで走った方が速く走れるとさえ思っています。
 だから、労り合い、かばい合って走ることをせず、かえって転んでしまうのです。
 男と女、夫婦、親子、経営者と社員、みなそうです。


 お互いに、自分独りではうまく生きられないと信じていれば、もっとうまく力を合わせてやっていけるはずです。


ある夫婦は、「夫婦二人で一人と思う・互いの短所を見ず長所だけを見る・口喧嘩は翌日まで持ち越さない」の三つをお互いに守り円満です。

同じ空間、同じ時間を共有する夫婦は、お互いに長所だけを見つめ合い、寄り添うことが大切です。
 相手の短所ばかり見ず、良いところだけを見てほめる、いわゆるアゲマンになればいいのです。

 この頃では、小賢しすぎるのか欠点ばかり指摘するサゲマンばかりが増えて、お釈迦様が掌のうえで上手に孫悟空を操るようにできない人が多いようです。


 夫婦は以心伝心などと、日本人は言葉での交流をあまり大事にしません。だが、育った環境も習慣も違う二人が一緒に生活するのだから、分かり合えるほうが不思議です。


 一緒に暮らしている相手をよく観察し、お互いに思っていることをきちんと言葉でやりとりし、二人が一緒に生活していくにはどうしたらいいかを考えることも大切です。


 Gさんの家庭円満の秘訣は、奥さんの話をよく聞くことだそうです。

以前は、Gさんも仕事が忙しくて奥さんと話をする機会も少なく、いさかいも多かったそうです。
 ところが、せめて休日や食事の時ぐらいは奥さんの話を聞いてやろうと思って 実践し始めました。
 家庭円満になったのはそれからだそうです。


 会話には、男性(職場)会話と女性(家庭)会話があります。


 職場では、常に具体的な目的を前提とし、仕事を効率的に処理することが求められるから、交わされる会話も目的会話で、簡潔に要領良くを旨としています。


 一方、家庭内での妻や子供との会話は、井戸端会議や長電話でわかるように、取り留めのない話が延々と続き、目的や効率をさほど必要としません。
 会話の重点は話の内容ではなく、言葉を交わし合うことから生じる親近感や一体感にあります。


 そうした会話の価値観の違いが父親には理解できず、「家にいると、嫁さんや子供のチマチマした話しばかりで閉口する」となり、両者の疎外感が増幅されていきます。


 夫婦の間で、ほめたりプレゼントをすることも効果があります。

とかく、夫が「今日の味噌汁は辛いな」と言えば、妻は妻で素直に「あらそう、ごめんなさい」と言わず、何かと口答えをしがちです。


 近所でも評判のオシドリ夫婦は、奥さんが作った料理はどんなものでも「うまい、今日の料理は作るのが大変だったろう」などと、労りの言葉を忘れません。
 奥さんは、「ほめられると、過去の嫌な思い出や辛かったことなどすべて忘れてしまう」と笑っています。


 Jさんは、よくプレゼントをするそうです。

大したものではないが、ちょっとした機会に買ってきては渡します。
 奥様は「またこんなものを買ってきて」と言いつつも嬉しそうです。


 「夫婦なんだから、そんなことをいちいち口に出して言わなくてもとか、そんなことをしなくても」と考えがちだが、一生付き合う夫婦だからこそ、お互いに相手への労りと感謝の気持ちを言葉や態度で表現したいものです。


 二〇代から五〇代の主婦に、「夫からどう呼ばれたいか」と調査したところ、「名前で」という答が37%(仕事をしている主婦では半数近く)もありました。

四五歳の主婦は、「結婚して21年、『オイ』とか『いたか?』で、ただの一度も名前を呼ばれたことがない」と嘆いていました。
 名前を呼び合うことも良いと思います。






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最終更新日  2018.03.15 05:05:43
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