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12/31(月)おはようございます。晴れてよかったですね。朝、テレビを観ていたら、ディズニーランドは開園前からすごい人出です。カウントダウンまでいるとしたらクタクタになりそうだなと、変なことを考えてしまいました。僕は、正月は実家に行くので、お年賀などを買いに行く位です。年末、結構忙しくて疲れたので、ゆっくりしようかなと思います。皆様には今年1年お世話になり感謝しております。良いお年をお迎え頂き、来年は今年以上に良い1年であることを願っております。石持浅海『フライ・バイ・ワイヤ』東京創元社。宮野隆也が通うさいたま工科大学附属高校の選抜クラスに、一ノ瀬梨香という女の子が転入生としてやってきた。でも、その姿を見てクラス中が驚いた。彼女は二足歩行のロボットだったのだ。彼女は病気で学校に来られないため、遠隔操作で動くロボットを通じて登校しているらしいのだった。これは、病気や障害などの様々な事情で自力で登校出来ない本人の代わりとしてのロボットが、生徒たちにどのような心理的影響を与えるのかをテストする実験だというのだ。戸惑いつつも“彼女”の存在を受け入れつつあったクラスだったが、その後あった最初の学力テストで異変は起こった。一ノ瀬梨香がぶっちぎりの1位の成績をとったのだった。それに衝撃を受けていたのが、それまで1位をキープし続けていた未来だった。未来は悔しさを隠そうともしなかった。このことがきっかけで、IMMID-28なるロボットは梨香が遠隔操作をしているのではなく、完全自律型ロボットではないのかという疑惑がささやかれるようになっていった。そして、そんな矢先、未来が金属バットで後頭部を殴られて死亡する事件が発生した。しかもその現場には、梨香がいたらしいのだ。それは梨香の背中に未来のものと思われる大量の血がついていたからだった。明らかに犯人が校内にいると思われたが、警察の必死の捜査にもかかわらず手掛かりはつかめなかった。そんな中、第2の事件が起きた。殺されたのは田口で、またも後頭部を殴られたのが死因であった。2つの事件が起こったことで、梨香に対する風当たりは強くなっていった。排斥の声がクラス中から上がり、それに反対するのはもはや隆也だけとなっていった。しかし、2つの事件の詳細を改めて検証した梨香が口にしたことは、「犯人が誰かは分からないが、動機は分かった」ということだった。隆也は危険を承知で犯人に罠を仕掛けることにした。そしてわかった犯人とその動機は意外なものだった・・・。「フライ・バイ・ワイヤ」とは、航空用語で電子スロットという自動操縦を意味する言葉らしいのですが、内容と密接に関係している感じでもないです。動機が結構意外でした。わかってしまうと、その伏線が色々なところに張られていたなと思いましたが、やられた感で一杯でした(笑)。犯人が分かってからの梨香の行動も読みどころになってます。【送料無料選択可!】フライ・バイ・ワイヤ (単行本・...価格:1,575円(税込、送料別)オレ好きだけど・・・どこだか教えて・・・死ぬ・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月31日
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12/29(土)おはようございます。年の瀬も押し迫ってきました。皆様も慌ただしくお過ごしのことと思います。あと2日ありますが、今年1年このブログを訪れて頂いた方々に厚く御礼申し上げます。また温かいコメントをたくさん頂き、励まされることも多く、感謝の念で一杯です。良い年末年始をお過ごし頂くとともに、くれぐれも健康にご留意されて、来年1年が良い1年になることをお祈り申し上げます。カミュ『異邦人』新潮文庫。アルジェに暮らすムルソーのもとに、母の死を知らせる電報が届いた。葬式のために養老院に出向いたムルソーは、そこで初めて母の年齢さえ知らないことに気付くのだった。その翌日、ムルソーは海水浴場で、偶然、元同僚マリイと再会した。その後マリイから求婚されたルムソーは、何の感情も示すことなく結婚を了承するのだった。ある日、友人レエモンの女関係のトラブルに巻き込まれアラブ人を射殺してしまったムルソーは逮捕された。裁判においてはその当事者意識に欠ける言動が糾弾されることととなり、殺人の動機を「太陽が眩しかったから」と発言する有様だった。死刑を宣告されたルムソーはふと母親から聞いた記憶にはない父親の話を思い出した。そして、「大切なことは死刑囚にチャンスを与えることだ」と思い始め、「なぜか知らないが、私の内部で何かが裂け」、司祭に向かってどなり始めるのだった。司祭が出て行ったあと久しぶりに母親のことを思い出したルムソーは、「生涯のおわりに、なぜママンが『許嫁』を持ったのか、また、生涯をやり直すふりをしたのか」がわかるような気がした。「私ははじめて、世界の優しい無関心に、心を開いた」のだった。46歳にしてノーベル文学賞を受賞した著者の代表作。初めて読んだのが高校生の時だったのですが、はっきり言って何だかわからないまま読了したという感じでした。ただ、印象だけは強烈に残っていて、ふと世の中だけではなく自分のことにも無関心になりつつある風潮が最近あるなと思った時、この作品が頭に思い浮かびました。何だかわからないのが不条理なのか、という感想は未だ捨てきれないんですけれどね(笑)。【送料無料】異邦人改版 [ アル...価格:420円(税込、送料別)???・・・経営危機か・・・センスゼロ・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月29日
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12/28(金)おはようございます。寒い日が続きますが、今日で仕事納めの方が多いですね。デパートなどの小売りの方はご苦労様です。昨日、社内旅行から帰ってきてもうふらふらです。山梨の石和温泉だったのですが、ものすごく寒かったです。でも、そのせいか富士山がとてもきれいでした。正月まで慌ただしい日が続きますが、お互い乗り切っていきましょう!怖すぎ・・・ふざけ過ぎ・・・明解過ぎ・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月27日
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12/26(水)おはようございます。寒いですね。何だかいつになく慌ただしく、ブログの更新が滞り気味です。頂いたコメントには必ず返事をお返しするので、よろしくお願い致します。今日は社内旅行です。寒い季節の折、お身体にはお気を付け下さいませ。多分、死亡。懲りずにウォールアート・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月26日
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12/24(月)おはようございます。いい天気です。東京駅のライトアップは極端な混雑が予想され、危険があるため中止って何のこっちゃ。クリスマスにライトアップしないで、いつするのって感じです(笑)。同じようなのが大阪にもあるらしいので、大阪の方々は楽しめますね。良いクリスマスをお過ごし下さい。北川邦弘『定年までに1億円を作る ロスジェネ世代家族持ちへの新マネー戦略』ソフトバンク・クリエイティブ。ロストジェネレーション世代、すなわち、失われた20年に称される景気が悪化し続ける時代を見てきた人々に対して、この現在の不安定な時代を戦略的かつしたたかに生き抜いてもらおうと様々な提案を記した本です。要点をいくつか羅列すると以下のような感じです。・夢を実現するためには、しっかり意識することが大事で、そのためには夢を見える化、単純化をすることが変化を生じさせるポイント・お金に対する姿勢を見直すこと-お金は自分に見合ったものしか手に入れることが出来ない・人には無限の可能性があり、自己の持つ価値をお金に置き換える力「金持ち思考」を実践できれば自然とお金が寄ってくるが、自己中心的な思考から脱却出来ない「貧乏思考」はお金を引き寄せることは出来ない・そのためには、会社に貢献するとともに自己研鑚にも励んだり、時間のメリハリを付けたり、人を応援したりするなどといった行動がとれているかを点検する必要がある・人生の3大支出を見直す-住居費・保険料・教育費、そしてそれだけではなく、考え方、働き方を見直す・ライフプランを見直す-これによって将来に備えて何をすべきかが見えてくる・資産運用を学ぶざっくりこんな内容です。非常にわかりやすく書かれているので、抵抗なく読み進めていけると思います。なかなか日本においては、証券会社を始めとする金融機関でさえ、お客様に対して懇切丁寧に資産運用について指南しているとは言い難く、それだけに著者のような方が増えていくことはありがたいことです。自分で出来るライフプランなども役に立つはずです。本屋さんで見かけたらお手に取ってみて下さい。【送料無料選択可!】定年までに資産1億円をつくる ロスジェネ世代...価格:1,365円(税込、送料別)ハート発見・・・インド式・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月24日
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12/22(土)おはようございます。案の定、朝からシャンパンだの日本酒だの何だか死ねた・・・。一気に体調不良な感じ(笑)。しかも、出勤。トホホな朝でした。良い3連休をお過ごし下さい。まだ、年賀状もやってないや。有川浩『旅猫リポート』文藝春秋。交通事故がきっかけで猫好きのサトルの飼い猫になったナナ(その名前の由来は尻尾が数字の7みたいな感じになってたから)は、それから5年ほど幸せな日々を過ごしていたが、サトルにナナを買い続けることが出来なくなったっため、サトルはナナの飼い手を探して、旧友のもとを訪ねるのだった。お気に入りの銀色ワゴンに乗って一緒に新しい飼い主を探す旅に出たサトルたちが最初に訪ねたのは、幼馴染の幸介だった。小学生の頃、仲が良かった幸介とは子猫にまつわる楽しい思い出があったが、もう一つ両親を亡くすという悲しい出来事もサトルにはあった。次に訪れたのは中学生時代の悪友の大吾だった。家の事情で祖母の家で暮らすことになり転校してきた大吾と意気投合したサトルは、修学旅行中に脱走するという事件を起こしたのも良い思い出だった。そして、サトルたちは高校・大学時代の同級生カップルでペットも宿泊できるペンションを営む修介と妻・千佳子に会いに行った。そこで、ナナは、ペンションの看板犬のトラマルから、サトルが長くない匂いがすると告げられるのだった。結局、旧友を訪れたものの、ナナとの見合いは成就しなかった。それでも、サトルは良かったのだ、サトルもナナも良き相棒として離れるつもりなどなかったのだった。旅の最後で訪れたのは、両親のお墓だった。墓参りを終えて、サトルはこれまで育ててくれた叔母のノリコのもとへと向かった。サトルにとっては、本当の親以上の愛情を注いで育ててくれたノリコを最後にしたのにはある意味当然のことだった。サトルは入院した。ナナのために突き放したような別れだったが、ナナがそれであきらめるはずもなく、通い猫として、病院にサトルを訪ねるのだった。しかし、本当の別れはやってきたのだった。くぅ~、泣かせるね。相変わらずといえば相変わらずなんだけれどね。死を目の前にしながらも、自分の人生を改めて振り返りつつ、それでもナナのことを心配し、明るく振る舞うサトルに感動すること間違いなし。死を目の前にして人(猫?)を思いやれるなんて、すごいことだと思う。有川作品の中でも、上の方に入る作品じゃないかな。良かったです。【送料無料】旅猫リポート ...価格:1,470円(税込、送料別)励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月22日
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12/20(木)おはようございます。おとといの忘年会疲れのため、読書日記はお休みです。限界近し(笑)。明日は穴八幡へ参拝に行くため、始発です。その後、朝8時から忘年会~カラオケ~スーパー銭湯というコースです。多分、死ぬ。寒さが厳しくなってきましたので、より一層気を付けて過ごしましょう!座れるものなら・・・すね毛じゃないよ・・・ナイスです・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月20日
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12/19(水)おはようございます。昨日の忘年会はあまり飲んでいないのでお酒は残ってないけれど、遅かったので眠いです。まばたきしたら朝だったって感じ(笑)。今週金曜日にも入っているので、体力勝負になりそうです。風邪などひかないよう、ちなみに今年のノロウィルスは強力だそうです、充分留意して頑張っていきましょう!朱川湊人『太陽の村』小学館。父の定年を祝って家族でハワイ旅行に出かけた坂木龍馬は、飛行機事故に遭い、気が付くと海坊主に間違われ後ろ手に縛られていた。龍馬は167cm、体重124kgの体型に加えてオタクでひきこもりだった。タイムスリップをしたのか、恐らく日本であるらしいどこかの土地で、明らかに貧しそうな農民たちに囲まれ、ビビっていた龍馬は、水戸黄門に似た村長によって助けられ、この土地で暮らすことになった。コンビニはなく、スーパーや食料品店もない。それどころ電気もガスも水道もないのだった。それでも悪戦苦闘しながらも、少しずつこの土地での生活に適応しつつあった龍馬は、この国の中央政権は蛇原召螺が支配し、この地の地頭は佐宗八百万が務めるのだということを知った。龍馬は「走れメロス」などの朗読で、村民の人々の心を捉えていった。また、田おこしを行う農家陣六の娘浦や、地頭佐宗八百万を狙う天下桃太郎とも親しくなっていくのだった。しかし、何故か龍馬の動きを監視し続けていた佐宗八百万は村長宅を攻撃した。這う這うの体で逃げた龍馬は、桃太郎の師匠流星丸のもとに身を寄せるが、そこで村民らが崇める日輪伽藍菩薩をみた龍馬は、それが「太陽の塔」に酷似していることに気が付いた。そして、過去のはずなのに、龍馬は煙草の吸殻を発見するのだった・・・。【送料無料】太陽の村 [...価格:1,680円(税込、送料別)どこでもダンス・・・励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月19日
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12/18(火)おはようございます。今日は忘年会第1弾。イマイチ乗り気じゃない。歳をとったせいか大勢で騒ぐのが疲れるようになった気がする。じじいだね。今の会社というか業界はとにかく大勢でワイワイやるのが好きな人々なかりで、以前いた金融業界は大勢でするのは年に数回で、どちらかというと2~3人で飲むのが普通だったから、ところ変われば人変わるという感じです。個人的には少人数の方がいいかな。気のおけない人と過ごすのが何と言っても一番です。みなさんはどっちでしょうか?今日も頑張っていきましょう!桂望実『ボーイズ・ビー』幻冬舎文庫。お母さんをちょっと前に亡くした隼人は小学6年生ながら、忙しい消防士のお父さんに代わって、弟の直也の面倒をみている。小学1年の直也にとってお母さんの死は受け入れられるものではなく、いきなり泣き出したりするのだった。隼人も辛くないはずはなかったが、夜勤が多いお父さんに相談することも出来ず、一人頑張っていた。ある日、絵画教室に通う直也を迎えに行って待っていると、そこに見るからに怖そうなおじいさんがいた。絵画教室が入っているビルで、靴工房を営んでいる園田栄造というおじいさんだった。見た目その通りに気難しくて、人との接触を頑なに避けていた。気安く人に接しようとする輩が大嫌いだったからだ。精魂込めて靴を作ってきたが、70歳を超えてからというものの満足のいく出来映えの靴を作れなくなり、人に当たり散らしたりと余計偏屈なじじいとなっていたのだ。そんな栄造がトイレに行こうとしたところ、廊下に座っていた隼人を目にしたのだった。その出会いから少しずつ二人は話をするようになった。寂しさを隠して頑固を装う栄造と、直人がいるがために泣くことを我慢する隼人が徐々に心を通わせていく。サクッと。まあ、ありがちなストーリーですが、良かったです。氷の心もいずれ溶けていくのですね。そういう存在に気が付けるかどうかなのでしょうね。『県庁の星』よりか感動しましたぁ~。ボーイズ・ビー 幻冬舎文庫 / ...価格:520円(税込、送料別)おいおい・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月18日
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12/17(月)おはようございます。昨日は休んでしまいました。来て頂いた方には申し訳ないです。とはいえあまりゆっくりは出来ず、年賀状さえまだ手がついていない始末。今週は忘年会2つあるし、3連休で何とかするしかないですね。そう思うと今年もあっという間に終わってしまいます。土曜日は、mamatamさんとloisさんとプチオフ会を新宿でしてきました。「百済」という韓国料理屋さんで舌鼓を打ったあと、場所移動してケーキセットで締めました。おいしかったです。mamatamさんとも、loisさんともたくさん話が出来たので、少人数もまた善きかなと思えた夜でした。mamatamさん、loisさん、ありがとうございました。そうそう、電話を頂いたくうみんさん、またご一緒しましょう!クリス・アンダーソン『MAKERS』NHK出版。『FREE』の著者による新作。人間は生まれながらにして作り手(メイカーズ)で、モノづくりへの愛情は、多くの人々の趣味や情熱の中に生きている。それは、工房とかガレージとか自分の部屋の中だけのことではなく、例えば、料理が好きな人はキッチン「メイカー」で、オーブンがその工房になり、、植物が好きな人はガーデン「メイカー」で庭がその工房になるのだ。他にも、裁縫、ビーズ編み、クロスステッチ—など無数のモノ作り(メイキング)が存在している。そういった製造業は、過去100年の間に様々な変化を遂げているが、唯一変わらないことはウェブのようにオープンでないことだ。従来の製造業は大量生産で、技術(特許等)と設備とコストが必要になるため、大企業と熟練工にほぼ独占されてきた。ところが、それがついに変わろうとしてきている。その理由は明確で、モノ作りがデジタルになってきているからだ。21 世紀の製造業は、アイデアとノートPCさえあれば誰もが自宅で始められる。この〈メイカームーブメント〉は、1985 年のパーソナルコンピュータ革命と同じで、そこに世界を変える力を見たスティーブ・ジョブズの情熱を、今に受け継いでいるのだ。そんな我々が目にしているのは、新しい時代における家内工業への回帰である。新たなテクノロジーにより、人々は様々な生産手段を得て、大企業にはないイノベーションを可能にしたのだ。小ロットの生産なら、今やデジタル生産に分があるのは明らかで、それは数百万個単位ではなくて、数百個単位で作った方が良いものがどれだけあるかを考えれば自明だろう。それはニッチな市場の存在であり、規模が大きくないため専門性を維持しながら激しい競争を回避出来る、いわば大量生産の手が届かない場所であって、市場の影の部分—「モノのロングテール」なのだ。 過去10 年は、ウェブ上で創作し、発明し、協力する時代だった。これからの10年は、その教訓をリアルな世界に応用する時代であり、21 世紀のメイカーズ(モノを作る人々)こそが、新しい産業革命の担い手なのだ。示唆に富んだ良い作品だと思います。時代の変化を敏感に察知し、その流れに乗っていける人が成功を勝ち得るのですね。色々な人にとって参考になりえる本だと思います。おススメです。常々思っていますが、NHK出版は良い本を出しますね。【送料無料】MAKERS [ クリス...価格:1,995円(税込、送料別)シュールな数々・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月17日
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12/15(土)おはようございます。まんまと寝坊しそうになったので、サクッとでお許し下さい。土曜日の出勤はリズムが狂うなぁ。お休みの皆様はごゆっくりお寛ぎ下さいね。良い休日をお過ごし下さい。今日は座れるから電車で寝るぞ~。ネコならいいのか・・・いいね・・・気持ちいいVS辛い・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月15日
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12/14(金)おはようございます。ようやく金曜日と言いたいところですが、またしても土曜日は仕事です。年末だし、人も少ないので仕様が無いかな。何にしても働けているだけ良しと思わないといけませんね。今日も頑張っていきましょう!藤木 稟『太古の血脈』光文社。1920年代から30年代にかけて日ユ同祖説を提唱した酒井勝軍を祖父に持つ勝一は、その影響もあって大学で歴史学を学んだものの、祖父の説には批判的だった。卒業して大学の講師を辞めてからは、大阪で塾の講師をしていたが、25年が経ち、引退を考える歳となっていた。ある時、祖父が残した手帳に、丹後の伊根に155年に一度だけ海上に現れる島があるとの記述を見つけた勝一は、妻との結婚記念日を口実にするかのように旅行を計画していたが、その直前に妻が殺されてしまう。動揺する勝一の前に現れたのが、当麻カヤキというサンカ(幻の漂白民)だった。祖父の手帳には、当麻を名乗る者が現れたら、その言葉に従うことが記されていたのだ。そして、勝一は当麻に導かれるがまま、浦島電設発祥の地に向かうのだった。「インディ・ジョーンズ」+「ハムナプトラ」÷ 2と言えばしっくりきそうな作品です。パクリ過ぎやしないかと思うところはあるけれど、スピード感があってそこそこの面白さでした。冒険活劇を活字にするとこんな風になるのでしょうね。【送料無料】太古の血脈 ...価格:2,205円(税込、送料別)冬だしね・・・フィンガーアート・・・クリスマスは近いね・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月14日
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12/13(木)おはようございます。天気が良いのはいいのだけれど、空気が乾燥していて喉に悪いですね。毎日のことだけど寒いし。今日も頑張っていきましょう!近藤史恵『はぶらし』幻冬舎。深夜にもかかわらず鈴音に会いに来た高校時代の同級生の水絵は子供を連れていた。離婚して、働いていた職場からリストラされ、行くあてがなく頼ってきたのだった。脚本家としてそこそこ売れている鈴音は、同情を禁じえず、躊躇しながらも1週間だけという約束で同居を受け入れた。だが、すぐさま鈴音は後悔した。それは、今までひとり暮らしに慣れ、マイペースで生活してきた鈴音にとって、価値観の異なる水絵との生活はストレス以外のなにものでもなかったのだ。1週間の我慢と言い聞かせながら、その1週間が過ぎて、鈴音は水絵に退去を求めた。しかし、水絵の仕事は決まらず、水絵はさらにもう1週間の延長を頼んでくるのだった。その口調は、恵まれている者が恵まれない者を助けるのは当然と言わんばかりだった。頑として譲ろうとしない水絵との口論に疲れ、鈴音はもう1週間だけ同居を認めた。水絵は感謝の素振りさえ見せず、段々ふてぶてしくなっていった。不信感を隠せない鈴音が高校時代の友人に連絡を取ってみると、水絵には昔から芳しくない噂がまとわりついていたらしかった。確かに水絵と同居するようになってから、鍵が壊されたり、鈴音が原因不明の体調不良に陥ったりと、不審な出来事が起こっていたのだ。そして、約束の1週間を迎えようとする時、水絵の子供が高熱を出す事態が起きた。水絵は同居の継続を求めるのだが、これ以上の同居は受け入れがたい鈴音は水絵に仕事を紹介する・・・。人の優しさにつけ込んで、それに甘んじることが当たり前のような水絵に不快感を覚えました。こういう人は結構身近にいそうですね。そう思いながらも最後まで読ませてしまう著者の力量は大したものです。後味はあまりよくないけどね。 【送料無料選択可!】はぶらし (単行本・ムッ...価格:1,575円(税込、送料別)いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月13日
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12/12(水)おはようございます。今日はいつもより早起き。遠方へ行かねばならなくなってしまった。わずか40分ほど起きる時間が早くなっただけで、眠さ倍増って感じ(笑)。防寒して出かけます。今日も頑張っていきましょう!伊集院静『大人の流儀3 別れる力』講談社。第3弾です。今回は副題にもある通り、人として避けては通れない別れについてに多くのページが割かれています。「別れることは切なく悲しいことで、親しい人を失った時、歩き出せないほどの悲哀の中にいても、人はいつか再び歩き出すのである。歩き出した時に、目に見えない力が備わっているのが人間の生というものだ。その時は信じられないかもしれないが、確実にあなたにはその力が与えられている。そうしてその力こそが、生きる原動力であり、人間がmつ美しさである。」いい言葉ですね。相変わらずの頑固おやじ振りは健在で、毒を吐きまくっているのだけれど、何故か小気味良い。言葉が持つ力を知っているだけでなく、言葉を大切にする姿勢、そして、言い方は悪いけれど在日でありながら、日本人以上に日本人らしく、また、日本の四季を愛でている著者には共感出来るところが多いです。エッセイなので、あっさり読めてしまいますが、いい本だと思います。最近著者の本を漁って読んでいるのですが、表現豊かでなかなかです。是非、本屋さんに行くことがあった際には、立ち読みでもしてみて下さい。そして、良かったら買ってみて下さい。宣伝じゃないけど。【送料無料】大人の流儀(3) ...価格:980円(税込、送料別)仲良くは無理・・・王様席は下品かも・・・一致・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月11日
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12/11(火)おはようございます。これしか言うことがないのかという位に寒いですね。やっぱ寒いのはダメだ。ぬくぬくが最高ですね。今日も頑張っていきましょう!笹生陽子『家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部』ポプラ社。倉沢チナツは入学して早々にしくじってしまった。あろうことか入学式の夜に寝込んでしまい、復帰した時にはあちこちでグループ作りが終わっていたのだ。どうすればいいかと思っているその間にも、チナツには「一人でいるのが好き」というレッテルが貼られてしまっていた。そんな時に声を掛けてきたのが、マスノくんだった。誘われるがまま校舎の地下に行くと、そこは個性豊かな(?)一人部長を務める人々がいた。第二演劇部の一人部長にしてプロの女優を目指す西園寺さん、覇王丸豹牙という魔剣の生まれ変わりとのたまう戦士部の田尻くん、人前に姿を現さずネットでだけ参加するスカイプさん、次期華道家元で探偵部のマスノくんといった面々だった。それぞれが一人で部活動をしていて、自ら部長を務め、正式な部として公認を受けるためにサークル活動をしているらしいのだ。チナツは成り行きで加わることになり、おやつ要員として出入りをするようになった。そしてサークルについて下記のようなことが決まるのだった。【新歓!ぼっち部】 TEAM☆BOTCH ●コミュニティ理念● 孤独に負けない強い心 ●コミュニティ規約● 飲まない、吸わない、歌わない、必要以上に絡まない ●コミュニティNGワード● 「一致団結」「和気あいあい」 ●他人となかなかうまくやれない人● ●友達が少ない人● そんなあなたを歓迎いたします。 その活動は、偽造トレカの入手経路を突き止めたり、学園王子の遺失物を捜索したり、よく意味がわからないものだったが、チナツにはそれなりに充実した時間なのだった。プチミスと思いきや、そうでもなくて、楽しく読み終えてしまいました。これはドタバタなのか。この著者独特の味わいがある面白い作品でした。家元探偵マスノくん 県立桜花...価格:1,365円(税込、送料別)やったな・・・ちょい下品・・・凍死しちゃうよ・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月11日
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12/10(月)おはようございます。寒さが厳しくなってきました。少し鼻水が・・・。今来週は忘年会など多いでしょうね。体調に留意して頑張っていきましょう!本谷有希子『幸せ最高ありがとうマジで!』講談社。「エリートが書いたもんをヤクザが売る」とからかわれる、とある町の新聞販売所に、主人の慎太郎の息子である功一と入れ違いで、店に入ってきた女性がいた。後妻の美土里が「どちら様でしょうか?」と尋ねると、その女性・明里は「愛人です」と言った。明里は聞いてもいないのに、慎太郎との愛人関係を嬉しそうに話し出した。後妻で入った美土里は、慎太郎の女癖の悪さは承知していたため、今更愛人が出てきても何の疑問も持たず信じてしまうのだった。だけれど、家に上がりこもうとする明里には、家族団結して阻止をし、水をぶっかけて追い出されたのだった。そんな明里に救いの手を差し伸べたのは、住み込みのバイトでリストカット癖があるえいみだった。えいみは敷地内にあるプレハブ小屋にこっそりと明里を匿ったのだ。明里の目的は謎だったし、どういう経緯で慎太郎と知り合ったのかもわからなかった。やがてわかったことは、実は明里が慎太郎とは全く関係がなく、自称「明るい人格障害」による無差別テロということだったのだ。ぶっとんでる作品です。第53回岸田國士戯曲賞を受賞をしています。意味を考えて読む作品ではないですね。支離滅裂ながら何となく楽しめました。【1000円以上送料無料】幸せ最高ありがと...価格:1,470円(税込、送料込)気合いの産物・・・重量級・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月10日
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12/8(土)おはようございます。今日は出勤だぁ~。ということで、読書日記はお休みです。いつも土曜日はゆっくり書いていたんだけど、今日は無理なので。良い休日をお過ごし下さい。ご機嫌斜め気味です(笑)。何の集団・・・コーヒーか泥水か・・・結局値引き無し・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月08日
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12/7(金)おはようございます。金曜日。あっという間にもう7日です。ターボ付きだ~。明日も出勤になってしまったのでイマイチだけれど、めげずに頑張りたいと思います。僕の座右の銘の一つは「命までは取られやしない」で、無茶したり、悪いことをすれば別ですが、極端な話、会社でどんなミスをしようが、嫌なことがあっても「命まではとられやしない」からくよくよしたり、落ち込むことがあっても大丈夫、また明日という日があるからと思っていたりするのでした。瀧羽麻子『白雪堂』角川書店。中堅化粧品会社である「白雪堂」の看板ブランドは、天然成分にこだわった基礎化粧品「シラツユ」だった。白雪堂といえば「シラツユ」、「シラツユ」といえば白雪堂と評されるほどの商品なのだ。その白雪堂へ入社した峰村幸子は、入社2ヶ月目にしてマーケティング部を代表し「シラツユ発売30周年キャンペーン」の担当として加わることになった。そこには、創業者の娘にして「シラツユ」開発者、別名マダムの姿もあった。様々な企画が検討される中で明らかになったのは、「シラツユ」も売り上げの落ち込みが大きくなってきていることだった。マダムには自分が作った商品だけにその販売方法などにはこだわりがあり、従来のスタイルを変えることに抵抗を示していた。「シラツユ」を何とか立て直したい幸子はある企画を思いつき、辛抱強くマダムと会話をした結果、マダムは折れ、企画はとんとん拍子に進みつつあった。しかし、好事魔多し、どこからか漏れたのか、そっくりの企画が外資系の大手化粧品会社の手で採用されてしまったのだ。社内はスパイ疑惑に揺れ、幸子が頼りにしていた先輩がやり玉に挙げられるなど混乱した。災難はそれだけではなかった。プライベートでは仕事優先のあまり大学院に進んだ直也とのすれ違いも抱え、会社では右も左もわからない中、必死に頑張る幸子に未来はあるのだろうか?社会人なりたての時は本当に右も左もわからず、これからやっていけるのだろうかと思いますよね。僕の職場も苛酷だったので、思い返してみても辛いことばっかりでした。ある時、先輩に「辞めたいと思ったことありますか?」と聞いたら、「1回あるよ」と言うので、「たった1回ですか、すごいですね」と返したら、「違うよ、ずっとそう思っているから1回なんだよ」と即答された記憶があります(笑)。ただ何やかんやでやっていけるのだなとわかったのは、社会人になってからかなり経ってからでした。石の上にも3年と言いますが、何はなくとも続けてみるということも大切かなとも思ってます。当然、辞めてキャリアアップを図ってもOKだけどね。とにかく一生懸命にいこうよ。当たって砕けてもさ。そんな感じを受けた作品でした。【送料無料】白雪堂 [ ...価格:1,470円(税込、送料別)修行中・・・意味不明・・・思わぬ利用法・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月07日
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12/6(木)おはようございます。年末慌ただしくなってきました。周りでは今週土曜日まで連日忘年会が入っている強者もいて、その体力に関心するばかりです。電車でも鼻をぐずつかせたり、咳をしている人も増えてきました。うがいなどを励行して、風邪をひかないよう気を付けましょう。羽田圭介『隠し事』河出書房新社。僕が家に帰ると茉莉は入浴中で、携帯のディスプレイが光っていたのでふと見ると、大学時代のクラスメイトだった渡辺からのメールらしかった。同じ大学とはいえ、渡辺とは連絡を取ることもない。でも茉莉は同じ業界にいるということで連絡を取っているのだろうけれど、普段話題に出ることもなかった。同棲をしている茉莉とは隠し事をしないという取り決めがあったけれど、何か隠し事をしているのではないかと僕は疑心暗鬼になっていった。そして、茉莉が寝ている間に携帯を持ち出して調べてみたが、渡辺からのメールはすでに消されていた。茉莉に直接確認することも出来ず、ますます不安になる僕だった。やむを得ず、勤務先の同僚である小橋礼子に相談をすると、自分が茉莉だったらどうするのかを考えてみるよう勧められた。確かに個々のメールでは怪しくても、前後の脈略が掴めるとそうでもなかったりするのだった。しかし、不安を解消出来ない僕は、メールの転送機能を活用しようと思いついた。ところが、自分の携帯に既に転送機能が使われていることに気付いてしまった。犯人はどう見ても茉莉しかいない。僕はバレることを承知で、転送を解除するが、茉莉は何も知らないような素振りを続けていた。どうやっても不安は解消できず、かと言ってもこのまま放置はしたくない僕だったが、ある夜、ソファに置いてあった茉莉の携帯に渡辺からのメールが着信したことに気付き、茉莉がいないのをいいことに携帯を手に取るのだった・・・。気持ちはわからないでもないけれど、これをやってはいけませんね。関係が一発で崩壊すること間違いないですね。携帯が当たり前の時代だけに、何気なく怖い話でもあります。【送料無料選択可!】隠し事 (単行本・ムッ...価格:1,365円(税込、送料別)イカすね(死語)・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月06日
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12/5(水)おはようございます。風邪をうつされた感じ。大丈夫だとおもうけれど、栄養ドリンクでも飲んでいこう。とかく、忙しく疲れが溜まる季節、体調管理には気をつけていきましょう!福田栄一『狩眼』講談社ノベルス。多摩川の河川敷で4日前から行方不明になっていた医師の野田孝良という男性の死体が発見された。その死体は頭部を滅多打ちにされていて原型を留めていないだけでなく、両目がくりぬかれているという惨状であった。捜査本部の中では若手である伊瀬は、所轄の南多摩署刑事課で同期の杉内と地取り捜査をしていたが、何一つ有力な情報を得られず、また捜査本部全体としても手詰まりの状況だった。死体発見から2週間が経とうとするある日、伊瀬は刑事部長の水野から、警視庁から来た戸垣と組むよう指示を受けた。戸垣は一匹狼的存在で、捜査本部の方針から逸脱するだけでなく、執拗に単独捜査へのこだわりを見せるのだった。そんな戸垣に振り回され反発しながらも、過去いくつもの猟奇的殺人事件を解決に導いていることを知って、反発は尊敬へと変わっていくのだった。戸垣はある他の殺人事件が野田殺害と関連していると睨んでいた。二人の被害者はともに白内障で同じ眼科に通院していたのだ。そんな中、デザイン事務所勤務の大石伶奈からの情報で、事務所社長の平永が行方をくらます直前に野田と同じ病院に勤める高松と会っていたことを知った。高松は白内障で被害者と同じ通院しており、高松の身を案じた伊瀬は張り込みをしたが、何事もなく一夜は明けた。だが、伶奈の死体が発見され、情報を捜査本部に上げなかった戸垣を伊瀬は責め、一人本部へと戻っていくのだった。平永は指名手配されるが、彼もまた数日後に死体となって発見された。消去法で高松が有力な容疑者と考えられ逮捕されたが、高松が狙っていたのは別の人間であったのだ。本当の犯人は捜査本部の情報を把握し、そして誰よりも戸垣の理解者と思われた水野だった。戸垣の類まれなる推理と捜査能力を利用し、模倣殺人を繰り返していたのだ。しかし、戸垣と組んだ伊瀬の誤った情報によって水野は勘違いし、犯行が明らかになったのだ。水野は自殺を図り、警察特有の隠ぺい体質もあって、事件は闇に葬られた。戸垣がなぜ猟奇的殺人事件の固執するのかという背景もあるんですが、それは最後の方でわかってきます。警察物はすそ野が広いので、手がける作家も多いので、思わぬ面白い作品にあたることが多くていいかもしれませんね。講談社ノベルス フL−02【1000円以上送...価格:945円(税込、送料別)何が・・・どないせいと・・・仕事に楽しみを・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月05日
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12/4(火)おはようございます。雨。昼過ぎにはあがるようですが、この時期の雨は冷たくて鬱陶しいですね。これから忘年会、クリスマス、お正月とイベントが続くので、対象管理をしっかりして、楽しく充実した時間を過ごしたいものですね。今日も頑張っていきましょう!江國香織『雪だるまの雪子ちゃん』偕成社。雪子ちゃんは山の麓の小さな村に住んでいて、雪だるまなのであった。それも野生の雪だるまで、そのことを雪子ちゃんはちょっと自慢気に思っている。野生の雪だるまは一人で生まれてくるのだけれど、家族の記憶を持って生まれてくるのだ。記憶の中のお父さんは、雪子ちゃんのことを誰よりも心配してくれていて、危険なもの、例えば火とか、悪い人間とか、そういうものに近づいてはいけないと、アドバイスをしてくれた。そんな雪子ちゃんは、ある日ひとりで空からふってきて、百合子さんの家のおとなりの小屋で暮らし始めたのだった。百合子さんは年をとっていてもうしわしわだけど、まだまだ元気で陽気なおばあちゃんで、雪子ちゃんの隣の家に住んでいる。百合子さんの友達のたるさんも雪子ちゃんの友達で、3人はおしゃべりやトランプを夜遅くまでしたりするのだった。また、雪子ちゃんは、ちなみとりゅうが通う小学校へ、気が向くと行くようになった。1年の内、冬の季節だけ目覚める雪子ちゃんにとっては、短い季節の毎日が新しいことの発見で、ささやかな喜びを見つけ、1日1日を大切に生きている。喜びを見つけ、楽しく生きることに貪欲な雪子ちゃんは、立派な野性の雪だるまなのだ。山本容子さんの銅版画が添えられた童話です。すごく良かった~。季節限定ながら、前向きに生きる雪子ちゃんが愛らしくてとても共感出来ました。こういう本を読む人が増えたらいいなぁ。おススメです。【送料無料】雪だるまの雪子ちゃん...価格:1,575円(税込、送料別)飛べないね・・・座ると痛そう・・・いいね・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月04日
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12/3(月)おはようございます。寒い。ということで、鍋パーティーをしましょう。別名オフ会とも言う。12月15日(土)18時~ 新宿で予定。参加する人募集です。昨年も今頃オフ会をさせて頂いて、良い年末が過ごせましたので、今年もよろしければ楽しくやりたいと思います。お店は人数次第で決めたいと考えてます。よろしくお願い致します。では、今週も頑張っていきましょう!篠田節子『弥勒』講談社文庫。インドとネパールに挟まれたヒマラヤの小国パスキムは千年以上の歴史を保ち続け、ヒンドゥー教とチベット密教が混淆したパスキム仏教と呼ばれる独自の宗教様式を発達させてきた。また、それから生まれた「バスキム様式」と呼ばれる優れた美術品は、国外への持ち出しは厳禁となっており、外国人の立ち入りも主要都市以外へは禁止されていた。元学芸員で今は新聞社の事業部員である永岡は、過去バスキムを訪れて以来、その文化を高く評価していたが、展覧会のパーティーで妻がしている髪飾りを見て違和感を疑問を禁じ得なかった。どう見てもその髪飾りは、バスキムの仏像の破片を使ったものに見えたのだ。国外に流出するはずのないものが妻の髪飾りになっているとはどういうことなのか、永岡は情報を集めた。そして、得た情報は、バスキムで暴動が起き、破壊行為があちこちでなされ、国全体が無法化しているということだった。バスキム美術に思い入れがある永岡は、バスキムへと単身、密入国を試みるが、そこで目の当たりにしたのは、この世の地獄ともいえる惨状だった。革命軍のゲルツィンが目指したものは、宗教の信仰からくる思想を排除し、バスキム国民だけによる自立であった。その考えは苛酷なまでにストイックで、華麗な美術品の破壊のみならず、僧侶や尼僧を虐殺し、国民はキャンプとは名ばかりの収容所で、日夜重労働に従事させられていた。大した食事も与えられず、重労働による疲弊と悪環境下による病によって、人々は死んでいった。また、子どもたちは洗脳され、兵士として規則を破る国民を処刑する犬となっていった。人々は重労働、食糧難、病気、そして常に監視されている状況下、次第に感情を無くしたロボットのような人間と化していった。そんな中、囚われの身となった永岡の価値観も変化していく。何が正しくて、何が間違っているのかがわからなくなってきたのだった。救いとは一体何なのか?大作ですね。672ページ。重いテーマで明るいところがない作品ですが、色々考えさせられます。有史以来様々な争いごとの大部分が宗教上の信仰の違いからくるものであるのは周知のことなんだけれど、僕のように信仰の薄い人間には根本で理解出来ないものがあるのも事実です。この著者の筆力はすごい。もう少し注目されても良さそうなものだけれど、結構重いというかとっつきにくい作品が多いんですよね。【送料無料】弥勒 [ ...価格:960円(税込、送料別)アイデアの勝利・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月03日
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12/2(日)おはようございます。いい天気です。お出かけ日和ですが、事故などには気を付けないといけませんね。丁度、ブログを書き始めたときに、中央高速笹子トンネルで崩落が起こったなんてニュースも流れてきていますから。僕は家にいるつもりですが、出るとしても近場ですね、間違いなく。昨日は本の整理をしてたら半日終わってしまったので、今日はゆっくりしようかな。良い1日をお過ごし下さいね。読書日記はお休みです。落下・・・暗い夜道に・・・どうしようかな・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月02日
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12/1(土)おはようございます。休み!でも、やらなければいけないことが溜まってます。本の整理やら色々・・・。疲れも溜まっているので、体力温存ともいきたいし、何だか方向感がない状態です。ま、それもまた善きかなということで、良い休日をお互い過ごしましょう!今野敏『転迷-隠蔽捜査4』新潮社。大森署の署長・竜崎に、警視庁刑事部長の伊丹から電話が入ったのは、東大井での殺人事件のことだった。管内でないにも関わらず、伊丹は公安との関係もあって大ごとにしたくないと竜崎に相談してきたのだった。そんな折、管内でひき逃げ事件が発生した。本庁の交通捜査課課長・土門は大森署の強行犯係を動員しようとするが、強行犯係は放火事件の捜査で人員を割かれているため、竜崎はその要請を受けることが出来ない旨を伝えていた。大森署に降りかかってきたことはそれだけではなかった。厚生労働省地方厚生局麻薬取締部の矢島から、大森署員による捜査妨害で抗議が入ったのだ。捜査のために泳がせておいた対象人物を逮捕してしまったからだった。竜崎は事前の連絡が無かったと反論し、その一方で、今後における協力を申し出た。また、竜崎にはプライベートでも難題を抱えていた。娘の美紀の婚約者である外務省の三村が赴任先・カザフスタンで飛行機事故に遭ったらしいとのことであった。妻・冴子からのお願いもあって、竜崎は外務省の内山に確認をとることにしたのだが、内山はその返答ともに、竜崎に東大井の事件について情報を求めるのだった。外務省南米局所属の若尾が東大井の事件の被害者だったのだ。そして、ひき逃げの被害者もまた八田という元外務省官僚であることがわかったのだ。この奇妙な一致の背景には、驚くべき構図が隠されていたのだった。竜崎は、伊丹から権限移譲を受け、事件を指揮し解決へと導くべく行動を起こすのだった。竜崎が物語を経るにつれてだんだん変容していってます。人間らしくなったというか、こなれてきたというか。それにしても、この作品は手を広げ過ぎた感があります。いくつかの事件があって、それが伏線となって、背景にあった大きな犯罪が明らかになるというものですが、ちょっと現代の警察組織ではありえない部分が目につきました。面白いのは間違いなく面白いんだけどね。【送料無料】転迷 [...価格:1,680円(税込、送料別)カプッ・・・恐るべし・・・今度はクマか・・・いつもありがとうございます。励みになるので応援頂ければ幸いです。にほんブログ村
2012年12月01日
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