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2015年09月23日
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          第 十一 回 目







 仁者(じんしゃ)は難(かた)きを先にして、獲(う)ることを後(のち)にす ― 仁者は困難な仕事があれば、

何はさておき、これを己の身に実行し、それによって得られるべき利益名誉などは、二の次にして眼中に置かない、と

教えています。


 「仁」とはそもそも何を指して言うのでしょうか? 人皆忍びざる所有り。之を其の忍ぶ所に達するは、仁なり(伊

藤 仁斎) ― 人には皆、気の毒で見ていられないという 惻隠の心(切実に深く憐れみ、痛ましく思う、又は人の

災いを見て、痛ましく思う心のことを言う) があるものだ。この心を広く、今まで気の毒にも思わなかった所にまで

及ぼして行くのが 仁 だ、と『童子問』に書かれています。




り ― とも言いますが、この場合の「義」とは羞悪(しゅうお)の心(己の不善を羞じ憎む心)だとします。「人皆

爲ざる所有り。之を其の爲る所に達するは、義なり」=人には皆、することを欲しない羞悪の心があるものだ。この心

を広く、今まで平気でしていた所まで推し及ぼして行くのが義である、とも説いていますよ。「義」は文字通りです

と、事物自然の宜しきに叶った道理で、その時々の宜しき行いをする事。ですから、己の正義を掲げて「敵」を抹殺す

る暴力は、ナンセンスであり、言葉の正しい意味での 正義 又は 義 とは何の関係もない行為・行動であります

ね、実際の所は。言葉ほど 便利な道具 もありませんが、言葉ほど 自分勝手に誤用されている 危険で使い勝手の

良いツールもありませんね、現実には。差し詰め、テレビの国会中継などを見ていると、この言葉の誤用の 見本市 

を見物するような錯覚に陥りますよ。当人たちが「真剣そのもの」だけに、傍観する者の眼には単なる茶番としか映ら

ない、実に嘆かわしい、と言うよりは、一種のエンターテインメントにしては面白過ぎる嫌いがありますので、正視す

るに堪えない…、ああ、神よ!我らに真の救いを与え給え。





 学問の要、「唯、己れに反求(はんきゅう)するに在り」。反求と忠恕(ちゅうじょ、忠実で同情心に富むこと)に関



リ。能く己に反求するときは、則ち必ず能く人に忠恕す。能く人に忠恕するときは、則ち必ず能く己に反求す。異なる

こと有るに非ず」と古人は説明しています。


 人間というものは、兎角、他人を批判する場合には厳しくなり、自分自身には過度に甘くなってしまうものだが、学

問をする際の急所を言えば、この逆を行く方法、つまり他人には大いに甘く、自己には峻厳さを保持して臨むのが良

い。だから、反求も忠恕もその根底に於いては異なるところが無いのだと言える。大体、その様な意味合いですね。人







 序でに私の若い頃の勉強ノートから 儒教 についての抜粋を引用して置きたいと思います。


 「 孔子や孟子は人間の正しい生き方を説いた。 誠(通常、誠とは自己を偽らず、自己の最善を他人に盡くす精神

を言う)は天が人間に与えた道である。この誠は、仁・義・礼・智の四徳(とく、至善の心がけ)であり、天はこれを賦

与して人を生み出すから、人性は善である。人性は 誠 であり、四徳の端(たん、芽生え・萌芽、根本)であり、善

である。そして、学問とは、「放心を求める」という事、即ち、人の 本心 である仁義(礼智)を、常に放失しない

ように求め存して、自身に取り戻す事である。従って、人間本性の全的な操守(そうしゅ、心に堅く守り持する所、正

道を履んで変わらぬこと)存養(そんよう、本心を失わず善性を養う)が孟子の学問であった。同時に、中国古来の 学

問 の本質であり、特色である。





 『中庸』(ちゅうよう、儒学史上で極めて重要な文献)は「誠」に関する聖典である。誠の説の基本は、先ず人間を

主として言えば、自己の行為を厳しく反省するとともに、天道を達観(たっかん、眼前の成り行き・つまずきにとらわ

れず、全体の情勢を広い視野に立って見渡すこと)して、自己の生き方そのものとして、その真実であり、最善である

と信ずる精神を、発揮する事を主張する。であるから、誠は道の実質である。更には、誠の発揮が道を振るい起し、世

界の発展に寄与する。









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最終更新日  2015年09月23日 05時18分29秒
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