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渡辺敦司@ Re[2]:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) しょうさん、ご丁寧な返信ありがとうござ…
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渡辺敦司@ Re:兵庫県知事と選挙戦に関する調査を(11/21) いつもお世話になります。早速2件とも賛…

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2008.02.14
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カテゴリ: 学校の力を高める
なぜ「翼をください」なのか

U高校の「誇り」をテーマにした「学校づくり」 実践にせよ、前回述べたような日常的で地道な「教職員集団づくり」にせよ、 踏まえておくべき真実(共通点) があると私は思います。

それは、 「人間(自己意識)は人から認められること(承認)を求める存在だ」ということです。それが満たされない状態に置かれると、深く傷つくのが人間だ、と思うのです。 (この点については前世紀の初め 『精神現象学』の中でヘーゲルが深く洞察していました。)

 U高校の出発点は「集団リンチ事件」だったことを、前々回の日記で述べましたが、さらに新たな学校づくりを展開していくきっかけは 一人の生徒(S子)の次のような言葉 だったのだそうです。

 「私にとってU高校とは、何だったのかを考えてみよう。中学時代から、それは、ひじょうに、印象の悪い学校であった。エンジ色のネクタイをしている人を見ると 、『ねえ、あれ、U高校』と言った具合に偏見の目で見ていたのだ。

 人間を人間として見ていなかったのだ。しかし、私は希望していた学校に落ち、考えてもみなかったこの学校に入ることになり、一挙に、その立場が逆転してしまった。 その立場に立って、はじめて、その悲しみを知ったのである。

高校が人生のすべてであると思い絶望して、このU高校に通っていた。 エンジ色のネクタイが嫌で、嫌で、何度、取って帰ったか分からない。どうして、こんなに目立つ色をしているのだろう。黒とか柑なら目立たないのに。 この色は、世間に私は馬鹿ですと言っているようなものだ 」。 

 担任のKさんが、それまでの取り組みを振り返りながら色々S子と話をした後で、彼女が班ノートに書いた文章を手直ししたもの、それが卒業文集に残された次の文章です。

 「私にとってU高校とは、心を鍛えてくれた場所だろうか。 友だちの大切さ、努力を惜しまずに前進するすばらしさ。相手を思う優しさ。プラス強さ。人間は1人の力で生きているのではないこと。人間は成績などで計りしれないこと。

 この学校であればこそ学べたことだ。もし、ストレートに公立高校に入っていたら、どんな人間になっていただろう。 人間とは何なのかを得たことによって、U高校である悲しみが消えたのだ。この学校を誇りに思って生きていけるだろう。

」。S子は、この言葉を残して卒業していったのだそうです。

この言葉が「翼をください」というドラマの表題になったのです 。)

 しかし、S子が残していった言葉は職員にとってひじょうに重い課題だったのでした。なぜなら、彼女は、「この学校の中にいてはダメだ。この学校の中でなにをしても言っても駄目だ」という叫びを言葉にしたのです。つまり、 学校差別というものは、社会的に外から襲ってくる。だとすれば社会的に押し返す以外にない。これがSさんたちの考えでした。

「誇り」を取り戻すために現状を「反転」させていくエネルギーにしたい。 この論議がまた、さらなる「学校づくり」の出発点になっていったのです。
続く
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Last updated  2019.03.30 08:41:48
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