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欧州で極右民族主義者が台頭 しているという。大まかに言えば排外的な自民族中心主義がその特徴で、この点で明らかにかつてのファシズムとの共通点もある。
例えばイタリアではジョルジャ・メローニ首相が率いる右派政党が政権を握っている。
(ただし政権掌握後、対EU政策などそれなりに現実的な対応をしているようだ・・・)
他方、中東でもイスラエルの ネタニヤフ政権 を支えているのは右派政党で、一時的に成立したガザでの停戦をつぶしたのも政権内の右派、民族主義者である。
数ある極右民族主義的な政権の中で、現在、非人道的で最悪ともいえる行為を行っているのは何といってもイスラエルだろう。 ガザ地区におけるジェノサイド
は断じて許せないが、それだけではない。 武力闘争路線をとらないファタハが統治するヨルダン川西岸
においても、次々に入植を行い暴力的に住む場所を追われたパレスチナ人は数知れず。 明らかに民族浄化を進めている
。
このたびのイラクの原子炉やガス田などさまざまな施設に対する先制攻撃についても、どうしてこのような無法がまかり通るのか、憤りを禁じえない。
それにしても、
G
7の声明にはあきれた。イランの「原子力開発」・「核開発」に対してイスラエルは防衛する権利があるのだという。事実上、国際法違反・侵略的な攻撃の容認ではないか。(唯一、核施設に対するこのたびの攻撃は許されない、と発言したのは日本の石破総理だけだったという。 6.18クローズアップ現代
より)
「イランの原発爆発ならチェルノブイリ級の災難」…専門家らが懸念
(20日付記)
トランプ前政権下で「イランとの核合意」から米国が一方的に離脱したことが大きな問題だったが、
G7
の指導者の多くは、トランプやイスラエルへの非難よりも「イランが核濃縮するのは許されない」ということらしい。しかしながら、 イスラエルがすでに核兵器を保有しているということは、公然の事実
である。それに対してなぜ
G7
は言及することなく、イランの核濃縮だけを問題にするのか。核兵器を持つことが危険だという意味では、現在無法をほしいままにしているイスラエルこそ最も危険ではないか。多極化した世界において、
の道義的立場に不信感が生まれているのも全く当然の結果
であろう。
〔また、 IAEA’国際原子力機関トップによれば「イランが核兵器開発を進めているという何らの証拠もなかったのだという
。20日追記〕
翻って、日本ではどうだろうか。世論調査において 参政党 が議席を伸ばす、という予想が出てきている。参政党というのは、どのような政党なのか。ここでは同党による 憲法 改正 案 の 特徴 を見てみよう。( 参政党 改正憲法案 前文と 全文 )
前文などは戦前戦中の皇国史観そのものだ
。極右民族主義者の台頭している欧州や中東の現実も、「対岸の火事」として眺めているわけにはいかない。
〔憲法案で指摘されている問題点を以下に列挙〕
1. 立憲主義・人権保障の弱体化
個人の尊重・幸福追求権(現行憲法 13 条)の削除
現行憲法の根幹である「個人の尊重」「幸福追求権」の規定が削除され、「国家あっての個人」という価値観が強調されている。
法の下の平等(現行憲法 14 条)や思想・良心の自由(同 19 条)などの削除
主要な人権規定が抜け落ちており、立憲主義国家としての基本が欠如しているとの指摘がある。
適正手続・刑事手続の保障の削除
現行憲法 31 条以下の「適正手続の保障」も削除されており、国家権力の濫用を防ぐ歯止めが弱まる。
2. 天皇規定の問題
「元首」「神聖な存在」としての天皇明記
天 皇を「元首」「神聖な存在」と規定し、現行憲法の「象徴」から大きく転換。
三種の神器による皇位継承の明記
歴史的・実務的な混乱を招く恐れがある。
3. 国家・国民規定の問題
「日本を大切にする心」など主観的要件の導入
「日本を大切にする心」を国民要件とすることで、思想・良心の自由との抵触や恣意的な国籍剥奪の危険性。
血統主義の強調
父または母が日本人であることを重視し、多様性や国際的基準から逸脱。
4. 家族・教育規定の問題
家族観の押し付け
「家族は社会の基礎」と規定し、家族を持たない個人や多様な家族形態への配慮が欠如。
特定の教育内容の強制
古典素読や歴史・神話、伝統行事などの学習を義務付けており、思想・教育の自由を侵害する恐れがある。
5. 公共の利益・公益優先の問題
「公共の利益」優先で個人の権利が後退
「公共の利益」が「個人の尊重」よりも優先される設計となっており、個人の権利が国家や社会に従属する危険性がある。
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