買書とつんどくの日々

買書とつんどくの日々

2020年07月08日
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カテゴリ: 読書
ぼくは外へ出た。外へ出て空を見上げると大きな月が確かに出ていた。満月に見える。少し欠けているようにも見えた。月など出ていなかったかもしれない。夜ですらなかったかもしれない。

どちらでも良い。すべては作り話だ。遠くて薄いそのときのほんとうが、ぼくによって作り話に置きかえられた。置きかえてしまった。
(山下澄人さん「しんせかい」P128)




この本の装丁のイメージから、てっきり大阪の話だと思っていたら、山下さんが参加された富良野塾のお話だったので、まずそこにビックリしました。さらに驚いたことに、このカバーの題字を書かれたのは、【先生】こと倉本聰さんだそうです。そうなんや。

それはさておき、面白かったです。山下さん若かりし頃の青春の一コマが独特の文体でスケッチされており、この文体は、子ども目線として「 小鳥、来る 」の文体になっていくのでしょうけど、僕にとっては、この「しんせかい」くらいがちょうどいいと思いました。あまりにここちよいので、いつまでも読んどられるわ。







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Last updated  2020年07月08日 08時43分06秒
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