青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2022.10.19
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一か月以上もたって、やっと書こうと思えたほど
エリザベス女王崩御はとてもぐったりする出来事でした。

イギリスと何か深い縁があるわけではなく
ましてやエリザベス女王はニュースや雑誌で
拝見するだけの方なのに。

若くして女王となってから
70年も公務について
亡くなる直前まで仕事をこなし
96歳の華やかで誠実で偉大な人生を全うされて

世界中の人に心から賛美されているのに
なぜつらい気持ちがするのか。

一つは、ずっと続いていてあたりまえだった
安定感のあるエリザベスII王朝が
終わってしまったというショック、
もう一つは、エリザベス女王のお子さん達が
皆、深い悲しみにくれた様子だったこと、
それから、母にも長生きしてもらいたかったなと
思ったり、
長生きしても亡くなるのだなと辛かったり、
夫を亡くされて急激に小さく

お辛かったんだろうなと思ったり、
いろんな思いがあってつらいんですね。

それとはまったく別の視点で
エリザベス女王の国葬は
威厳とか歴史とか文化がある

こういうことなんだなあと感嘆しました。

様々な時代の様々な文化背景の服装の
多くは王を守る兵士達が、それぞれのグループで
一糸乱れず女王の棺を警護して歩いていて、
皆全く違う時代背景の服装なのに
何の違和感もないんです。

たぶんそれは、皆の女王を弔うという気持ちが
一つになっていたからだと思います。

その中には、とてもつらそうな表情の
チャールズ皇太子やアン王女もいました。
この方たちも一糸乱れず歩かれていて、
さすが軍隊にいらっしゃった方々だと思いました。

軍事国家が良いか悪いかの話でなく
厳しい訓練を行ってきた人達という意味です。

日本はよくイギリスとの類似点を挙げられますし、
長い歴史と伝統を持つ国の、勤勉な国民だと
自他ともに認めがちですけど
この厚み、重厚感があるのだろうか?と
考えてしまいました。

子供の頃エリザベス女王が日本にいらっしゃって
様々なドレス姿や王冠を被られた女王のお姿が
母が購読していたアサヒグラフに載っていて、
それを、ほわあ、と眺めていた、
あの時代は幸せだったんだなあ
母は若くて仕事に打ち込んでいたなあ、と
いろんなことを思い出します。

そういう幸せな思い出に何でも繋げていかないと、
そして前向きな将来の希望に繋げないと
なんでもつらく感じてぐったりしてばかりだから
気をつけなくちゃですね。



クイーンエリザベスという名前のバラ。
チャールズ皇太子が庭から摘んで棺の上にのせたバラは
これではないかと思われます。

イギリスでは美しい女性を
「イギリスの薔薇」と例えるそうです。
薔薇=美しい女性、
イギリスの薔薇=美しいイギリス人女性
という意味で、よく使われる誉め言葉ですが
その意味の中には
「綺麗で見栄えが良い若い女性達」という
意味ももとの引用から含まれています。

エリザベス女王はとても美しい方ですが、
国の象徴であり、とても特別な方なので
単に美しい女性としては見ないので
軽々しく「イギリスの薔薇」には
例えないのかもしれません。

もし薔薇に例えたら深紅の薔薇なのかな
それとも大輪の真っ白い薔薇なのかな
薔薇じゃ例えられないほど美しく威厳がある方だな
なんて思いますが
チャールズ皇太子が供えたのは
庭で摘んだピンクの薔薇でした。

エリザベス女王がお好みだった薔薇なのでしょうし
チャールズ皇太子にとってのお母さんは
ピンク色の愛らしく可憐な薔薇のイメージなのかも
しれませんね。

エリザベス女王もチャールズ皇太子も
庭や植物がお好きで、楽しまれているのは
良く知られていますので、
きっとこの可愛らしい薔薇を
一緒に育てたり飾ったりした
楽しい思い出が沢山おありになるのでしょう。

クイーンエリザベスと名付けられた薔薇は
1954年の開発当初から人気の品種で
日本でも通販で購入することができます。

画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2022.10.20 23:12:28
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