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著者/訳者名 : 小泉十三/著 出版社名 : 河出書房新社 (ISBN:4-309-50269-5) 発行年月 : 2003年06月 販売価格 : 756円(税込) <感想>先日読んだ本「母子密着と育児障害」という本のあとがきにこんな内容のことが書かれてありました。「うつ病などの精神的問題は社会的な構造の問題であることが多い。社会のあり方を変えずに、心のあり方だけを考えてもダメだ」「頭がいい人の習慣術」を読みながらこの言葉を思い出したのは、この本の趣旨が、「様々起きる人生の問題は、その人の人生の組み立て方の問題であることが多い。日々の生活を変えずに、能力の問題だけを考えてもダメだ」という言い方が実にしっくりくる内容だと思ったからです。 この本では「こうすれば頭がよくなる」なんていう直球を投げてるわけじゃありません。日々の生活の中で「もっとこういう風に考えたほうがいいんじゃないの?」「こういうやり方もあるんじゃないの?」といった提案がたくさん書いてある本です。 人間の生まれついた能力の差というのは確かにあるのかもしれませんが、イチローとか羽生善治みたいな特殊な才能でもなければ、人の差なんて後天的な環境によるものが大きいと思うわけです。 進学校がなぜ進学校たりえるのか?といったら「そこが進学校だから」という気がします。そこにいる人達は、もちろんそこそこの能力(脳力)はあるんでしょうけど、「進学校の環境にいるから」という理由でインスパイアされて、結局勉強してるってことが多いんじゃないかって気がします。 まあ今更、進学校の話はいいんですが(笑)大人でも話は同じです。 「一流は一流を知る」なんて言いますが、一流の人は一流の人と付き合うからますます良くなっていくわけで、まあ「一流」とはいわなくても、普通の人も「普通でない思考、行動」をすれば少しは向上するところがあるんではないでしょうか。 で、この本の内容なんですが、筆者が書いたというより、和田秀樹、中谷彰宏、堀場雅夫、野口悠起雄、鈴木健二といった、いわゆる「成功本」の著者の引用がすごく多いです。 そこに筆者の考えをプラスしてる感じなんですが、引用自体は別に悪いとは思いません。こういう内容ですからエッセンスを理解すればいいわけで、むしろ多くの本を読まなくても、ポイントを理解する上ではこういう引用本のほうが良いと思います。(ただ疑問なのはこんだけ引用しまくって大丈夫なのか?って話。お金の問題とか発生しないんでしょうか?こういう引用本はコンビニによくあるけど・・・) 「テクニックとかマニュアルだけじゃ人生だめだよ」なんて意見もありそうですが、まあそういう人は一読してみてください。一つくらいは「なるほどなー」って思うところありますよ。そういう意味ではこの本、ビジネスマン向けの「キッパリ!」みたいな本なのでした。
2004.11.28
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著者/訳者名 : 田中喜美子/〔著〕 出版社名 : 講談社 (ISBN:4-06-272256-9) 発行年月 : 2004年05月 販売価格 : 880円(税込) 目次 第1章 母子密着のよろこび第2章 気がつけばだっこ地獄第3章 私物化される子どもたち第4章 「生きる力」が衰えていく第5章 よい母親、よい父親の条件第6章 育児障害―子育てが苦痛になるとき第7章 それでも「専業主婦」がいい!?第8章 育て直しは可能か<感想と雑感> 前に「平均的な日本人はどれくらい英語がしゃべれるのか?」という日記を書きましたが、「平均的な専業主婦はどれくらいパソコンが使えるのか?」という疑問も常々思ったりします。 当然、主婦の年代によっても違うわけですが、「主婦なんてパソコンなんてわからないんじゃないの?」という偏見がけっこうまかり通ってるような気がします。でもよく考えれば、小さい子供から手が離せなく、思うように外出したりできない主婦の人にとっては、買い物から調べ物、いろんな手続きや外部との連絡にはパソコンや携帯ほど便利なものはないわけです。 それほど難しいものじゃありませんから、たとえ結婚前には詳しくなかったにしても、旦那さんとか他の人に聞けば、けっこう使えてる人は多いんじゃないか?って気はします。 私がブログで日記を書き始めて思ったのが「意外と主婦の人ってブログ作ったりしてるんだなー」ということ。 はなはだ失礼な話なんですが、正直そんなに多いとは思っていなかったです。でも先ほど書いた理由でパソコンは主婦には便利なものですし、「ネットで育児の情報交換」なんてのは前からあった話ですから、多いのも当然なのでした。 この本では、「専業主婦はとにかくヒマで子供にばっかりかまってるから、子供が自立しなくてダメになる」というようなことが書いてあるわけです。(昨日の日記に書いた中公新書「ケータイを持ったサル」にも同じような趣旨のことが書いてありました) 「専業主婦がヒマ」というあたりにはちょっと?が付きますが、この本では「主婦である母親はもとの仕事などに関係なく、環境によって均一化しやすい」といったことが書かれてあります。 要するに、「同じ主婦どうしでばかりいると、同じ会話、同じ服装、同じ生活のサイクルになっちゃう」ということです。 これには妙に納得させられました。なぜかというと「サラリーマンも同じだから」。 私はいわゆる「サラリーマン」ですが、主婦と同じかそれ以上に均一化してる社会の中にいます。 同じ会社で、同じ顔ぶれ、同じ仕事に同じ話題。全く同じです。 ただ、サラリーマンには「出世」とか「成績」といったものがあるので、頑張りやすいというのがあります。 でも主婦にはそれがない。「頑張り」は即「子供」に行くわけです。それがちょっとマズい。 で、私が何を言いたいかというと、「ネットとかブログを通すと、意外に外の世界がわかるんじゃないの?」ってことです。 私も主婦の方のものをはじめ、いろんなブログを読ませてもらってますが、けっこう新しい発見があります。 同じ志向の人のものを読む機会は確かに多いのですが、性別も職業も違う人の文章はかなり新鮮です。 「2ちゃんねる」みたいのは知りませんが、ブログは意外とその人の本音が出てるような気がします。 例えば、年代も性別も違うサラリーマンと主婦(主夫)と学生が、お互いの意見を発表し合える場なんて日常の生活にあるでしょうか? 「こんな本を読んだんだ」なんて言っても、周囲に読書好きでもいない限りそんな話もできません。ブログなんかで違う世界の人間と共通の話ができたら、けっこう面白いんじゃない?って話です。 なんか楽観的な「ネット社会の理想」みたいなベタな話になりましたが、普通の主婦でも、違う世界の人達に自分の意見を発表できる場があって、もしかして「田口ランディみたいになれるかも」なんて夢があったら少しは希望もできて、世の中にも目が向いて、子供にもいい教育ができるんじゃないの?って思ったりするわけです。
2004.11.24
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著者/訳者名 : 正高信男/著 出版社名 : 中央公論新社 (ISBN:4-12-101712-9) 発行年月 : 2003年09月 販売価格 : 735円(税込) 目次 第1章 マザコンの進化史第2章 子離れしない妻と居場所のない夫第3章 メル友を持ったニホンザル第4章 「関係できない症候群」の蔓延第5章 社会的かしこさは四〇歳で衰える第6章 そして子どもをつくらなくなった! 本の内容 「ひきこもり」など周囲とのコミュニケーションがうまくとれない若者と、「ケータイ」でいつも他人とつながりたがる若者。両者は正反対に見えるが、じつは成熟した大人になることを拒否する点で共通している。これは「子ども中心主義」の家庭で育った結果といえる。現代日本人は「人間らしさ」を捨て、サルに退化してしまったのか?気鋭のサル学者による、目からウロコの家族論・コミュニケーション論。<感想> 筆者は霊長類(猿)の研究者だそうです。タイトルの「ケータイを持ったサル」というのは今の若者のことを指してます。 本の内容を思いきり簡単に言うと「専業主婦の母親にちやほやされて育った若者は、大人になりきれずに引きこもったり、逆に開き直って傍若無人になったりする」というもの。 周囲のお互いの存在を確認するためにサルは鳴き声を出すらしいですが、若者の携帯メールもまるでそういう風に見えるということらしいです。 「社会に適応できない」=「サル」ということでタイトルになってるわけですね。 読んだ感想はなかなか面白いです。話はどんどん広がって日本の近代化の中での男女の性差、家族像のありかたなんて話まで行きます。 ただ「今の若者のおかしな行動は、1940年体制で専業主婦が登場したときからの歴史的必然だった」ってあたりになるとオイオイってツッコミたくなります。 そりゃそういう見方もできるかもしれないけど、結果論のこじつけじゃないの?って。 で、「サルに近づいた(らしい)若者がこれからどうすればいいか?」という肝心の話はこの本ではでてきません。そのくせ「これからどんどんサルに近づいていくでしょう」って、じゃあどーすりゃいいんだって。 個人的には、もっと「新しいコミュニケーションの可能性」みたいな前向きな話もしてほしかったです。 この筆者、自分でも書いてますが大の渋谷嫌いだったらしいです。理由は「若者が多いから」。 ルーズソックスや「かかと潰し」、電車内での化粧、ガン黒といったものが大嫌いらしいですが、そのあたりから「あーこいつら俺の研究してるサルみてーだな」ってことで書いた本みたいです。 筆者は昭和29年生まれと「団塊の世代」よりは若干若いんですが、ヒッピーとか言って汚い格好をしてみたり、全共闘なんていう内乱まがいのことをやってた世代(それはまあいいんだけど)に比べたら、今の女子高生の行動なんて別にどうってことないんじゃないか?って気がするのは私だけでしょうか。 若者なんていつの世もオジサンには理解しがたいもんです。(もう自分も理解しがたいんだけど・・・)
2004.11.23
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著者/訳者名 : 三田誠広/著 出版社名 : 新潮社 (ISBN:4-10-610077-0) 発行年月 : 2004年07月 販売価格 : 714円(税込) 本の内容 いわゆる「団塊の世代」は、あと二、三年後に日本中到るところで続々と定年を迎え、年金生活者に変わる。この大きな塊は、単なる無為徒食の群れと化し、日本の国力を疲弊させ、後続世代のお荷物となるだけなのか。自らも団塊世代である著者は、団塊への愛情をこめて、団塊とは何だとまず問い掛ける。そして、同世代が明るい老後を迎えるにはどのような気概と手立てが必要かを説く。同世代に向けた心からのメッセージ。<感想(というか雑感)> 「世代論」というものに興味があります。「人はみな平等」とか言いますが、たまたま生まれた国、時代、性別はもちろん、生まれたのがちょっと違う世代というのだけでもその人の人生はけっこう違ってしまうと思うからです。 「人生のモデル」とか「生き方の流行」といった、その世代の流れというものは確実にあって、その流れの中でやっていくのが幸せだという気はします(まあそうせざるを得ないんですが)。 で、この本の話ですが、前半は「団塊の世代」のこれまでの状況のおさらい、後半が老後の行き方のモデル提案みたいな内容になってます。「理屈っぽい」「群れたがる」「帰属意識が強い」というのが「団塊の世代」の特徴らしいですが、老後の生き方のモデルは「NPOに参加したり、趣味や仕事で社会に参加する」ということになるそうです。年金改悪にはゲバ棒を持ってでも阻止しろ!みたいな話のトコはけっこう笑いました。 でも私の世代から見ると「老後もそんなに社会に出なきゃならなの?」って気はします(これは私個人の話なのか?という疑問はあるけど)。個人的には、できることなら老後は俗世間から離れて、自然の中でボーっとしたいなーなんて気はしてます。せわしない社会とはあんまりまみれたくないです、正直。 この本は、「帰属意識の強い群れたがる世代」の人のために書いてあるわけで、実際その年代の人が多く読むわけだから別にいいんですが。 といって私が「団塊の世代」の人達が嫌いなのかといえばそうじゃありません。私はいわゆる「団塊Jr」に近い世代で、「団塊の世代」は自分の親くらいの「近くて遠い」感じの世代ですが、その人生の環境がが実に輝かしく、うらやましく思えてなりません。 細かい話はいろいろあるんですが、私にとっての「団塊の世代」のイメージはなんといっても「全共闘」です。ところで「全共闘」ってなんて楽しそうな響きなんでしょうか?(こう言ったら不謹慎?) 結果的には政治的にもなんら影響を与えなかった学生運動なわけですが、一時的にしろ「社会を変えられるかもしれない!」というロマンを本気で信じられた若者達というのはどんなにか楽しかっただろうと思います。「祭り」にオンタイムで参加できる学生だったわけですから。(当然、みんながみんな燃えてたわけではないらしいケド) そして、「いちご白書をもう一度」じゃありませんが、長かった髪を切って普通に就職したあとも、高度経済成長期にサラリーマンをとして熱く生き、80年代の享楽も経験し、そしてバブル期に突入するという、「右肩上がり」のフルコースを味わった年代ですから、もう社会的な刺激抜きの人生では満足できないんでしょう。 負け惜しみで言えば、そういう意味では私たちの世代は「最初から地道(地味)な人生」というわけで、過剰な期待をしてないぶん幸せとも言えます(でもうらやましいよなー)。 我々の年代の自負は、ケータイとインターネットの登場が20代前半だったというあたりでしょうか。それ以前の世の中も知ってるし、新しい情報環境にもなじめないわけでもないという自負。これからさらなる革命が起こっていく可能性もあるわけですが(というか当然起こる)、とりあえずデカい波を若いうちに経験できたというのは個人的には嬉しいです。 でも全共闘に参加した人も同じような「デカい波」的な気持ちを持ったのかなーなんて思うと、後世の人には同じく「何それ?」とか思われたりしそうなのは、ちと残念。 私としては、居酒屋で「ケータイがなかった時代は待ち合わせとか不便でさー」とかいう話が、若いヤツの前でできたら、けっこう満足です。
2004.11.21
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著者/訳者名 : 岩月謙司/〔著〕 出版社名 : 講談社 (ISBN:4-06-272177-5) 発行年月 : 2003年01月 販売価格 : 735円(税込) 目次 序章 セクハラを嫌がるのは女性だけ第1章 感情を正確に記憶する女性たち第2章 自分の感情に自信を持っている女性第3章 泣くから悲しいのか、悲しいから泣くのか第4章 女性のカンを妨害するもの―その1・自己欺瞞第5章 女性のカンを妨害するもの―その2・小さい快しか与えられなかった場合第6章 女性のカンを妨害するもの―その3・自己受容できない場合<感想> タイトルを見てこの本を読んだ人は、何か思うところがあったのでしょう。「バカ」と思ったのか思われたか、それとも「男のほうがバカに決まってるじゃない!」と思ったか・・・。 タイトルの結論を言うと、「女性は言葉では説明できないことがわかってしまうが、それをうまく論理的に説明できないから」ということらしいです。「女のカン」なんてよく言われますが、この本によれば、女性は男性に比べて、観察力、洞察力に非常に優れているとのこと。ただ今の社会は「言語で論理的に説明できることが重要」とされているため、女性はどうも評価には恵まれないということです。 いろんなエピソードやたとえ話を交えて男女の性差のことが書かれてありますが、どれも思わず納得してしまうことばかりで「うーむ」と唸ってしまいます。 「なんかイヤ」とか「その感じわかる」みたいなセリフを女性はよく口にする気がしますが、言葉に表現できないそういう感情というのは男性よりもずっと豊富にあるのでしょう。ただうまく説明できないだけで。 「論理的に説明できないものは評価されない」今の社会ですが、男性が得意な「論理的思考」というものけっこうアヤシイものだと思います。「論理的にいってA⇒B⇒C」なんてやってると、導き出された「C」が意外とトンデモない結論だったりするわけで、その結果が今の世の中になってるんではないか?なんて気もします。 女性は「Cはなんか正しくない気がする!」とわかるわけで、そういう直感というのには憧れます。男性はなまじ論理的に考えてるぶん、正しいような気になってしまう「落とし穴」にハマリやすいですから。 でも女性がわかるのは「身の回りのこと」に限られるそうです。政治とか経済のことがパッとわかるかといえばそうでもない。もちろんそういう女性の直感を社会の大きな部分にフィードバックしていくことが大事なんですが、女性達が一部のオジサマ政治家に熱狂的になってしまうような現象もあるわけで、まあどっちもどっちということでしょうか。 人間は一人では能力的に完全にはなれないということなんでしょう。だから性差があるわけで、ほんとはお互い違う力を出し合っていくべき話なのに、「バカ」とか思ってしまうのはなぜなんでしょうか? 「論理偏重の社会の問題」という話になりそうですが、最近自分の読んでいる本が、そういう問題に行き着いているということに気がつきました。 養老孟司は「世の中、考えてわかることばかりだと思うな」と言ってますし「オニババ化する女たち」の三砂ちづるも「もっと本来の体の声を聞け」、羽生善治も「自分にとって一番いいと思えるものを簡単に単純に考えろ」なんて言ってます。 論理偏重の問題っていうのは実は男性である私個人の問題でもあります。生き方がどうも理屈主義に走ってしまう今日この頃です。 「体の欲求」が直感的に、無意識のうちに私にこういう本を読ませてくれてるとしたらいいんですが。
2004.11.17
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著者/訳者名 : 小栗左多里/著 出版社名 : メディアファクトリー (ISBN:4-8401-0683-5) 発行年月 : 2002年12月 販売価格 : 924円(税込) 目次 1 ダーリンはこんな人(語学が大スキ!豊かすぎる感受性 ほか)2 一緒に暮らし始めたころ(家族への紹介日本人気質? ほか)3 つらつらな毎日(ハニーと呼んでおふくろの味 ほか)4 やっぱり違う、こんなとこ(日本語って大変英語修得のコツ ほか)5 それでも仲良く暮らすコツ(プランBでいこうケンカの原因 ほか)(2巻は省略)<感想> 売れまくってるこの本。確かに面白いです。でも、正直なにか違和感があります。というのは「なぜ国際結婚の漫画が今売れるか?」という疑問。 別に漫画だから悪いと言ってるわけじゃなくて(むしろ漫画は好きなんだけど)、こういう漫画なら「あたしンち」のけらえいこの 『7年目のセキララ結婚生活』『たたかうお嫁さま』 なんて前からあったし、国際結婚の人なら、山田詠美はいったいなんだったんだ?みたいな話。正直「今さら国際結婚の話」っていうのも何で?という気もします。千昌夫とか西川きよしの頃からあるわけで。 結局、この本は「トニーって人の話」ということなんだと思います。「トニーってホントにいい奴」というのがすごく伝わってくるんですよねー。耳なし芳一の話のあたり最高です。まあこういうタイトルはご愛嬌ということで。 問題は「コレ漫画じゃなかったら誰も買わなかったんじゃないの?」というあたり。この作者の本業の漫画は知りませんが、この本は漫画としてバツグンに面白いわけです。今や漫画エッセイというのは出版界で無視できない存在になっちゃったんですね。時流ということでこれからもたくさんこういうのが出てくるんでしょう。今は違和感ありますが、これから普通になっていくのかもしれません。 しかし「ダーリンはアメリカ人」だの「ドイツ人」だの「イギリス人」「タイ人」「マレーシア人」だの2匹目のドジョウを狙うみたいな本が山ほどあるのはどうなんでしょうか? 面白い本(漫画)書けば、勝手に売れるってのはこの本が証明してくれたんですが。
2004.11.10
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著者/訳者名 : 桜井章一/著 北村泰弘/撮影 出版社名 : 竹書房 (ISBN:4-8124-0488-6) 発行年月 : 1999年08月 販売価格 : 1,575円(税込) 本の内容 裏社会で勝ち続けてきた雀鬼、桜井章一が優しく語りかける心の奥深くに染み入る一言。その一言に我々は救われ、勇気をもらう。―写真家北村泰弘が1年間以上にわたって撮り続けてきた桜井はときに厳しく、そして深い慈愛に満ちた表情だった。<感想> 新宿の裏社会で20年間も不敗で通した麻雀の鬼「雀鬼」こと桜井章一さんの写真集(名言集)です。 私は「ショーイチ」という漫画でこの人のことを知りましたが、多少の脚色はあるにしても、本当に存在した人だとはとうてい思えませんでした。そしてこの写真集を見るとさらに驚くのが、「雀鬼」が実に優しい良い表情をしてるということです。 長い間、新宿のヤクザや裏社会の人間と交わってきた人とはまるで思えない、子供のような表情をしています。 多くの緊張や怒り、哀しみ、そして喜びを知った人間というのはこういう表情ができるものなのでしょうか。「こういう顔の大人になりたい」と本当に思える人です。「心温かきは万能なり」「権力者になるな 指導者になれ」「迷ったときには真ん中に立て」「仕事とは汚職である。仕事ができるとは、いかに汚いものを処理できるかだ」「不調とて我が実力」 壮絶な人生を送ってきたがゆえの言葉には重みがあります。いわゆるサラリーマン的成功をした人の話ももちろん良いのですが、アウトローとして生きてきた結果が、こういった言葉になるというのは実に感動です。「人に勝つために頑張るのはやめろ。勝とうとではなく強さを育(はぐく)もうとしろ」 裏麻雀界で生きてきた人にこう言われたら、我々の細かい勝ち負けなんてどうでもよくなってしまいます。 人間の勝ち負けの向こう側には何があるのか教えてくれる一冊。
2004.11.09
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著者/訳者名 : 和田秀樹/著 出版社名 : 中央公論新社 (ISBN:4-12-150109-8) 発行年月 : 2003年11月 販売価格 : 735円(税込) 目次 第1章 脳に眠る英語力第2章 大人にとっての英語脳第3章 ビジネスは「読み」だ第4章 通じる「書き」を究めろ第5章 大人の「話し」は内容で勝負第6章 英語を背景に日本の社会を考える本の内容 大人に必要なのは「流暢なお子さま英語」か?否。こてこてのジャパニーズ・イングリッシュでOK。大切なのは中身だ。脳内に眠る記憶=受験英語を再活性する“ずる賢いやり方”を伝授。<感想> 英語に関しては、前から思っていたことがあります。それは「平均的な日本人は果たしてどのくらい英語が喋れるのか?」ということ。 私も昔は普通に受験勉強してましたが、正直まったく話せません。海外旅行に行くときに100円ショップで「トラベル英会話」みたいな本とCDを買って即席で覚えるくらいです。 これだけ英語ブームの世の中ですが、実際に普通の大人がどれくらい英語能力があるかという調査とかデータってないんでしょうか?まあ平均値をとったところでどうするって話もありますが(笑) この本は、ベストセラー「受験は要領」の和田先生が英語を語るとこうなるという一冊。世はあいかわらず英語ブームですが、その向こう側にある目標は何かちゃんと考えてるの?って話です。 筆者はいきなり断言します「大人になってから勉強してもペラペラになるのは無理!」なんかこう断言されるとホッとしてしまいます。 筆者は言います。「ビジネスで使うのは結局、読み書きだろ」と。資料やメールを読んだり、レポートを書く必要はあっても、日本で仕事をする以上、外資系の人でもなければ英語で話す機会なんてそんなにない。社長が外国人になっても、社長と話をするわけじゃないしってわけです。 要するにいわゆる受験英語をそのまま使えばけっこうビジネスも乗りきれるんではないか?という話なんですね。 いつもながら和田先生の合理主義にはなるほどと感心します。またこうも言います。「発音は悪くても文法があっていれば英語はわかってもらえる。むしろ話すべき内容が大事。」 英語が話せても中身が空っぽじゃしょうがないだろってことです。うーん確かにそのとおり。英語が話せても外国人と話すコトって別にないもんなー。 以前、海外旅行の飛行機で隣に座った外国人に、たまたま話しかけられましたが、英語はともかく「何を話していいかわからない!」ってコトがありました。やっぱコレは英語以前の問題ですね(笑) ここからは私の考えですが、今の日本では「とにかく英語が喋れるってことがカッコいい」わけですよね。とりあえず何を話してるか関係なく。(ペパーダイン大学みたいな話もありました) でも、それはそれで良いんではないかと思います。とりあえず、中身は海外旅行で買い物に困らないレベルで御の字ではないかと。「仕事で英語が必要」って人はどのくらいいるのか知りませんが、テレビCMの坂口憲二を見ると「お前マジでやる気あんの?」ってツッコみたくなるのは私だけ?(だいたひかる風)。大多数の人は必要にせまられてるわけじゃなくて、スマステーションの慎吾よりちょっとわかるくらいで満足なんです。 「ちょっとカッコいい自分」になりたくて勉強するくらいの気軽さでいいんだと思います。 和田先生のマジトークももちろん正論なんですが、「カッコだけの英語」みたいな本があったらそれもいいと思います。(作者は木村和久を希望)
2004.11.08
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著者/訳者名 : 椋木修三/著 出版社名 : 成美堂出版 (ISBN:4-415-06985-1) 発行年月 : 2002年07月 販売価格 : 550円(税込) 目次 第1章 「眠れる力」はこう全開する!―最大効果がたちまち得られる基本テクニック第2章 情報を一瞬で取り込むテクニック―短く覚えて長く忘れない回路をつくる第3章 自分の「カベ」を破る高度なステップ―記憶術は組み合わせることで凄みをます第4章 記憶術を「成功術」に進める―自分の評価を飛躍的に高めるもうひと工夫第5章 記憶力を徹底して使い込む法―訓練された脳は無限の力を出し始める第6章 自信はこの源からみなぎる!―記憶のメカニズムを徹底的に知ろう 本の内容 記憶力を鍛えれば能力全体が伸びる。能力が伸びれば人生は成功へと進む。「頭の良さ」を急上昇させるおとなの勉強法。<感想> 昔、「少年マガジン」みたいなマンガ雑誌の裏表紙あたりに「驚異の記憶術!」みたいなアヤしげな広告がありました。テストの前の晩なんか「これがあればなー」なんて本気で購入を考えたりしたもんです。でもあれは広告費用がかなりかかっていたはずですから、今にして思えば、中学生あたりがこづかいで買えるシロモノではなかったように思えます。 この本は内容的にはかなり使えます。昔のそういう記憶術もたぶんこういう内容が書いてあったんではないでしょうか。 イメージで物語をつくる「イメージ記憶法」。身の回りのものを結びつける「基礎結合法」。数字を覚える「数字変換法」などなど。要は「鳴くよウグイス平安京」みたいな話なんですが、いろんな記憶術のパターンが書いてあるので、人の名前を覚えたりするのに大人の世界でもけっこう応用がきくはずです。 実際、こないだテレビでやってた「IQテスト」で、この本の方法をつかったら、記憶部門ではかなり良い点とれてたりします(まあそんなに大掛かりな話じゃないんですが)。 この本は500円で買えるわけなので、雑誌の広告のやつとか通信教育とかに比べると、ものすごく安上がりで記憶術の要点がつかめるはずです。こういう技術は一度覚えると生涯使えるので、かなりオトクなんではないでしょうか。 タイムマシンでもあったら中学生時代の自分に持っていってあげたいもんですね(笑)
2004.11.07
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著者/訳者名 : 酒井順子/著 出版社名 : 講談社 (ISBN:4-06-212118-2) 発行年月 : 2003年10月 販売価格 : 1,470円(税込) 目次 余はいかにして負け犬となりし乎負け犬発生の原因負け犬の特徴負け犬の処世術負け犬と敗北負け犬にならないための10ヵ条負け犬になってしまってからの10ヵ条<感想> ファミレスに行ってメニューが多過ぎて迷うことってあります。特にグループで行ったりすると、他の人が注文したものの方がおいしそうに見えてきたりする。 社員食堂みたいに、みんなでA定食かB定食しかないとこで食べてたほうが、精神的効用が高いということもあると思います。 ベタなたとえですが、この本の話はメニューのたくさんあるファミレスにいる人の話みたいに見えるわけです。この本でいわゆる「負け犬」といわれてる人達は、ステーキを食べてるわけですが、向こうのほうで主婦が食べてる和定食を見て「向こうの方が良かったかなー」なんて言ってる。 ステーキの方が普通は豪華でおいしいわけですが、和定食の方が、栄養のバランスも良いし、トシとっても毎日食えるし、安かったりするわけです。若い頃は肉が好きで食べてたけど、最近だんだん胃にもたれてきた。でも肉もそれなりにおいしいし、当面ステーキでもいいのかなーという感じ。 筆者が言ってるのは「負け犬」になりたくなかったら、「ステーキに目移りしないで、和定食を注文する勇気を持て」ってとこでしょうか?そういいながら筆者は周囲を気にせず、ゆったり肉なんかを食べてるわけですが(しかも最近本が売れて肉もグレードアップ!) そう考えると、先日の日記に書いた「オニババ化する女性たち」の筆者なんてのは、自分は品数の多いステーキ御膳みたいのを食べてるくせに、「和定食の栄養の良さ」をこんこんと説いてたりするので、ちょっとムカツクわけですね(笑) 個人的な意見ですが、ステーキを食べてるくらいの「負け犬」の人はまあ良いとして、メンチカツとかハンバーガーくらいの「負け犬」の方は、早めに和定食に切り替えたほうがいいのでは?という気がします。 和定食でも「刺身盛り定食」なんて狙わないで焼鮭定食とか納豆定食でいいじゃないですか。今日の日記は露骨に話すのがコワいため、なんか抽象的になってしまいました。
2004.11.06
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著者/訳者名 : 高橋がなり/著 出版社名 : 青春出版社 (ISBN:4-413-03494-5) 発行年月 : 2004年10月 販売価格 : 1,260円(税込) 目次 僕が年商90億円社長になれた本当の理由お金は「縦幅」と「横幅」で考えよ妄想の網で成功をひっかけろ!マジメが取り柄のカメはお調子者のウサギに負ける結果の出ない時間の使い方はムダである自分の値段は自分で決めろ!恋愛とビジネスの根っこは同じである「思考の群れ」の一員から抜け出せ!ヒドい上司こそ自分を鍛える養成ギブス「アオリ」と「フカン」で逆風を乗り切れ!〔ほか〕 本の内容 誰もやらないけど誰にでもできる勝利の「王道」を教えよう。「がけっぷち」から勝つための最強の成功論。<感想> テレビ「マネーの虎」で一躍有名になった、ソフトオンデマンド高橋がなり社長の成功論です。前著「がなり説法」と内容はけっこうかぶってますが、短い章ごとにポイントがまとめられているので読みやすくなっています。というのもこの本は雑誌「ビッグトゥモウ」に連載されているコーナーを単行本化したものなんです。雑誌連載中では豊富にあった、仕事風景などの写真がなくなっているのはかなり残念。この高橋がなりという人は表情が実に良いんです。テレビうけしたのはよくわかる。そのうち写真集でも出しそうな予感がします。 「ビッグトゥモロウ」というのは、若い人向けの自己啓発系の雑誌です。なんだかなーという企画もありますが、この連載みたいな良いのもあるのでけっこう読んでます。 この本で筆者の展開する成功論は、とにかく「努力しろ」ってことです。最近の成功論の本には「あなたもカンタンに成功できる」とか「誰でも儲かる方法」みたいなものがあふれていますが、その中でこの本はあえて直球を投げます。「カンタン系」もテクニックとして知ってて損はないんでしょうけど、基本はやはり「とにかく一生懸命頑張る」ということなんですね。「若い頃の給料は時給200円程度だったが、テリー伊藤から教わったことは時給換算できないくらいデカかった(筆者はテリーの弟子)」「どこへ行っても変わらない仕事とは、自分でつくった仕事」「自分の姿を俯瞰で見よ。自分の能力をきちっと整理して、しかるべき優越感と劣等感を持て」「「俺は一生懸命やっている」と自分をだますな」「幸運を運んでくるのは女神ではなくボブサップみたいな野獣。しかもヤツは足が速いうえ、急に来る」 この人は、精神的マゾというかアマノジャクというか、自分を追い込むのが本当に好きみたいです。筋肉もそうですが、負荷をかけないと人間やはり強くはなれないんですね。 「カンタンに成功する方法」に思わず手が伸びてしまう自分に戒めの一冊です。
2004.11.05
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著者/訳者名 : 三砂ちづる/著 出版社名 : 光文社 (ISBN:4-334-03266-4) 発行年月 : 2004年09月 販売価格 : 756円(税込) 目次 はじめに オニババ化とは何か第1章 身体の知恵はどこへいってしまったのか第2章 月経を「やり過ごして」よいのか第3章 出産によって取り戻す身体性第4章 女性はなぜオニババになるのか第5章 世代をつなぐ楽しみを生きる本の内容 行き場を失ったエネルギーが男も女も不幸にする?女性のからだについて、思春期、月経、性、出産という、もっとも本質的なことについて再考する。<感想> エキセントリックなタイトルはやはり「バカの壁」以降の影響なのでしょうか?中身はまっとうな女性論ですが、こういうタイトルだと妙な誤解も受けそうです。確かに単なる「女性の身体性を取り戻す」ってタイトルじゃこの本、買わなかったかもしれません。「インパクトのあるタイトル」→「でも中身は読ませる正論」はいろんな意味で正解ですね。 「女性は子供を産むべき存在である。結果的にそのほうがうまく行く」という話が、外国の様子や歴史的背景を交えて、読みやすく書かれています。おそらく少し前までは、そんなこと今更言うまでもない、当たり前のことだったんでしょう。だから誰も言わなかった。でも最近の「結婚、出産はしなくてもよい」という風潮に一言もの申したいという筆者の思いが伝わってきます。 「本来考えるまでもないこと」なんでしょうが、あえて打算的なメリットも色々書いているのが筆者の柔軟なとこです。 経歴と理論だけを聞くとカタそうな人を連想しますが、年齢的にも意外と若く(40代半ば)、言い方がやさしいので好感が持てます。しかし言いたいことはちゃんと言う。「たいした才能も仕事もないそこらへんの女性は早く結婚して子供産め」みたいなことをやんわり言うわけです。イマドキこれはなかなか言えない(笑)筆者は結婚も出産もして、けっこうな肩書きを持つ女性ですから、いわゆる「負け犬」の人達からは、「アンタはいいよね~」と反発を買うのは必至です。 しかしこの本、感動します。男の私も感動したんだから、女性はもっと感動するでしょう。自分の生活を見直す人もいるかもしれません。でも負け犬の人達だって、この本で言われてることなんて重々承知なんです。「結婚→出産が理想的幸せ」なんてわかってる。でも理想どおりにはなかなかうまく行かない。この本を読んで落ち込む人もたくさんいると思います。 意外と「勝ち組」の主婦なんかが育児の合間にこの本を読んでホッとしたりするんでしょうか。どちらにしても、この本ロングセラーになる予感がします。
2004.11.04
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著者/訳者名 : 宮部みゆき/著 出版社名 : 新潮社 (ISBN:4-10-136918-6) 発行年月 : 1998年02月 販売価格 : 900円(税込) 本の内容 休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。<感想> 宮部みゆき初読でした。かなり分厚いのでちょっとひきますが、内容の面白さにグイグイ引き込まれます。主人公の刑事は、切れそうな細い情報の糸をたどって犯人を探していくんですが、だんだん自分が犯人探しをしてる気分になってきます。登場人物もキャラが立っていて、サイドストーリーでもありそうな雰囲気になってます。 この本を読んでて思ったのが「こりゃ、昔のアドベンチャーゲームみたいだなー」と。 ありましたよね、「ポートピア連続殺人事件」とか「オホーツクに消ゆ」みたいの(懐かしー)。全国をまわって写真を見せながら聞き込みするわけですよ。で、糸が切れそうになったとき、誰かが「そういえばあの人、気になるコト言ってたわねえ」とか言って、さらに新しいトコに行けるみたいな(笑) 実は、作者はゲーム好きの人みたいですね。この小説はいわゆる「社会派」という扱いになってるらしいですが、内容はそんなにリアルというわけじゃないと思います(けっこうご都合主義だし)。ただ、「面白さ」と「リアルさ」のバランスがちょうど良い。リアルなら面白いってわけじゃないですからね。 携帯電話の扱いをはじめ、いささか細部に古い感じがしますが、それがまた「そういう時代もあったなー」みたいな遠くない郷愁を感じさせます。
2004.11.03
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